銀杏の子。
何と称したらよいものか、わかりませんが。
銀杏が落ちて、あの臭い匂いを発するようになる2~3か月も前の、
まだ若草色の銀杏を食べたこと、ありますか?
「銀杏中毒」
普通の時季の銀杏でも食べすぎると銀杏中毒を起こすこともある。
だから。
おススメは出来ません。
大風でもがれて落ちたばかりの銀杏の、傷ひとつないものを食べてみます。
緑の果肉をこそぐと、いっぱしの殻が出て来ます。
この殻、まだ柔らかい。
指で押すだけでつぶれるほど。こじあけるのにクルミ割りきなんぞ必要なし。
中の銀杏は若草色でぷにゅぷにゅしています。
それを生で食べるのです。
新鮮なみずみずしい果液が口に広がります。
しぶくも、にがくもありません。
但し。落ちた時にちょっとでも実に傷がついたものだと、たちまち苦い。
食べてもせいぜい、3つくらいにします。
いくら美味しいからといっても、やはりお腹には毒です。
それに、そう落ちているものでもなし。
・・・こどものウチのものは、本当はおいしいんです。
仔牛でも、新芽でも、銀杏でも。。。。
禁断の味です。