Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ロングリードの飼い主

 

最近、にゃんこの集会場で困った男が出没するようになりました。

犬を連れたその男に、となかさん ( 仮名 ) が嫌がらせを受けるようになりました。

 

 

 

発端は、犬をロングリードでした。

よくありますよね最近、リードがずずーーっと伸びるやつ。

男は集会場に来ると、猫を物色します。

猫がいると、犬のリードを目一杯伸ばして、犬をけしかけます。

 

以前にもあった猫襲撃

昔、同様のロングリードで、あかちーが犬に噛みつかれるという事故がありました。

肉まで達さなかったので命拾いをしたものの、あかちーは10㎝ほどの毛を引き継ぎられ

4日間出てきませんでした。

傷が癒えるまでじっと塒で耐えるのが外猫です。

 

となかさんは、その飼い主に言ったのだそうです。

「リードを緩めないでください。猫が恐がります!」

それが気に入らなかったらしい男からの、嫌がらせが始まりました。

 

飼い主の男は、

「あんたに言われる筋合いはない」と怒って、となかさんの動画を撮りました。

動画には、となかさんが「やめてください」と手を伸ばして迫ってくるように映っていたそうです。

 

飼い主は動画を、土地の所有者に送りつけました。

「猫に餌をやっているオバサンが追いかけてきて、怖い思いをした」と言って。

地権者の方は、猫の世話をする人たちのことも良く知っています。

出入り自由の場所なので、犬を散歩させに来る人もいるし、ジョギングや散歩者もいます。

来る人全てが猫好きとは限らないので、猫の世話人たちは周囲とうまく付き合うよう努めています。

例えば。

餌のあげっぱなしはしない。食べ残しはすぐに処理して、ついでに周りを掃除して帰る。

早朝の世話人さんは、集会場の空き缶やゴミ拾い、落ち葉掃きもしています。

 

 

地権者の方が、となかさんに事情を聞きにきました。

となかさんから話を聞くと、

「腹いせですね、よくわかりました。

 でも色んな方がいますのでくれぐれも喧嘩にならないようにお願いします」

 

 

犬の飼い主の行動はどんどんエスカレートしていきました。

となかさんが猫の皿を広げると、そこにリードを伸ばした犬をけしかけたり、

餌をやっているとなかさんや猫の写真をバチバチ撮っていくようになりました。

男の代わりに女性がその犬を連れてくることもあり、彼女も写真を撮りまくっていくのだそうです。

 

 

そんな話を聞いていた矢先、私もその男に出くわしました。

私は無言で、猫とその犬の間に割って入りました。

それ以上犬が猫に近づかないような立ち位置で通せんぼしたのです。

なんのクレームもつけない私に対して、男は何も言えません。

その後、彼は、他の猫を物色するように歩き回りました。

 

よし、動画を撮るふりをしよう!

となかさんの写真を撮るということは、男だってそれをされるのは嫌なハズ。

無言の圧力です。

案の定、男は居心地が悪かったらしく、すごすご去っていきました。

 

たぶん。

そんなことを続けるしかないと思います。

喧嘩になってしまったら、腹いせが猫に及ぶかも知れない。

猫の世話人たちも四六時中猫に張り付いているわけでもなく、

居ない間に、猫に危害をくわえられるのだけは避けたいのです。

 

「いっそのこと、私がその犬に噛みつかれたいわ」

世話人の1人が吐露しました。

リードを緩めた犬が、もし人に噛みついたら訴えようもあるということみたいです。

 

とにかく相手はオカしいのだから、何も反応しない方がいい。

となかさんにはそう言いました。

多分男の目的は変わってきているのでしょう。

となかさんを挑発するのが面白くてならないのだと思います。

となかさんが慌てたり怒ったりするのを見て、それを写真や動画に撮って地権者にクレームを入れる。

それが愉快になった。

猫に犬をけしかけて発散していたのが、そういう行動に代わったのだと思います。

世の中には本当に頭がオカしい奴がいるものです。

 

 

 

 

昨晩も、私が引き上げた後にその男がやってきたとLINEがありました。

「今、ゴールデンが来てうろつかせてます。男性がリード放しました。猫探してます」

私「あまりしつこいようなら写真撮るふりをしてください。

  但し、絶対に話かけないように」

「暗くなっているので私の写真では無理です、何度も回ってきて挑発してます。

 奈津ちゃんはポポやサクラに餌あげられません」

私「とにかくシカトしましょう。となかさんの反応を面白がっていますね、きっと」

「また、〇〇 ( 所有者 ) に苦情入れようというのでしょうか」

私「そうかも知れませんね。嫌な気分になられたことでしょう。お疲れさまでした」

「リードから手を放した決定的瞬間を撮れませんでした、くやしーー」

 

となかさんも、色々挑発されて熱くなってしまってます。

早く家に帰りたくても、ご飯を食べられない猫が可哀そうで心配で、帰るに帰れないのでしょう。

 

でも。

気の毒だけど、となかさんはもう何もしない方がいい。

黙って男の興味の矛先が、他に向くのを待つしかないかと思います。

 

 

次に男が出没して、私の前でそんなことをしようものなら、

通りがかりの人間のフリをして ( となかさんの仲間と思われないようにして ) 

飼い主にプレッシャーをかけようと思います。

追っかけまわして私の写真を撮る男の動画を撮りまくってやろうと思います、

冷静に、無言で、笑い乍ら、、、いひひひひ。

 

 

 

 

 

追記 ) 

この記事をアップしようかどうか、ずっと悩んでいました。

救いようのない不快なものだからです。

 

でも、ちょっと事情が変わりました。

先週、とうとう被害猫が出たのです。

ご飯を食べていたマダグロさんが犬に襲撃されました!

猫を救おうと、となかさんが抱きあげたけれど、マダさんが興奮して飛び降りて、

犬に向っていき、犬猫が大立ち回りになってしまった。←窮鼠猫を噛むです。

そのあと逃げ場を失ったマダグロさんが、急斜面からすべり落ちてしまったのです。

 

とっさのことで、その様子を撮ることは出来なかったけれど、

男がとなかさんを撮影しているアップの写真を激写しました。

※ 写真は、私が紙焼きにして地権者と世話人に配りました。この男、注意と。

 

 

マダグロさんは男が引き上げたあと、出て来てくれましたが、

後足をくじいたのか、今でも30㎝ほどの段差をジャンプできない状態です。

外見に傷はみあたらないけれど、近々 病院に連れていこうということになりました。

 

 

 

それにしても。

この犬、なんという犬種なんだろう。

ゴールデンレトリバー? 長毛種なのでミックス犬なのかしら。

どなたか、犬のことがわかったら、教えてください。

 

 

今回の件、私は犬には罪がないと思うのです。

犬の方もストレスが溜まっているように見えるから。

でも。

とにかく。。。

ストレス発散に猫を追いかけさせるのだけは、本当にやめてほしい。

それだけを、切に切に、願うばかりなのです。