Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

沼津旅行3 ビャクシン樹林

 

千本浜公園から、ビャクシン樹林に行きます。

《沼津に行こう》という話になり、いつだったかテレビでビャクシン樹林を紹介していたのを思い出した。オタマジャクシのように海に突き出た珍しい地形で、海岸から樹林を挟んで15mもない所に淡水池があるという珍しい場所。

車で行けばなんなく行けそうなので、チェックインの前にドライブしよう。

 

ルートはこんな

航空写真の中央上部の「びゅうお」と書いてある所から、海岸線にぐるっと下に回り、

左端の「大瀬崎」と書いてあるところまで、車で約1時間半

 

大瀬崎の形が面白い

 

道中は魅力的な海岸線だ。

ドライバーなので写真が撮れなかったのでサイトでお借りした写真を

入り組んだ入江を走る国道は、殆ど海岸線で、驚くほど海面が近い。

観光客には魅力的だが、海抜が低いので津波が来たら住人はさぞ怖いだろうと心配になる。

 

何とか車が停められるところがあったので、海辺にでてみる

柵の先にボートがみえるでしょう?

ほら、段差もなくすぐに砂浜なんです

入江だから波もそよそよ

https://maps.app.goo.gl/DmoC2GbiQK8gBLBG9

長浜ヨットハーバー、その右の円い山は淡島というらしい

 

あらら?

ヨットハーバーの向こうは、、

富士山

 

先を急ごう

海岸線の国道をクネクネ走り到着

駐車場にはウチの車の他2台しか停まっていない

人気がない場所なのか それとも時間か 曜日か・・・

大瀬崎海岸は海水浴場にもなっているらしい

 

低い場所ですから、一応チェックよ

津波が来たら、大瀬館というホテルに逃げるのね はーい

 

浜辺に滑車付きのワゴンが並んでいる。

左のホテル群は、スキューバダイビングの人が泊まるらしい。

で、このワゴンはボンベやスエットを置くためのものらしい。

 

富士山の手前の林が「ビャクシン樹林」

 

海岸線の左側は急斜面 木が大きく根を張っている

 

看板があったが半分隠れて読めない

目的地「ビャクシン樹林」に到着


大瀬崎遊歩道の図

 

この、モヤモヤっとした木がビャクシン

ビャクシンの古木は天然記念物みたいです


大瀬神社

大瀬神社 ( 引手力命神社 ) は、駿河湾漁民の信仰の象徴である神社で、海の守護神として知られています。船を新造する時には、必ずこの神社に参拝し、海上の安全を祈願したと言われています。

 

創建時期は、白鳳13年 ( 684年 ) に発生した大地震に伴って海底が突然三百丈あまりも隆起して「琵琶島」と呼ばれる島が出現したため、同時期の地震で多くの土地が海没した土佐国から神が土地を引いてきたのだ、と考えた人々がここに《引手力命》を祀ったのが最初、とも言われています。

 

こんな看板があった

読みにくいので平ったく書き直してみた⤵

大瀬神池

この神池は岬角の末端より内に少々50m いわば薄皮に包まる饅頭のごとく。

面積6,600㎡の霊地にして縁には葦、アブラガヤ多数繁茂し、コイ・フナ・ナマズらの淡水魚 数多く群棲す。

海に近い観念を一変して奥深き山湖を偲ばしめる誠に神池という相応しき光景である。

海浜わずか50mに隔つる自然の淡水池を見るは実に奇異と言わざるを得ず。

潮の気配いささかもなく伊豆七不思議のひとつに数えられ、池には池明神 ( 水波之売神 ) を祀り諸人等の信仰篤く今もなお 池の魚に依って種々の心願をかけ、もし池に入り魚を害するときは、神罰てきめんといわれ、昔より今にこの不成文の禁を犯したる者があるいは死し、あるいは精神喪失その他不慮の危難に遭遇したる実例を伝え、相戒めている。

よって今なお池水の深浅底壁の組織の如き実地調査したる人なく、伝説によってこの池神は保護されている。

岬には神木と言わるるビャクシンあり、相並びて不思議のこの池あり。

これら大瀬岬の荘厳と絶勝とを添え、敬神上 保護上 学術研究上 これを永遠に保存するものなり。

大瀬神社

 

 

神池か、好奇心高まる!

 

池の所にあるベンチに立つと、鯉がわさわさ寄ってきた。

このひとたちを傷つけるとバチがあたるんね

「ごめんよー あなたたちに食べてもらえるようなものは持ち合わせていないの」

神秘的っちゃ、神秘的だけど、ちょっと意外な感じ←感想はここまでにします

でも、この池の向こうのビャクシンの林の向こう側が海だというのはやはり不思議だ

 

標高もおよそ1~2メートルしかないので、海が荒れた日には海水が吹き込むにも関わらず淡水魚が生息しているのは、一説によると富士山からの伏流水が湧き出ている、ともする説がある一方、海水面の上下に従って池の水面の高さが変わるとも言われているようだ。

 

 

神池から遊歩道をしばらく行くと、こんな看板があった

鈴木繁伴さんという人が住んでいたのか・・・

 

御神木がありました

御神木

大瀬岬一帯に繁茂している130本あまりのビャクシン樹が御神木であり、中でもこの巨大なる周囲7m、推定樹齢1,500年以上、岬随一の大木である。

一名夫婦ビャクシンが大瀬神社の御神木として、引手力命の分霊をここに祀る。

この岬を航海する船人の海上安全と普く諸人等を守護し、湾内住民の崇敬尊信篤き御神木として保護されている

大瀬神社

御神木を見上げるとこんなに隆々としていた

 

灯台があった、点検の方かな?

 

おお石が積んである

 

航空地図では海岸線を一周できそうだったが、一部遊歩道があるだけで、あとは砂利なので断念



 

MOURI 撮影

 

大瀬神社まで戻ってきました

登りたくなさそうなオジすんを誘って、登る

 

境内は静謐な空気に満ちていた

右側の赤い布は、海上安全を願う人々が奉納した褌

神社の梁、見事な龍の彫刻だ



神社からの眺め

やっぱり登って良かったでしょう?富士山見えるもの

 

それでは、そろそろ帰りましょう。

神社の階段の両脇に 2足の鉄下駄が奉納されていました。

重くて持ち上がりませんでした

 

駐車場は白いホテルの所、結構遠いな




資料の数々
www.google.com


追記 ) 鈴木繁伴さんは最近の人ではなくて、むかーしむかしの豪族でした💦kojousi.sakura.ne.jp