Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

元彼の遺言状 ドラマと原作

10月24日記載

 

新川帆立 著『元彼の遺言状』を読んだ。

読み終わったところで、ドラマ『元彼の遺言状』を観た。

  

主人公 (麗子) は上昇志向の強い女性弁護士で、死んだ元彼の遺産相続に関わり事件の真相を解明していくという内容。

 

私は、ドラマや映画に原作がある場合、極力 原作を先に読むようにしている。

今回もドラマの1話を観たところで一旦中断し、原作本を読んだ。

 

ドラマが断然面白い!

オリジナルとドラマ化を比べた場合、大体 原作が優れていることが多いが、今回は逆だった。

ドラマの方が断然、面白くて深いのだ。

オリジナルを勝るとは、、、こういうこともあるのかと驚いた。

ドラマの脚本家、プロデューサーを始めとする制作陣に拍手を贈りたい。

 

原作とドラマの違い

原作の方はやけにサッパリしている。

それに比べてドラマの方は、濃密な仕掛けがこれでもかとばかり つけ足されている。

例えば、毎回 著名なミステリー作品が挿入されていたり、

登場人物もしっかり魅力的に描かれているので世界感がぐっと広がっている。

 

原作の篠田は、麗子の学生時代の先輩で、途中でフェードアウトしてしまっているが、

ドラマの篠田は、麗子のバディーに格上げされ、謎の人物にもなっている。

原作の筋書きは、ドラマの第二話で描き切られていて、

第三話からのドラマは、麗子と篠田が色々な事件を解決していく形になっているがそれもいい。

 

 

この、篠田の格上げが見事に成功していて、ドラマを更に盛り上げていたのだと思う。

大泉さん演じる篠田はミステリーマニアで、事件が起こるたび自分が読んだミステリー小説と結びつけて推理しようとするのだが。。。

 

因みに第一話で扱われた本は、アガサ・クリスティー『ねじれた家』。

死んだ元彼・森川栄治が、死の直前まで読んでいた本として登場し、『ねじれた家』が森川家を象徴している。

『ねじれた家』、これも読んでみたくなり昨日読了しました。

『ねじれた家』も映画化されているようなので、それも観てみよう・・・と、

いつものように無限ループになりそうです。

 

 

本日の昼ごはん

菊水の麺に、菊水のつけだれ。