右 人差し指の第二関節が痛みだして、かれこれ1年になります。
左右 見た目は変りないんですが、触るとしこりのようなものがある。
心房細動の為通院したA大学病院でついでに看ていただいたら、
念のためと<リウマチ科>に回されて、結果はグレーの診断で終わりました。
グレーとは何ぞや。
リウマチの先生によると、
「甲状腺 ( バセドー病など ) の病気がある場合、関節炎になることもある。
リウマチの薬は副作用が強いので、グレーゾーンの患者に投与はしたくない。
甲状腺の数値を睨みながら要観察をしていきたい」というお話。
リウマチは不治の病ながら、初期の段階なら薬でたたくと治ると聞きました。
ちょっと心配だったけど、先生の診断にお任せして痛み止めを処方してもらうことになりました。
ところが甲状腺が改善されても、一向に人差し指の違和感は続き、
甲状腺の先生に書いていただいた紹介状を持って、別の大学病院Bに行きました。
初めての病院。
「感じのいい先生だといいな」
腕はともかく、なぜかそう思ってしまいます。
診察室のドアが開き、アラフィフ男性医がお婆ちゃまの車いすを押しながら出て来ました。
「そうか、〇〇さんはこのあと循環器内科だったよね、そっちの看護士さんに来てもらうように言っておくから、ここで待ってて」
先生はそう言うと、お婆ちゃまの車いすをベンチの横に停めました。
看護師さんでなく先生自ら押して出てくるなんて。。。
驚くべき光景を見ましたが、それが私の担当医になってくださるY先生でした。
Y先生は、甲状腺の先生の紹介状を読みながら問診を続けます。
Y先生「朝とか夜とか、痛さや違和感に違いはある?」
ざっくばらんな口調ながら、優しさと暖かさのこもった言い方です。
Marco「特にありません」
Y先生「特に指や手を使う仕事ではないよねぇ」
とパソコン画面を見ながらマウスをカリカリする先生を見て、ふと思った。
Marco「あっ先生、それ、パソコン結構やってます。マウスのスクロールも。。。」
Y先生「(笑)それ、臭いねぇ。人差し指結構使うもんなあ。
リウマチの初期症状はね、朝こわばりがあるの。それがないところを見ると、
僕はリウマチではないと思うが、身内に2人もリウマチの人がいるとなると、
心配でしょう? 検査してみる?」
Y先生は、自分の判断と別に患者さんの気持ちをくんで下さるお医者さんです。
患者の不安を取り除くことが、治療のひとつでもあるということを実施していらっしゃる。
ああ、信頼できる先生にめぐり逢えて良かった。
血液検査の結果、先生がおっしゃる通り、ただのマウスの使い過ぎということに
落着く予感がします。
・・・そうなったら、ブログの方も少し自制しなければいけなくなるかも。。。
それはそれで、、、困ったな。