ドラマ「白洲次郎」第1話を見ました。
主演のふたりが、ナイスキャスティングだと思いました。
次郎と正子が英語で口論するシーンがキチンと 英語VS米語 の対比になっていて興味深かったです。
白洲次郎 ( QueensEnglish ) をやる俳優が、PresidentEnglishでは、よろしくないでしょうし。。。
伊勢谷さんも中谷さんも、もともと英語は堪能なのでしょうが、演じるにあたっては、
そういった発音にまで気を配られたのではないかと思うんです。
その上、中谷さんは『能』まで披露しているのですから、準備も並大抵なものではなかったハズ。
うろ覚えの台詞で現場に入るアイドルタレントの、やっつけ仕事のようなトレンディ―ドラマも数多くある中、この作品のように「これは映画並みの準備 ( スタッフも演者も同様 ) をしてきたに違いない」と感じさせるドラマが作れるのは、やはりNHKをおいてはないのかも知れません。
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それにしても白洲次郎とは。
ドラマの題材としては秀逸なはずが今まで取りあげられなかったのは、
《演じられる役者がいなかったから》という理由もあるのではないかしら。
以前「兵隊と娼婦が出来る役者は山ほどいるが、インテリを演じられる役者は、なかなかいない」というプロデューサーの話を聞いたことがあります。
実在する人物のドラマ化は ( 親族や関係者が健在の場合は特に ) 制約が多くて作り難いとも聞きました。
白洲次郎についての文献は少ないので、エピソードを構築するのに、ご家族の協力が不可欠だったこともあるでしょうしね。
次回放送(最終回)が6ヵ月も先(8月OA予定)というのは何故なのだろう。
何だか難しい問題が起こっていたのかも、、、なんて思いながら次作を楽しみにしている次第です。
演出家は、大友啓史さん (左記の写真)
大友啓介さんの演出力は「ハゲタカ」でも認知していましたが、
今回の演出も秀逸で、特に音のセンスが抜群だと思いました。