Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

細かいことが気になって進まない・・・

 

 

目下『ナポレオンに背いた黒い将軍』という本を読んでいるのだが、

膨大な情報のひとつひとつに興味をとられ、なかなか進まない。

時間がかかっても、それはそれで楽しいからいいけれど。

この本は 借り入れ延長を繰り替えすことになりそうだ。

 

現在 気になっているのは、フランスにおける当時の奴隷事情と、

デュマ将軍の父親が売り飛ばした、三人の子どものことだ。

 

日本には、デュマ・ペール ( 『モンテ・クリスト伯』作者 ) の情報は山ほどあるが、

父親のデュマ将軍の情報はとても少ない。

 

 

デュマ将軍の情報量の少なさはフランス本国でもそうらしいので、兄弟のことなどはなおさらわからない。

本書にもこう書かれているわ ⤵

ヴィル=コトレにあるアレクサンドル・デュマ美術館は、

《三世代のデュマの生涯と功績をたたえる》目的の施設。

webmuseo.com

デュマ・ペールにまつわるコレクションが中心で、デュマ・フィスには中くらいの部屋が、将軍には小さな部屋があてられているだけ。

将軍の小さな部屋には何枚かの肖像画、戦場での活躍を示す手紙数枚、彼の黒いちぢれ毛ひと房が保管されている。

 

そんな折ネットサーフィンで、一枚のスナップ写真を発見。

デュマ将軍 ( トマ ) の右側に見切れがちに、Adolphe Jeannette Marie-Rose という名前。

右2人は女性っぽい名前だな。

 

どうやら一昨日書いた「マリーとの間に4人の息子を作る ( 長男がデュマ将軍 )」は間違いで、トマは末子で姉2人兄1人が正しいようだ。

本書には、こう記されている⤵ ※ (  ) は私が追加しました

ショヴィーノは次の報告で、アントワーヌ ( トマの父 ) が1750年代後半に、マリー=セセット ( トマの母 ) という名前の 美しい黒人奴隷を買ったことを明らかにしている。その際、“法外な金”を支払ったとして、彼女にたいするただならぬ関心を示唆している。

その後アントワーヌは「ずっと彼女と同居し、ムラート ( 混血 ) の子どもを4人もうけた」。アントワーヌはフランスに帰国する前に、子ども3人とマリー=セセットを、ナントのムッシュー・カロンに売却した。

 

元検事はアントワーヌの四番目の子について、興味深いことを知らせてきた。アントワーヌのお気に入りだったというその少年は、ほかのきょうだいたちといっしょに売られたわけではなかった。ショヴィーノによりば、「ポルトープランスで売られたこの若いムラート」は、「買い戻し特約付き、800リーブルでラングロワ大尉に売られ、サー・ドリール ( アントワーヌの偽名 ) はその金でフランスへの旅費をまかなった」ということだった。

 

アントワーヌはポルトープランスの波止場についてから、旅費が足りないことに気づき、なんのためらいもなくその場でひとりだけ残っていた息子を売って金をつくったのかもしれない。もしそうなら、それは自分のことだけを考えてきた男の最後の身勝手な行動だった。まるで彼は、自分の情婦と子どもたちをひとりずつ売り払い、最後のひとりとなったお気に入りのムラートの息子は、いざとなったら売るつもりで靴のなかに忍ばせた指輪のように、残していたかのようだ。だからその解釈は、ショヴィーノの報告の重要な点と矛盾する。少年の売却は“買い戻し特約付き”で行われた。

アントワーヌはほかの家族は完全に売り払ったが、トマ=アレクサンドルは買い戻すつもりだったのだろう。

p.62

トマのきょうだいについて

トマのきょうだいは、名前的には 姉2人兄1人のようだが、資料によっては姉3人としているものもある。また、アドルフとジャネットの生年月日はわからないので、続きがらは資料によって異なる。

アドルフ ( Adolphe Davy de la Pailleterie ) 生没 推定1725~1785

ジャネット ( Jeannette Davy de la Pailleterie ) 生没 推定1725~1785

マリー=ローズ ( Marie-Rose Davy de la Paillerie )  生没 1750~1788

トマ・アレクサンドル・デュマ ( Thomas Alexandre Dumas ) 生没 1762~1806

上記の参考資料は、Family Searchというサイト⤵

https://ancestors.familysearch.org/en/GQCZ-S3V/thomas-alexandre-dumas-1762-1806

 

いづれにしても、気に入り1人残して、あとの3人を売り払って自分の帰国代にあてるというクズぶりには 呆れてものが言えなかった。

 

 

本日の昼ごはん 2025年01月19日

最近はやりまくっている美登利寿司のちらし

これが絶品のお揚げです

 

 

 

本日の夜ごはん 2025年01月19日

今日もポトフ (;^ω^)

初めて買ったパウチのもつ煮込みに豆腐を足した。

プルプルでなかなか美味しかったが、ラベルをメモせずに捨ててしまった、無念 💦

 

3日漬け込んでしまった卵、ちょっとしょっぱ 💦

 

二日目の搾菜、少し味落ちたかな 💦

 

搾菜を買ったお店の肉まん とても美味しいのです