「何か食べに行くか」
この言葉、大好きです。
まだ食事の仕度を始めてないタイミングでMOURI が帰宅。
そんな時の何十回に一回、こんなこともあるのよ。
「うん、行く行く」
大抵は鰻に決まるんです。大好物だものだから。
電車に乗って向うのは日比谷にある「神田きくかわ」。
ここの店長さんは接客が素晴らしく、美味しいものを沢山紹介してくださるの。
彼女に任せておけば、美味しいものに沢山ありつけるワケです。お酒も。。。
今日も「肝焼き、残り2本なので先に注文いただいときましょう」と、
おしぼりくれる前にチャッチャと厨房に走る。
まずお酒は。。。
昨年勧めてもらって美味しかった佐渡のお酒、『北雪』 純米吟醸が今日は無いんだそうで、
どうしようか迷っていたらもう一人の店員さんと2人で、小瓶をどんどこ持ってきてくれました。
この中から選んでっていうワケ。あはは。ケーキのオーダーじゃないんだから(笑)
「生酛」に決めました。
お通しは、これ。
ホッキ貝、ですかね。 ( 聞き忘れました )
それと何かのつぶつぶ卵がトッピングされてます。
これがいい塩梅の塩加減で、キュウリも美味しいし、まろやかでとっても美味しい。
絶対に頼むのが、キャベジン ( 奥 ) とうなぎのレバーよせ。
レバー寄せ、美味しい!!!!!
前回食べた時より、ずっとずっと、3倍も4倍も美味しい。
これはどうしたことか。
前回は、ほんの少々ですがレバー臭さが残っていて、味も濁った感があったのに。
今回は、スッキリとしてつややかで、煮凝りの甘さもとろける美味しさ。
本当は夏のものなんでしょうが、この時期の方が美味しいとは、もしかして板前さん、
代わったのかしら。
うなぎの肝焼き
これです、店長さんがGetしといてくれた最後の2本。
照りがあって、美味しい。
う巻
う巻も捨てがたい。
玉子がね、酒飲みに嬉しい味なんです。
甘ったるさが全くなくて、すっきりシャッキリしていて、中の鰻を引き立てている。
はじかみとおろしは、必要ない。
というか、後から別に食べればいい。
「美味しいねぇ」「幸せだねぇ」と言いながら一本空いてしまいました。
継ぎはこれ、飲んでみる?
七冠馬 ( ななかんば ) という島根のお酒です。
このお店のラインナップは、店長さんが選んでいるようで、うなぎにあうように辛口が揃っています。
ひとしきり辛口がもてはやされましたが、辛口であれば何でもいいというワケではない。
キリッとするだけのつまらない日本酒だってあると思うのです。
その点、この七冠馬。初めて飲んだんですが、凄く品がある。
キチンと嫌味のない甘味もあって、それでいて飲んだ後のサッパリとした感じが気持ち良い。
「なるほど。やるぜ店長」です。
あっ、大切なものを忘れていた。
骨の唐揚げ
忘れていたのは、お店のお姉さん。
これをコリコリやりながら、日本酒をぐぴっとやるのがまたいいんです。
結構、色々食べましたが、最後に私が頼んだのがこれ。
カニ豆腐というのに目がいきましてね。
冷たく冷やした茶碗蒸しみたいなものでした。これがまた美味。
カニの他に、細く切った椎茸と百合根が入っとる。あと銀杏。
この4つの組み合わせが最高で、おつゆの出汁具合も絶品。
「よーく味みておいて、家で真似して作っとくれ」と大変なプレッシャーをかけられました。
いやあまあ、美味しかった。
鰻屋さんは閉まるのが早いの。長っちりは禁物。
サッサと食べて、それじゃあ帰るといたしましょう。
鰻、食べないのかって?
おみやです、お土産
家飲みです。
セロリとクコの実と松の実を混ぜ混ぜして、柚子胡椒を和えてみました。
これで食べます、鰻丼。
えーん、何やってるんだろう。
写真はここまで。蓋取って中身の写真、撮るの忘れました。
「美味しかった」ということだけ、言っておきます。
ごちそうさまでした。