毎週土曜日の合同練習、今秋は中止とのことで、MOURIから藤沢行きのお誘い。
うれし~。
最近作るものにマンネリしていたから、何かヒントが欲しかった。
藤沢の久昇は云わずと知れた名店で、定番料理の他 毎月変わる「おすすめ献立」も魅力的。
その殆どが“意欲的な創作料理です。
我が家のマンネリを打開するためにも毎月行きたいところ。
今回は、初めての夏メニューを楽しみます。
まず目に付いたのが「いちじくのワイン蒸し」と「アボカドの揚げ出し」
でも、いちじくとアボカドは、お通しに登場してるからなぁ。
久昇のお通しは、予約で来店した客と、ブラッと来店された方と違うみたいです。
私たちは、遠方からなので必ず予約を入れます。
( じゃないと土曜日は絶対に無理 )
本日、予約席にセットされてたお通しはこちら⤵
アボカドのマリネ添え、かぼちゃのマヨネーズかけ、いちじくの白みそがけ
うん、美味し。
美味しいけれど、マンネリ化した我が家の新メニューにはならないかも。
7月のおすすめ献立からは、「アロエの刺身」「棒がにの酢の物」「日四又(ひしまた)の卵焼き」を注文しました。
アロエって、無味無臭なんですね。
ツルっとした食感を楽しむのか・・・。
見た目も涼しげで夏にピッタリです。
これからは、アロエを見ると「皮をむいて醤油かけて食べたい」とイメージするようになるでしょう。
ホロホロと色とりどりのあられがかけてあるのが可愛い。
棒がには、特に夏という感じではないけど、三杯酢の加減は絶品!
どちらにも同じ添え物 ( 茗荷 ) だったのが、少し残念。
日四又の玉子焼き
久昇の「玉子焼き」は、「おから」「牛すじの煮込み」「きぬかつぎ」と並ぶ、定番人気メニューです。
今月は、その玉子焼きが、鰻入りになりました。
「
日・四・又という三文字を縦に並べて、魚ヘンを付ければ鰻という字になります。
いつもの玉子焼きより甘目が抑えられていたように思います。
加える食材によって味加減を変えるなんて、やっぱり凄い。
きぬかつ
ふっくら煮て、皿に接した下部分だけに包丁が入って、並んでいます。
塩が添えられているけれど、塩は付けずにそのままパクリと食べました。
鯨の叩き ( ゆず胡椒味で )
あれれ、ここにも茗荷だ。(笑)
ウズラの卵をかけたので、結構濃厚な風味。ゆず胡椒の風味はそんなにしないかも。
小柱と大葉のわさび和え
沢山の大葉で小柱が隠れてます ( ´艸`)
大葉を1枚2枚使って、残りをヘナヘナにしてしまうこともありますが、
このくらい大量に使って、大葉を主役にする手もあるのか。
目からウロコ。
久昇に来て、「おから」を食べないで帰るわけにはいかない。
こちらのおからは、サラサラしています。干しえびをフードプロセッサーで粉粉にしたものを和えているんじゃないかしら。サクサクした食感が、ふつうの「おから」の食感じゃありません。生アミのようなものも、一緒に炊き合されていて、干し椎茸の出汁と合わさって、複雑な旨味です。味加減も大変上品な逸品。
「おから」って、元々は豆腐の残り物で作られた庶民的な食べ物でしょうが、デパ地下などで売られているのは、妙に甘かったりベトベトしてたり、なかなか美味しいのにあたりません。
その「おから」を久昇は、高級料理の一品にに変えてしまっています。
「最後の晩餐に、何を食べたい?」と聞かれたら、迷わず「久昇のおから」と答えます。
いつも大繁盛の久昇さんですが、板長さんの隣にいらした太っちょの二番板さんの姿がない。
だからちょっと忙しそうです。
どうされたのかな?
ごちそうさま、また来ます。