Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ドラマ「しずかちゃんとパパ」

 

NHKプレミアムドラマ「しずかちゃんとパパ」を愉しんでいる。

ヒロイン野々村静を吉岡美帆、静のパパを笑福亭鶴瓶が好演。

鶴瓶さんは、聴覚障碍者の役だ。

セリフの代りに全て手話で表現する役どころで、あの独特な声を封じての演技は大変だと思う。

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静の恋人 ( ? ) 道永圭一は、生真面目だが空気が読めないところがあるが、

そんな圭一の真っすぐなところに、しずかちゃんは戸惑いながらも魅かれていく。

パパは、カメラマンとして赴いた小学校の音楽の先生 ( 木村多江 ) に一目ぼれしてしまう。

第2話はそんなところまで進んでいる。さてこれからどうなるのが。

 

 

 

【あらすじ】←ホームページから

野々村静(吉岡里帆)は地方の商店街で写真館を営む父の純介(笑福亭鶴瓶)と二人暮らし。

純介は生まれつき聴覚障害を抱え、同じくろう者だった母は静が幼い頃に他界している。

耳の聞こえる静は、幼い頃から純介の耳代わり口代わりを務めてきた。

そのため、静には相手をジッと見つめたり、身ぶり手ぶりで話すクセがある。

父との会話には視覚情報が重要だからだ。

 

だが、そのクセは「こび」とか「ガサツ」と受け止められ、バイト先のファミレスでは同僚からは嫌われ、店長からは好意を持っていると勘違いされ、傷つくことの多い毎日。

 

ある時、静はファミレスの客として面識のある道永圭一(中島裕翔)がケバブの出店でつるし上げられている場面に出会う。現金の持ち合わせがないのに注文してしまい、言葉の分からない店主相手に立往生していたのだ。

 

静の助け船で難を逃れた圭一も、空気を読むことが苦手な男だった。

いわゆる“普通の”コミュニケーションが苦手な2人は、互いにひかれあっていくが…。

 

静たちが住む町には大手デベロッパーが開発に乗り出していた。

住民が反対運動をすることになり、静が純介と一緒に説明会に行くと、開発業者の一員として圭一が現れた。カタカナ交じりの説明で煙に巻こうとする業者に対し、純介は手話を静に通訳して貰いながら反対の立場を表明する。商店街の仲間からヤジが飛び交う中、いきなり圭一が子どもの頃のランドセルの思い出話を語りはじめる。ぽかんとする一同だが、静だけは圭一の言わんとすることを理解できた。

 

 

おおっと思ったシーンがあった

説明会での圭一の脱線に、開発課長は激怒する。

都市デザイン課の圭一の上司-有田 ( 鳥谷宏之 ) は、圭一に黙っていろと釘を刺し、

開発課長に平謝りをする。

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ところが。

有田は、圭一を叱責しないばかりかことを言う。

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圭一 一晩考えたんですが、やはり何が悪いんだかわかりませんでした。

有田 おっ、成長したね道永。

圭一 成長?

有田 それ、よく言わなかったね、さっき開発の前で。

圭一 何も喋るなと言われましたので。

有田 悪くないよ、道永

圭一 はい?

有田 だから俺、謝ってないからね、さっき。ずっと「こめやさい」って言ってたから。

圭一 こめ やさい?

有田 聞こえたよね「ごめんなさい」に。

圭一 はい。

有田 便利なんだよね、これ。謝りたくないけど、謝らなきゃいけない時。

   いいよ、君は君の正しさに従って。見せてよ。その先に何があるか。

   だが勿体ないからね、君の正しさが君の正しさに邪魔されちゃってんのが。

   だから呪文だと思ってさ、こめやさい。

圭一は上司に恵まれている。

「君は君の正しさに従ってみろ」だなんて、ちょっと感動する。

そんなことを言ってくれる上司なんてめったに、いや、現実社会では皆無ではないだろうか。

 

責任は俺が取る、やりたいようにやってみろ

これは、サラリーマンが憧れるセリフらしいが、実際にこんなことを言う上司に

責任を取ってくれる奴はいないと聞いた。

組織に属した経験の浅い私にはわからないが、まあ、そんなものなのかも知れない。

 

 

 

もうひとつ、聴覚障碍者に関することでも興味深いシーンがあった。

耳の聞こえない人は音楽を愉しめないのか

先日終わった「ファイトソング」というドラマでも、

耳が聞こえなくなってしまったヒロインに対する感動的なシーンがあったが、

このドラマでも骨伝導を活かす話があった。

 

圭一が静とパパを音楽会に誘う。

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音楽ホールは古いお役所のリノベーションで先輩が設計した。

だから見て貰いたいと言うのだ。

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静  無理です、父は。

圭一 あっ、お店お忙しいですか?

静  あっいえあの、全然聞こえないんで、音楽は。

圭一 聞こえないと音楽は無理なんですか?

静  えっ?あでも目的はホールですものね、誘ってみます。

 

「聞こえないと音楽は無理なんですか?」

一見、ぶしつけというか、物がわからないようなことを言い出すと思われるが、

圭一は本当にわからないようだ。

 

結局、静はある理由から純介を誘わず音楽会にはひとりで行く。

すると会場で待っていた圭一は、大きな風船を持って待っていた。

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しずかに「聞こえないと音楽は無理なんですか?」と聞いた時には、圭一は素朴な疑問として言っていたのだが、そのあと彼なりに一生懸命、聴覚障害のことを色々調べて、風船を持って来たのだった。

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しずかが圭一のことを、ただの《空気が読めない変わり者》ではないと確信した瞬間。

 

 

第二話には《耳の聞こえない人と音楽について》考えさせられる話が沢山つまっていた。

音楽の先生-さくら ( 木村多江 ) は、純介に学校の音楽会の撮影を頼むのは無神経かと逡巡。

配慮のつもりが逆に差別のようなことをしてしまったのかと反省する。

 

しかし、しずかちゃんもパパに対して同じことをしていた。

町内恒例のカラオケ大会をパパに内緒で不参加にしていたことを、パパは傷ついていたのだった。

 

配慮のつもりで、逆に傷つけてしまうことがあるのだと気づかされた。

先生やしずかちゃんの行為より、圭一のとった行動の方が良かったのかも知れないとハッとさせられた。

 

「カラオケ大会の景品の米取りにいくよ~」と、しずかとパパは猛練習。

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しずかが歌う天城越えに、パパが当て振りをする。

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本日の昼ごはん

あさりのペペロンチーノ

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味変で、塩こんぶをトッピング

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さらに、しらす~(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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本日の夜ごはん

つまみ三品盛り、白菜の浅漬け、食べちゃダメ卵、長芋の塩辛和え

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ブロッコリーのツナマヨ和えと、キムチベースのスープ

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好物の根三つ葉が手に入ったので、牛肉と炒める。

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練馬で買った三束300円の新鮮なアスパラを堪能!

練馬IMAは野菜も安い。

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