峠を越えようと国道に入ったものの、通行止めの看板でUターン。
ちょっと早いけれど、食事をしようということになりました。
そういえば。
途中にちょっと気になる食事処があったわねぇ。。。
飛騨牛って書いてある。
ここにしよう。
中は、普通のお家をぶちぬいてるのね。
あっちこっちにテーブルがあって、、、
押入れかくし www すだれがお茶目
どれどれメニューは、、、
ステーキは時価なんですね。
串焼丼定食は、3本の串が丼ぶりに乗っています。
お店のオカアサンによると、
牛串の味付けは、たれ・塩コショウ・辛いの から選べるんだそうです。
3本とも違う味でもいいし、たれ1&塩コショウ2とか、好きな組み合わせでもOK。
じゃ、2人とも串焼丼定食をお願いします。
「ちょっと待っててくださいね」オカアサンは、私たちの横にあったテレビのスイッチを点けます。
テレビを見せてくれるのかと思ったらそうじゃなくて。。。
既にDVDがセッティングされてて、番組がスタート。
はじまり はじまり~
「飛騨トンネル先進坑工事の記録」
正確なタイトルは忘れましたが、飛騨トンネルの着工から開通までの記録映画のようです。
・・・なんだか小学校の授業みたい。
流石にカーテンで部屋を暗くはされませんが、見るしかない雰囲気 w
テレビには、プロジェクトX並みの迫力映像で、トンネルを掘削していく様子が映し出されます。途中で大水が出て、それをポンプで排水したり、数々の困難を乗り越えて完成するまでの記録が面白いこと、面白いこと。釘づけです。
30数分の作品でしたが、興奮の内、観終りました。
終わった。。と思ったら、料理が運ばれてきました。
凄い。
お盆や器はちゃちい ( 失礼 ) m(__)m ですけど、味はさいこーです !!!
オカアサン 美味しいよ~ A5特級牛肉。
3本の串焼きの味を3種類にしたのは正解。
手前の塩コショウは、キリッした味。真中のたれは甘目、奥の辛いのは豆板醤ぽい味。
一口ずつ食べたら、串からはずして、好きな順番で食べたりできて、面白い。
お蕎麦が、また最高。
ぷきぷきした歯ごたえの手作り感が楽しめて、おつゆもまた良し。
このお豆腐もまた良し。
堅めのお豆腐が東京のとは全然違う味で、濃厚です。
その他、すぐきの漬物も、赤紫蘇で漬けたらしい大根も、
デザートのメロンも、全部 美味しくいただきました。
飛騨牛は、前夜高山で食べたものよりも質が良くて柔らかく、旨みもある。
もちろん焼き方も良いんでしょうが、さすが A5特級 です。
こんなに美味しいなら時価だというステーキも食べてみたい。
お勘定の時に、オカアサンと話をしたんですが、
A5ランクでも、昨日入荷したのは驚くほど特上のものだったそうです。
「昨日食べられたお客さんはラッキーだったと思いますよ」
お値段は、7,000~8,000円といったところらしいですが、こんな美味しいお肉なら安いんじゃないかしら。東京では、とても8,000円では食べられないでしょうから。
でも、一見で時価のステーキを頼むのは、やっぱり勇気がいるね。
白川郷の柊さん、おそるべし。
もっと近かったら、今度はステーキを食べに来たいです。
・・・それにしても、あのDVD、食事が出来る時間と同じだったけど、
計算された演出だったんでしょうか。。。
北陸での最後の食事は大正解。
美味しかったねぇと、何度も言いながら、
あの ( 苦労して完成した ) 飛騨トンネルを通って帰路につくこつにします。
北陸旅行のお話。これでおいまいです。
帰ってきてから、一か月半もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。