garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

馬鹿もの

※ このコンテンツは予約投稿です。11月14日~15日に上田に行きます。

  通信環境が良くない為、戻りましたらコンテンツチェックをさせていただきます。

 

 

 

おくればせながら、米津玄師さんに魅了されまくってます。

 

「lemon」もいい歌だなぁと思っていましたが、

 

「馬と鹿」 いいですねぇ。

さびの部分は、ゾクゾクします。

日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」も良かったし。

ラグビー場でもこれ流れるとみんな盛り上がってる。

 

馬と鹿、面白いタイトルです、ウマとシカ

 

馬と鹿は、我が家の作り過ぎ料理を、表現するフレーズでもありますの。

「うちはね、2人家族なんだよ。

  こんなに沢山、ウマとシカに手伝って貰わないと食べきれないよ」と。

お気づきのように、MOURI は私のことを馬と鹿と言っているのでふ。

 

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ベランダにもうひとりの馬鹿ものがやってきた。

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のーーっとした顔をしてますが、彼が入っているのは餌のお椀です。

新しい餌場に、この子は止まれないので、下にお椀を置いてやりました。

 

最初は、お椀を見ていたんですけど、、、、

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なんか気に入らない様子・・・

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しばらく見ていたら、

のっそりのっそり・・・不器用そうに・・・・

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「おい。それじゃ食べられないだろう?」と言ったのは、私じゃない。

チロリアンランプにとまった雀に、そう言われています。

 

何を考えているんだろうか、この子。

 

 

【本日作った美味しいもの】

路上の八百屋さんのおススメは、茶えのき茸。

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おじさん曰く、きのこの中で一番美味しいのだそうです。

「おススメの食べ方は天ぷらだね。

 キノコのうま味がとじこもって、信じられないくらいウマいよ」

 

売ってる人がそういうんだから間違いない。

れっつとらい

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いつもの半田そうめんに、天ぷらにした茶えのき茸をトッピング。

 

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朝から天ぷら揚げるかね、と自分でも思いましたが

美味しいと聞いちゃ、夜まで待てねー。

 

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いやあ、美味しい!

驚くほど、風味がつまって美味しい!

きのこの極みの風味です。

これは、他のきのこには出ない味かも。

 

茶えのき茸、無くなる前にまた買ってこようっと!

 

とじ込みは本日の食事&カロリー ⤵

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人って何カロリー?

レコーディングダイエットは順調に続いています。

当初予定にしたよりも地味な減り方ですが、キチンと毎日 「マイナス貯金」が出来ているのでこれを続けていれば《太る》ということはありません。

 

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写真は、路上の八百屋さん

 

前回より痩せる速度が遅いのには二つの要因があります。

ひとつは運動不足。

前回はまだ肉体労働をしていたことと、プール通いしていたことで、体重が減るのが早かった。

もうひとつは加齢。

年をとればとるほど代謝が落ちますから、こればかりは仕方ありません。

あまり無理をしないでやっていくしかないと思っています。

 

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路上の八百屋さん  アスパラの箱、めっちゃお洒落

 

さて。

7,000kcal減ると1kg体重がダウンするという話をしましたが、

本朝、体重計に乗ったら見事に1kg体重が減っていました。

昨夜の時点でのカロリー減が 7,172kcalなので、ホントにピッタリ!

これが面白くて続けているのです。

 

まあ、あたしの体重が増えようが減ろうが、読んでくださってる方には どーでもよい話で、

面白いのは自分だけなんですが。。。

 

でもね、考えてみると人間は、1kg 7,000kcal。

60kgの人は、420,000kcalなんだと思うと笑ってしまいませんか?

 

こういう考え方もある。

鶏肉 ( 皮つき ) が、100gで200kcal

豚バラ肉が、100gで386kcal

人は、100gで700kcal なんだと。

 

やめよう・・・なんか、ぞっとする。

 

 

 

【本日の創作?料理】

出汁と片栗粉のとろみで食べる ひとしな。

体が温まる一皿でした。

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明太子豆腐 二人前で126.7kcal

 

f:id:garadanikki:20140914094311j:plain  作りやすい分量

絹ごし豆腐 1/2丁 150g…84kcal

明太子 小さめ半腹 20g…25.2kcal

出汁 10g…1kcal

片栗粉 5g…16.5kcal

f:id:garadanikki:20140914094300j:plain  作り方

1.小さめの明太子、又は半腹分の皮をこそいでバラバラにする。

2.絹ごし豆腐を小さめに切る。

3.鍋に出汁を入れ、明太子と豆腐を入れ温め、煮立ったら火を止め溶いた片栗粉を入れる。

 

