まるこ |
有川浩は、この作品をきっかけにファンになった作家さんで、
他の作品も書きたいと思うんだけど、まず第一弾『阪急電車』から。
「ほっこり胸キュン」という文庫本の裏表紙にあるキャッチフレーズ、
ちょっと気恥ずかしい感じがするな、かっこわるくない?
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もうり |
今津線の写真見ると、小豆色の車体がレトロだろ、その辺のイメージを狙ったんだろうね。 |
まるこ |
私は関西圏に馴染みがないから、宝塚の建物や宝塚ホテルは、写真でしか知らない。関西の人なら『翔子が洋服を買った店(のモデル)はどこどこ』と、すぐ分るんでしょうね。全然地の利を知らない私は、想像力で楽しめたけれど。
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もうり |
映画化されたよね。
「読んでから見るか、見てから読むか」って角川映画のキャッチコピーじゃないけど、俺は断然 “ 読んでから見る派 ” だ。
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まるこ |
同感! 私も “読んでから派”。
この本を読もうと思ったきっかけもテレビの映画宣伝で、面白そうだと思ったから、映画を見る前に読もうと思ったの。
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もうり |
本読んで、映画のキャスティングは合ってると思った?
主人公の翔子が中谷美紀だっけ、時江夫人が宮本信子。
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まるこ |
キャスティングはバッチリだと思う。
この物語に登場してくる女の人って男前じゃない? 中谷さんも宮本さんも、背筋がピンと伸びてて燐としてるところが似合ってると思う。
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もうり |
台詞、小気味いいな。
「さっきのヘリ見るまでは、今日見つけたスペシャルは何だったの?」
「ボルゾイ三頭!」
これには笑った。
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まるこ |
私が好きな台詞、うーん、沢山あるけど。
時江「討入りは成功したの?」
翔子「素敵なブランドが台無しね」
翔子「ちょっと声をかけたくなったの。
さっきのあなたはとてもカッコよかったわ」
これは彼女たちが “知らない誰か” に初めて話かける時の言葉なんだけど、こんなに無駄がなくて相手の懐にスッと入ってくように、さりげなく言葉をかけられる人に、憧れちゃうのよね。
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もうり |
君の場合、初対面の相手には「あのっ」「えっと…えっと」って感じだもんなぁ。(笑) |
まるこ |
ひっど~い!
当たってるケド。
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