夏目漱石の「坑夫」を読んでいて、ちょっと面白いことがありました。
神妙の読み方
皆さんは「神妙」をなんと読みますか?
私は迷わず「しんみょう」と読んでました。
しかし「坑夫」の中のルビが「しんべう」になっています。
今 私は岩波書店 1956年 ( 昭和31年 ) 版の、旧字旧仮名の本で読んでいるので、
「しんべう」と書いてあります。読み方は「しんびょう」でしょう。
とりあえず PCでそのまま「神妙 しんべう」で検索してみました。
神妙には、「しんみょう」と「しんびょう」の二つの読み方があった
しらないことがまだまだたくさんあるものだ
感じに二つの読み方があることに興味をひかれて、ネット検索をしていたら、
こちらのサイトに出会いました ⤵
ふりがな文庫さんは、
漢字が仮名でどう表記されているかを本から拾い上げていらっしゃる。
しかも、その割合や、例文まで掲載していらっしゃいました。
神妙は、
- しんみょう…44.4%
- しんめう…25.9%
- しんびょう…18.5%
- じんめう…7.4%
- しんべう…3.7%
※ パーセンテージは、作品から抽出した語句を対象として算出した割合のようです。
特殊なのは
例文は「北越雪譜:03 北越雪譜初編 (新字旧仮名) / 鈴木牧之、山東京山(著)」があげられています。←これは特殊な例かも知れません。
ちなみに「ふりがな文庫」さんの例文では、
神妙 という仮名 ( ルビをふっている ) の本は《新字新仮名》のものです。下村千秋著「あたまでっかち」、吉川英治著「神州天馬侠」、徳冨蘆花著「みみずのたはこと」
神妙 という仮名 ( ルビをふっている ) の本は《旧字旧仮名》のものです。三島霜川箸「平民の娘」、野村胡堂箸「銭形平次」
※ 以上、二つは「しんみょう」と発音します。
神妙 という仮名 ( ルビをふっている ) の本は《新字新仮名》のものです。三遊亭円朝著「怪談牡丹灯篭」、夏目漱石著「坑夫」
神妙 という仮名 ( ルビをふっている ) の本は《旧字旧仮名》のものです。島崎藤村著「破壊」
※ 以上、二つは「しんびょう」と発音します。
私が読んでいる「坑夫」は《旧字旧仮名》なので
もし《新字新仮名》の本ならば、
いや、それにしても調べてみると実に面白いことがわかるものです。
今日も「ふりがな文庫」という素晴らしいサイトさんと出会えました。
本日の朝ごはん
「ツナマヨのパスタがいい」というリクエストがあったけど、
何か物足りないので味変用の具を追加。
少し食べたら、これを食くわえよう!
舞茸と九条ネギをごま油で炒めて、黒胡椒を強く効かせて醤油をかけた。
ツナマヨがビシっと変化しました。
本日の夜ごはん
MOURI がギネスを一本買って帰ってきました。
たまに飲みたくなるらしい
簡単なつまみでギネスを呑む
献立が簡単なのは、どかーんとカレーだから
昭和のおふくろカレー
昨日作ったカレーがこんなにシャバシャバだったので、
一日置いてカレー粉と醤油を足しました。
これは昨日のカレー⤵