紫陽花が咲きはじめると、鎌倉に行きたくなります。
もごもご
「〇〇だと、鎌倉に行きたくなる」というフレーズは多々使ってるかも知れぬ。
「日本全国酒飲み音頭」じゃないけど、鎌倉に行く理由を何かにかこつけていると思います。
いいじゃない? 鎌倉
景色の先には必ず山が見える。。。
La foret et la table (ラフォレエラターブル) でパンを買ったら、長谷寺に向かって歩き出します。
紫陽花が沢山あるところといえば、、、、
明月院もいいし成就寺もありか。長谷寺もいいな。
あら綺麗。
電信柱に紫陽花のポット。
こんな風景もいい。
季草庵 ( ときそうあん ) の前を通り過ぎたら、残像に醤油団子。
珍しいです。
幸田文さんの「花見だんご」でもありましたが、
みたらし団子は多いけど、最近とんと少なくなった焼き醤油団子です。
これはおみやにしないと
歩き出してすぐ、これだもの。
今日はあまり寄り道しないで帰るつもりです。
寄り道といっても食事はしますけど。
いい感じの路地。
入ってみたい衝動をぐぐっと押さえて進みます。
長谷観音前まで来ました。
そうだ。参拝の前に腹ごしらえ。
今日はあそこにしよう。
鎌倉土鍋ごはん「Kaedena.」
混んでるかなぁ。。。
前から気になっていたんですが、いつも混んでいるようで入ったことはない。
よかった。
ピークは過ぎたみたいです。
2人席が4つ、4人席が3つほどの店内に、3グループほど食事中。
どんなものが食べられるのやら。
こちらが定番のメニューですね。
限定メニュー
大々鱒紅富士と鎌倉いんげんの照りだれバター土鍋ごはん
ちょっと気になる。イメージがわかないが食べればわかる。
これお願いします。
こちらの土鍋ごはんは注文してから炊きはじめるそうです。
土鍋ごはんの他に、こんな小鉢もあります。
ドキドキしながら炊けるのを待ちます。15分ほどして
じゃーん
素晴らしい。見た目も美しい。
ご飯は自分でよそうのね。
バター醤油の香りが鼻孔をくすぐります。
美味しい!!!
鱒とありますが、鮭のような味。
バターを合わせているから、鱒の脂分を補なわれてます。計算されてるんですね。
煮物も美味しい
大根、 人参、カブ、スッキーニ、長かぼちゃ。。。それとモチみたいなの。
全部それぞれの味がわかるように炊かれてます。
薄味だけどお出汁が利いているあんかけも美味しい。
カルパッチョ
鎌倉野菜のサラダの上に、鯛の薄造りが乗っていて、その上に何だろうコレ。
パリパリ揚げてある、この代物、そうね、丁度素麺とか、トウモロコシの髭とかを揚げた感じ。
お店の方に聞いてみました。
〔カダイフ〕というものだそうです。
カダイフは、とうもろこし・小麦粉・塩を水でよく練り、糸状にしたものです。 フランスでは「天使の髪」ともいわれもともとはトルコ料理のお菓子として有名ですが、現在はフランス料理に取り入れられカダイフ包み料理や装飾として使用されています。
カダイフ(kadaif)/クナフェ(knafeh)/カタイフィ(kataifi)
おっされーなものがあるんですね。これ使う、絶対に、近い内にっ!!!
練り豆腐、、、でしょうか
練り豆腐、というよりも大根餅のような食感。
餡は、ほんのり甘味があります。
上にトッピングされているものは、最後までわかりませんでした。
( 聞けばよかった。。。)
土鍋のごはんは、3杯分くらいありました。
一杯目はそのまま食べて、二杯目からは、小鉢のわさびをつけて食べました。
うわ~い。味がリセットされる。バターの風味が抑えられ、これまた美味しい。
いんげんも甘くていいアクセントでした。
落着きのあるお店で、お店のお姉さんもしっとりした美人で聡明な感じの方々。
店内には、気持ちの良い風が吹き抜ける。
ランチで1,800円以上というのは結構いいお値段かも知れないが、不満はなし。
美味しくて、幸せな気分にさせてもらえたんだもの。
鎌倉 土鍋ごはん 「カエデナ」
観光地の気をてらったお店ではありません。
勿論土日の賑わいは、店の雰囲気も変えるでしょうが、ここは本物。
年輩の女性が入店され、私の前の席につかれました。
ご近所さんだな、きっと。
お店のお姉さんがメニューを指さしてます。
「値段変ったんです」「いいんじゃない?」
2人とも一言も言葉を交わしていませんが、そんなことを言ってるように思いました。
観光客の食事が一段落した頃から、こうした常連さんが利用されてるんですね。
何だか、素敵な光景に出会えました。
ごちそうさまでした。
また来ます。