Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

夏旅Vol.20 白川郷で飛騨牛を食べる

金沢から母の住む長野県上田に行くのに、いくつかルートがあります。

距離はあるが一番早いのが上越経由で3時間21分くらいです。

それよりも1時間かかりますが、今回は白川、高山、松本を通っていくルートにしました。

 

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理由は、飛騨牛が食べたかったから。

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私たちの判断基準に、なによりも重きがおかれるのが《食》です。

端的にいえば、食いしん坊なのじゃな。

 

白川郷へは一昨年訪れて、合掌造りを見学しました。

そして、白川郷の帰りに、偶然見つけたのがこのお店「柊」でした。

飛騨牛の串焼き丼を食べて、絶品で、再来を願った店でした。

 

 

着いたのは1時半。

そろそろ店も空く頃。

柊は、自宅の居間らしき日本間を三間ぶちぬいて座敷席があります。

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2015年夏の写真

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「空いているテーブルに、あっ、その ( 食器がない ) 綺麗なところにどうぞ」

いくつかのテーブルには、先客の食器が片付けられないままになっています。

ランチ時、かなりごったがえしたのでしょう。

 

初めて来たときには「A5等級ステーキ定食  時価」という品書きに、

「流石に7,000円~8,000円はくだらないだろう」と手を出さなかったのですが、

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牛串焼き丼の美味しさを知った今では「是非ともステーキを」と思えます。

そんなワケで MOURI はステーキ、私は前回と同じ 牛串焼き丼にしました。

 

これが柊自慢の、A5特上ランクのステーキ!!!!

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気取らない盛り付けがいい。今日のは、ちょっと小ぶりだそうです。

「どう? 美味しい?」

「うまい!!」 

今回の食べたステーキの内、一番ですって。

良かったねぇ、最後に白川郷に来て。

 

牛串焼き丼

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前回は、3種類だった味付けが5つに増えたとか。

上から塩コショウ、甘いタレ、柚子胡椒にしてみました。

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美味しいよー。

これが恋い焦がれた、東京では食べられない、飛騨牛の最高ランクの牛串焼き。

適度に弾力がありながら柔らかい肉質に、脂身も丁度よく、食べ応えがあります。

味付けが3種類選べて楽しめます。

ご飯にタレがしみこんでして、肉とご飯の間の玉ねぎも良い仕事をしています。

 

牛串焼き丼には、お蕎麦と豆腐、副菜と漬物と果物がセットになってまして、

このお蕎麦が美味しいんだ、このお蕎麦。。。。 

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あれ? お蕎麦の感じが変わりました。

これはこれで美味しいんだけど、前のはポキポキともっと手打ちっぽかった。

 

写真は、一昨年の蕎麦です。⤵ 

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副菜の切り干し大根と、きゅうりの古漬けも美味。

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豆腐がまた、堅くしっかりしていて美味しいんです。

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一段落した女将さんと、ちょっとお話。

「お蕎麦、変わりました?」

「えっ? 前にも食べられた? 何年前に?」

「一昨年来たんだけど、その時は、もっとポクポクした蕎麦で、おつゆの感じも違ったかな。

 どっちもとても美味しくて甲乙はつけられないけど」

「ああ、よかった。まずくなったと思われたのかとドキッとしたけど。

 そうなんですよね、打ち方変えてみたんです。

 つゆも私はこっちの方が良いかなって思ってるんだけど、うちのお父さんがうるさくてねぇ。

 ちょっとでも違うとチェックが大変なの」

「そうなんですか。いや、本当に美味しいですよ。

 ステーキも、前は食べられなかったんだけど今回堪能出来て本当に良かったわ」

「お肉はね、毎回大きさが違うんです。時価なのはそれもあるの。

 今日は小ぶりだったけど、肉質としては良い方になるんじゃないかしら。

 こればっかりは、仕入れの具合で変動があるから仕方ないんだけれどね」

「良かったねぇ、MOURI 。

 あのね、金沢から上田に行くのに、前に食べたこちらのお肉が忘れられなくて、

 回り道して寄ったんです。

 本当に美味しくて幸せです。またね、また絶対来ます。ごちそうさまでした」

 

女将さんと話をしていて、周りを見たらもう誰もいませんでした。

ランチの時間も終わりのようです。

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そうか。

忙しい時は片付けもままならないから「準備中」にしたら、まとめて片付けることにしたのか。。。

とても忙しそうだから、片付けのお手伝いしようかなと思ったのです。

猫の手くらいの役には立つだろうからねん。

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いやいや、ホントに美味しかった。

飛騨に寄れてよかったです。

お休み処 柊
〒:岐阜県大野郡白川村荻町1823
TEL:05769-6-1015
定休日:不定休
営業時間:10:30~17:00