「今日は仕事場に直行」と思っていたのですが、そうはいかなかった。
世界飯店の店先には「そろそろあいつが来る頃だ」という顔をした どら がいて、
素通りできませんでした。
おそるべし看板猫
ここの料理は、みんな美味しいけれど、現在のナンバーワンはベトナムチキンフォーかな。
でもフォーは時間がかかります。
今日は断念して、早く出来るものを聞いてみました。
「ごはんものなら早い」というので扣肉会飯を注文します。
視線を感じて振り返ると、どら が見てました。
ホントはNGなんてしょうが、(お客さんがいなかったので)奥さんが どら の紐を延ばして、
カーペットの所まで入れるようにしてくれました。
にゃんこは皆、このカメラの紐が好きみたいです。
後に写ってる席が、私の席。
八角の香りが、他のお店より効いています。
八角って、なんて食をさそう香りなんでしょう。
バラ肉の煮込み加減も、甘さの加減も、どストライクです。
こちらの扣肉会飯の付け合せは「チンゲンサイがお行儀よく」って感じじゃなく、
小松菜と白菜をバラ肉と一緒に豪快に合わせて乗っかってます。
白菜の芯の部分って、ぼんやりした味じゃないですか。
中華の食材として、美味しいと思ったことはないんです。
五目焼きそばで、白菜をかじった途端に、今まで感じていた “ うまみ ” が全部吹っ飛んでしまう感じがするのです。
でも世界飯店で、私が抱く白菜のイメージが変わりました。
葉先の部分を、多くしているのでしょう。
それから、火のキャッチが絶妙。
シャキシャキ感が残っていて、肉の柔らかさとの相性が最高です。
本当にほんとうに、おいしゅうございました。
美味しいものを食べると、お店の方に「美味しかった」を連発してしまうんですが、
ここ、世界飯店は、「おいし~!」と言うと、奥さんが照れて走って逃げます。