※ 出汁は、どんこ ( 5個 ) と真昆布 ( 5枚 ) を、煮冷ましした白湯 ( 1ℓ ) の中に入れ、一晩冷蔵庫に入れてとった出汁です。

 

出汁を楽しみたいので、我が家は明太子の塩加減だけで食べますが、

柚子をしぼっても美味。

醤油をちょびっと差してもいいかも知れません。

 

とじ込みは本日の食日記&カロリー ⤵

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安田顕さんのこと

現在、放送中のドラマ「俺の話は長い」を楽しく見ています。

このドラマは、主演の生田斗真さんもはまり役だし、家族全員のキャスティングが全部いい。

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斗真くんの姉役に小池栄子さん。小池栄子さんの娘役で清原果那ちゃん。

ポワーッとしたお母さん役は原田美枝子さん。

 

毎回、斗真と小池の喧嘩のシーンが最高です。

ああ言えば こう言うのやり取りが可笑しくて、その二人の喧嘩にちゃちを入れる果那ちゃんもウマい。

もうひとり、丁々発止のやりとりを混ぜっ返すのが、小池栄子の旦那・安田顕さん。

 

ドラマは一時間を半分に分けて、30分の二本立てというお洒落な作り。

今季、一番目が離せないドラマです、私にとって。

 

ドラマの中でも、断トツに気になるのが安田顕さん。

とにかく引っ張りだこの俳優さんで、今日び 安田顕をテレビで見たことがないという人はいないんじゃないかしら。

 

どんなのに出ていたかな

<安田顕>で、最初に思い出すのが『ハケンの品格』のマネジャー役です。

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あらまあ若い。

12年前だそうですから、ツルッツルのお顔です。

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『ハケンの品格』は、篠原涼子演ずるスーパー派遣がビシバシ活躍する胸がすっとするドラマでした。

安田顕さんは、派遣会社の愛想の良いマネジャーさん役。

次々と問題を起こす派遣の女の子と、先方の会社の間に立ってハラハラする役どころでした。

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当時はまだ大泉洋さんが売れっ子で、安田さんはバーター的な扱いのことも多かったかも知れませんが、

どうしてどうして、しっかりと爪痕を残され、次回作にも抜擢されました。

『ハケンの品格』の2クール後の『ホタルノヒカリ』は、同じプロデューサーでスタッフもチームだったのでしょう。

二つの作品の安田さんの役名がリンクしているのに笑いました。

※ ハケンの役名が『一ツ木慎也』 ホタルノヒカリは『二ツ木昭司』

 

ホタルノヒカリも前作同様、サラリーマンの役でした。

素っ頓狂なヒロイン ( 綾瀬はるか ) と部長 ( 藤木直人 ) のやりとりを、なんだかなぁと傍観する役。

こういう脇の役は、悪目立ちしてもダメ、かといって誰でもいいように演るんじゃ意味がないので結構難しいと思うの。

そんな役だって難なくクリアして爪痕を残す安田さんでした。

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編集者の役もウマかったです。

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黒木華 主演の『重版出来』では、新人ツブシと悪名高い編集者を好演しました。

残業はしない主義、仕事中にSNSを更新していたり、営業部からの協力要請にも理由をつけて断る変わり者の役で、こういうクセのある役も出来るんだと驚きました。

 

もっと驚いたのは『問題のあるレストラン』のパティシエ役。

見ての通りの女装ですが、人の痛みがわかる繊細な神経の持ち主という役どころを

キチンと演じきっていました。

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途中でホントの女性に見えてきたもの。


知らなかったんですが、この前年にも女装。

こちらが初女装だそうです。

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「小川町セレナーデ」

この映画は見そびれていましたが、近々絶対に観ようと思います。

 

 

やくざだって出来ます!

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座ってるだけで、キチンと凄みがある。

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『龍三と七人の子分たち』より

 

 

下町ロケットでは、技術者の役でした。

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やくざのギラギラした目から、物を作る職人のキラキラした目に変わっている。

 

 

 

NHK「なつぞら」の、ヒロインの同級生のお父さん役も良かったなぁ。

北海道が舞台ですから、安田さんの所属するTEAM NACS全員が配役されていました。

※ 安田顕=菓子屋「雪月」店主・小畑雪之助役

  音尾琢磨=柴田牧場従業員・戸村菊介役

  戸次重幸=天陽の父・山田正治役

  森崎博之=十勝支庁の支庁長・大清水洋役

  大泉洋=ミルコス社長・松武博

 

 

