最近、美味しい店を紹介するグルメ番組の増加が著しい。
それに伴い起るのが、紹介された店の悲劇だ。
巡礼という名のもとに番組ファンがどっと押し寄せ、常連さんが入れなくなったり、
あまりの忙しさにお店の人が疲弊し、休業や閉店に追い込まれるケースもある。
そのひとつの例が、高井戸のEATである。
『孤独のグルメ』で紹介されたことにより一躍有名になり、忙しすぎて一時お店を休まれ、とうとう2024年6月に閉店してしまった。
オーナーシェフのお歳を聞けば、近い将来 店をたたまれたかも知れないが、そのキッカケを作り、早めてしまったのがテレビだとは残念な話だ。

『孤独のグルメ』は私も好きでよく見ているし、紹介された店に行ってみたいとメモもとっている。当面は混雑するだろうから、タイミングをずらして1~2年したら行きたいと思っている。放送後はお店の方も普段のテンポを狂わされ、そうなれば味にもサービスにも悪影響が出てしまうだろうから。
当番組の再放送率はとても高く、再放送されるたびに店は第二、第三のブームにさらされるから、なかなか来店のタイミングが難しい。
EATのオーナーシェフは、2019年の雑誌インタビューの折、81歳だった。
上の記事には「75歳で疲れを感じ、80歳で老いを感じようになりました。だけど通ってくれるお客さんがいる限り、頑張らないとね」と書かれているが、
2019年10月11日の『孤独のグルメ』の放送以降、人気殺到で通常営業が不可能となり、
ひとまず休業、その後いったん再開されたものの、2024年6月12日に閉店となった。
こうしたケースはEATだけではない。
閉店には至らずとも、通常運転が出来なくなり“ 店が荒れてしまう ” ことはよくある話。
私が知っている店でも、グルメ番組に出た後 半年ばかりは、番組で紹介されたメニューばかり注文され、あまりの忙しさに厨房もホールも疲弊してしまったらしい。
かくいう私にも、こんな経験がある。
実家の中国料理店が受けた取材で、若い女性が殺到したことがあった。
30年も前のネットもなかった時代だから、雑誌Ananを読んだ女性が何十人か来るくらいのものだった。そういう客はすぐわかる。1人で来店し「白ワインと海老のチリソースを」と注文し、静かに食べて帰っていく。
次にお友だちでも連れてきてくれればいいけれど、一過性のものだった。
母は「雑誌って面白いわね」と笑っていた。
今ならネットで拡散され、インスタ映えを狙ってもっと大きなことなるのだろうが。
テレビの凄さを予感し、「取材は一切お断り」をつらぬかれるお店は偉い。
それでも 馴染の有名人が無理強いし「お断りの店」をこじあけてしまうこともある。
「宣伝になれば」と軽い気持ちで引き受けたテレビや雑誌の紹介が、店にとってはマイナスになってしまうこともある。そんなことになるとは、取材を受ける段には想像もできないのだから、本当に悲劇である。
『アド街ック天国』で紹介され、こんな貼り紙をせざるを得なかったカレー屋さん

本日の昼ごはん 2025年03月29日
ナポリタン

本日の夜ごはん 2025年03月29日

本日の鍋は、モランボンのスープで作る「糀のにんにく鍋」
具はシンプルに、バラ肉、長ねぎ、小松菜、椎茸

鍋が出来るまで、三品盛と筍の刺身、切り昆布煮で一杯やる

できました!

〆はラーメンにしよう

味変で切り昆布煮をトッピング

デザートは昨日練馬で買ったティラミス

メモ にんにく鍋のパッケージ
