陽のあるうちににゃんこに会えました。
一番最初に会えたのはミーシャでした。
会えたかと思ったら、いきなり後ろを向いて走り出した。
逃げているんじゃないんです。
「こっちに行きましょうよ」と誘っているのです。
「ねぇ、こっちこっち」
他の猫がいないところに行きたいのよね、そうじゃないと落ち着かないから。
よしよし、
最近抱っこできなかったから、今日はミーシャの日にしようね。
この子は三姉妹 ( さつま・とんとん・ミーシャ ) の内で一番クルリンパがウマいんです。
クルリンパというのは、私の膝の上をひと回りしていい具合に丸くなること。
お姉ちゃんのとんとんも、妹のさつまもこれは出来ません。
ウトウトウト。
しばし ご満悦のミーシャでしたが、何かが視界に入った。
「あっちに行ってよ、今日は私の日なんだから」
視線の先にいたのは、叔父のロミ君でした。
「仕方ない、今日は譲るよ」
ここいらのにゃんこは圧倒的に女の子が強いのです。