安田さん演じる雪之助は、なつの同級生・雪次郎の父親で、和菓子屋「雪月」の店主でもあります。

息子の雪次郎を東京に修行に出すのですが、雪次郎は芝居がやりたくて修行先の店をやめてしまいます。

修行に出した店は、雪之介も修行した恩のある店ですから、雪之助は息子の非礼をわびに上京します。

そして。

父親・雪之介のとった行動は、息子が戻るまで代わりに店で働くということでした。

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父として、和菓子職人の先輩として、自分の生きざまを見せる雪之助。

メインのお話とは別に、ここにもひとつの家族の姿が描かれていました。

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安田顕さんは、本当に様々な役柄が出来る俳優さんです。

『水曜どうでしょう』が始まった頃は、大泉さんの影に隠れてしまっていましたが、

私は、役者としてははるかに上の腕前を持っている人だち思っていました。

 

大泉洋さんは、良い意味で、どんな役をやっても<大泉洋の顔>がそこにあります。

下の写真を見ても、他の人よりも安田顕さんが一番、

<俳優として>ではなく、雪月主人の顔で、雪次郎の父の顔に見えるんです。

 

 

<安田顕>という名前を忘れさせる俳優

画面の中の安田顕さんは、時に職人、時に技術者、時にやくざ、時に気弱なサラリーマンです。

ドラマを観ている間、私は<安田顕>という名前を忘れてしまいます。

これって凄いことだと思うんです。

<演じている>のではなく、その時その時の人間として、そこに存在するということだろうから。

 

 

今回は、私が観たドラマの中で、特に気になったものだけをピックアップしましたが、

Wikipediaには「こんなに多くの作品に出ているのか」と驚くほどの作品が並んでいました。

 

主演も沢山やられていました

これ見たい!

 

これも気になる

 

安田顕特集、組めるくらいあるみたいです。

 

CMにも沢山出演されてます。

最近は、このCMが好きです。

 

今月末には、NHKで主演のドラマが放送予定。

片腕のレンガ職人の役らしい。

これもまた、今までにはない顔を見せてくれるに違いない。 

植木を置いてやったら

ベランダの植木の配置を変えました。

すずめたちの餌場がブラブラしていたのを、少し安定させて。

木を周りに配置したら、もう大さわぎ。

 

左は3日前 →→→→ 右が、本日

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順番待ちも、チロリアンランプの枝にとまって出来るようになりました。

 

今日もツキグロさん、出て来てくれました♡

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よかった!



 

とじこみは、カロリー備忘録。つまらんものです (;^ω^)

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セロリ大好物なの

いつものスーパーで、ホワイトセロリを見つけたので二束買ってきました。

 

セロリが好きです。

 ホワイトセロリも大好きです。

  でも、セロリのスプラウトはもっと好きです。

 

・・・なんかそんなフレーズのCMあったなぁ。

「キリンさんが好きです。でも、ゾウさんの方がもっと好きです」

 

電話と女の子のCMといえば、初期のカルピスのCM。

れいこタミーちゃんという名前の子だったらしいけど、可愛かったなあ。

検索結果 カルピス「母親 タミーちゃんと電話」 - 放送ライブラリ公式ページ

 

 

ああんまた はなしがづれた

 

ホワイトセロリでまず作ったのはツナと合わせてマヨパスタ。

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糸唐辛子を散らすと、なんか雰囲気でた。

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左がMOURI 右がわたひ

どちらにせよ、カロリー多すぎだ、とほ

 

てなわけで下は、カロリー⤵

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併読中の本「志賀直哉・天皇・中野重治」

以下は現在、併読中の本

 藤枝静男:著「志賀直哉・天皇・中野重治」

 柚木麻子:箸「BUTTER」

 夏目鏡子:箸「漱石の思ひ出」

 

みなそれぞれに興味深く、面白さが違ってやめられない。

しかしこのラインナップ、頭がこんがりそうです。

BUTTERは、図書館で借りてきたものだから返却までに読まなければいけないが、

これがなかなか長編です。面白いんだけど。

 

志賀直哉・天皇・中野重治は、「藤枝静男全集1」に収録されたもので、

これまた図書館の返却日がせまってきてるもの。

この本、読みどころが満載で、ひとつひとつ道草したくなる困った随筆です。

志賀直哉に傾倒する作家-藤枝静男が、志賀直哉と中野重治が天皇をめぐる議論で仲たがいした経緯を、

二人の往復書簡をもとにつまびらかにしていく様が実に興味深いのです。

しかし、本文全体をキチンと理解するためには、志賀作品は勿論、中野作品も読んでいることは必須。

作品のみならず、二人の人となりや交友関係がわかればもっと面白い宝石箱のような一冊です。

私の好きな里見弴のことも色々出て来るし。

 

