Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

草津&上田 珍道中 3

 

上田の街は多少知っていますが、いつも車でびゅーんのMOURI の為に散歩に出ました。

ホテルは上田駅からかなりはずれにあるので、もう少し街中に行きたいと思います。

 

東小学校

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学校の校庭って、何故か見たくなる。

最近の学校は、防犯上あまり勝手に入れないのね。

「関係者以外立ち入り禁止」のギリギリまで入れてもらって写真を撮りました。

 

今回の旅行?で、よく目にしたのが藤の花と紅カナメ。

今の時期は生垣の紅カナメが真赤になりますね。

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それから黄色い薔薇もよく目にします。

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ハナミズキも綺麗ねぇ。

 

上田は街中いたるところに小川が流れています。

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松本でも感じたのは「信州の小川の流れが速い」こと。

山からの水が豊富に流れているのは、気持ちの良い環境です。

 

あっあの路地いい感じ。

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家に入るのに小川を渡るなんていいなぁ。

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凄い、このお宅、門に家紋(笑)

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お隣の家の表札も面白い。

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昔の番地、、、なんですかね。

 

そしてその隣がまた凄い。

大谷医院 ② とありますが、現役なんでしょうかね。

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上田には、明治・大正・昭和初期の古き良きレトロな建物が沢山あります。

そして映画のロケ地として、随分使われています。

那須が舞台だった「犬神家の一族」市川崑監督作品も、ロケ地は上田の柳町だったし、

大林宣彦監督も随分上田がお気に入りの様子。

小津監督も、鈴木清純監督も、篠田監督も、山田洋二監督も、みんな上田で撮っている。

信州上田フィルムコミッション - 上田ロケ作品

古くて良い建物が残っていることも理由ですが、

もうひとつ、上田の人達は映画招致にとても協力的なんだそうです。

 

最近では「青天の霹靂」劇団ひとり監督・出演作品。

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上田映劇 という現役の映画館を、こんな風に変えちゃいました。

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看板も「雷門ホール」にしちゃってるし、

通りの門も「はなやしき通り」と貼り付けたまま、

お隣のビニール屋根も「浅草ファンタジー座 ストリップ」にしちゃってて。。。

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映画「青天の霹靂」の舞台が昭和40年代の浅草だったので、

これ全部、劇団ひとり組が造作したらしいんですが、上田の粋なのは、それをそのまま残していること。

 

初めてここを通った時には、事情を知らなかったので、

「どうしてここが雷門?」と立ちつくしてしまいました。

これ、MOURI に見せたかったんです。

あれ (爆笑) 

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出演表も「ペペとチン」とそのままにしてあるんだ。

でもその隣。「Actor 大泉洋」だって www 遊んでる~。

 

さて、そろそろ家に戻りましょうか。

今来た道をそのままじゃつまらないから少し回りながら、、ね。

海野町の商店街に、神社がありました。

高市神社 ④ 

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参拝をさせていただきましょう。

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「運の石」(?_?)

この海野町の市の神「高市神社」のご神体は丸々とした石です。

真田昌幸公が上田城築城の折に本海野より海野町を移築しました

その折海野に祀られております白鳥神社より霊力を宿る石を授かりました

これをお祀りしたのがこの陣壽のご神体の霊石です

ご神体には直接触れて頂く事は出来ませんのでこの度

真田昌幸公 幸村公 雌伏の地 高野山の麓九度山より

縁ある神石をお移しし、運の石としてお祀りしました

 運の石を撫でて 悪運を払い 良運を授かってください

 

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それでは、撫でさせていただきましょう。

 

石を撫でていたら、男性から声をかけられました。

私達が看板を読んだり、参拝をしている間、ずっと神社に水まきをしていた方なんですが、

最初はちょっととっつきにくいお顔をされてまして。。。

ところがこの方、凄く気さくな方でして、、、本当に見かけではわからないものです。

 

「どこからいらしたの?」

「東京の渋谷です」

「そう、僕も10何年東京にいたの。〇〇大学に通っている時は中野でね、その後靴の仕事をしていたから浅草に随分住んでいたの」

「そうなんですか。私のところは今、両親が仕事でこちらに転勤しているんで来たんですが」

「そうなのご両親、このまま住んじゃえばいいのに、長生きするよここにおられたら」

「えっそれは?」

「長野はね、長寿の県だからさ」

「ああ、確か沖縄を越してご長寿一位の県になったんでしたっけね」

「そうそう、なんでだかわかる?」

「いえ」

「塩分を取らなくなったからなんだよ。この先にいるお医者さんでね、ことあるごとに皆に漬物は食うなと言っているんだけど、それが浸透して、この辺の漬物消費が少なくなったわけ。今は殆ど煮野菜やワラビ・ゼンマイなんて山菜を食べるから、体に良いわけよ。ウチなんかも昔は何樽も漬物を漬けていたけど、今はそんなことしない」

「へえ」

「この辺りにマンションが出来ると、東京からリタイアした人が移り住んで、即完売さ」

「そうなんですか」

「上田の街って、千曲川のこっちにしか高い建物がないでしょう?」

「ああ、確かに丸子の方には高い建物ないですね」

「それはねこっちの方が堅い岩盤で、あっち側は柔らかい土壌なんだ。皆それ知ってるからね」

「へぇぇぇぇ」

お隣の靴屋のご主人だというそのオジサマは、他にも色々と教えてくれました。

NHK大河の「真田」効果はどの程度かお聞きしたところ、海野の商店街は苦戦をしているらしいです。

昔は70軒ばかり開いていた店舗も、今は皆車だから、郊外の駐車場の広い大型店舗に客が流れてしまい、

今海野の商店街で店を開けているのは20数店なんだそうです。

大変なんだなあ。

 

ところでこの建物。。。

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神社の後に見える建物は「旧上村旅館」といって、今は表の建物だけなんだそうです。

明治15年には森鴎外も滞在したことがあるとのことで、

その後、旅館からアパートになり、今は表側の建物のみで裏は駐車場になっているのですって。

建物を残しているのは、高市神社の裏の景観の事情もあるそうです。

いやぁ、すてきな建物ですね。

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柱のレリーフは桑の葉っぱだそうです。

上田はお蚕さんの為の桑の産地でもあるようです。

 

いやぁ、オジサマ、楽しいお話たくさんありがとうございました。

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そういえば、上田を歩いていると「上田のすてき」という文字を良く見ます。

この建物もそのひとつ「上田のすてき文化賞」を受賞したらしいけど、

そのすてきって、どこが運営してるのかな。

市なの? 新聞なの? 観光協会?

その歴代の「すてき」とやらを全部知りたいと思いましたが、わかりませんでした。

 

うん、そろそろまじで家に向かおう。

またまた面白い貼り紙発見!!

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上田の人って、本当に頓智が利いてるというか、シャレてますなぁ。

面白がる人達が多いんでしょうね。

すてき

 

六文銭も、こんな形に変えちゃったりして~

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♡ 歩き回ったのはこんなとこ ♡

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このあとは、安曇野ドライブのお話です ⇒