偉いものを読み始めてしまったものだ

志賀さんのことは、里見弴つながりで多少のことはわかります。←ごくごく浅い知識ですが。

しかし中野重治は、昔「春さきの風」「鉄の話」「第一章」を読んだところで頓挫しました。

代表作「村の家」くらいは読まないと、と思いながらそのままになっています。

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頓挫した理由は、好きな種類の表現者でなかったから。

中野重治という人は、文学者というより思想家といった印象が強くなりました。

原泉さんの配偶者だというのも後に知ったこと。

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少ない作品で決めつけはいけませんが、

中野さんにとって『筆』は、プロレタリア思想を主張する為のひとつの手段のように見えてきてしまったのです。

 

例えば、同時期に生まれ、同じプロレタリアの、同じ転向文学の作家である島木健作の小説は違います。

島木さんの本は、政治思想を抜きにした文学性が感じられる。

島木作品からは親と子の情愛や、人間関係のもつれやとまどいが、ひしひしと伝わってきて、静かな感動をいだくことが出来る。だから私はファンになりました。

 

しかし中野重治さんはちょっと違うんだな。

例えば「鉄の話」では、皇太子が行幸で、近くの村の前を通られる。

村民は稲刈りの忙しい時に神社を建て替えたり、道を綺麗にしたり散財しなければならない。

というようなことが書かれているんですが、村人がどんなキャラクターかイマイチ描き足りないので、状況が平べったく感じました。

結果として、物語性や文学性よりも、皇族のために皆がいらぬ苦労をしているという部分だけが悪目立ちしてした感がありました。

 

 ⵈⵈ と、これはあくまで私の感想。

代表作を読めば、もっと心にせまるものがあるのだろうし、

でなければ後世まで名が残る作家ではないハズです。

 

 

そんな風に思っていた中野重治と、特権階級の出である志賀直哉の結びつきが意外で、読んでみたくなったのです。

二人の交流については、Wikipediaの中野重治のエピソード欄にも書かれています。

【エピソード】

中野重治は、1945年(昭和20年)3月、世田谷区新町に住んでいた志賀直哉を訪ね、その後も交流があった。

戦後、「新日本文学会」を結成すると、中野の人柄に好感を持っていた直哉も賛助会員となる。

翌年3月中野は『学芸封鎖の悪令』(読売新聞)で「国民は飢ゑてゐて天皇とその一家は肥え太っている」と皇室を、『安倍さんの「さん」』(読売報知)では文部大臣安倍能成を批判する。

これを読んだ直哉は「何か復しう心のやうなものも感じられ兎に角甚だ不純な印象」と手紙に書き文学会を脱会。

直哉に畏敬の念を抱いていた中野は徳永直と手紙で慰留するが、これ以後直哉が新日本文学会に関わることはなかった。

 

一連の仲たがいについて、本書では往復書簡で詳しくわかります。

その手紙の中に、膝を打った文章がありました。 

昭和21年3月11日、志賀直哉が中野重治に宛てた速達でした。

前略 今日読売で君の「安部さんの ( さん ) を読み不愉快を感じました

天子様が太って ゐられるといふ文章を見た時も不愉快でした 

君が正直に買いてゐるのか或る成心で書いてゐるのかききたいと思ひます

 

何か復しう心のやうなものも感じられ兎に角 甚だ不純な印象を受けました 

君は此前来られた時純粋に文学的なものを書くやうにといふ事を書いて欲しいといはれましたが課題されて書くこともきらひなので生返事をしてゐましたが幸ひそれを書く気になったので「随想」お送りしました 

僕はさういふ事を望まれる君自身もさういふ考へだらうと思つてゐました

が前の二つの文章はその反対のものだといふ印象を受けました

 

文学者を全然捨てて書かれるならそれはその人の勝手です

然し文学者の看板をかけながら文学を手段として正直でない事を若し書くならばそれは嘘つきです

 

日本文学者の会趣意賛成なので入会しましたが、退会します

君の会といふのでもないかも知れませんが君が中心なのだらうと思うので退会します 草々

太字の部分を読んで、ハタと思いました。

私が中野重治の小説でもやもやとしたものを感じたのは、これだったと。

嘘つきとまでは思いませんが、「文学者の看板をかけながら文学を手段として」というフレーズがまさにそれだったのです。

 

 

本書には、他にも読めば読むほど味わい深いであろう話が満載です。

それを全部楽しむには、もっともっと中野重治のことも、安部能成のことも、当時の社会的背景も、和辻哲郎・山本有三・田中耕太郎と志賀直哉の交流関係。

小林秀夫、徳永直、などなどここに登場した人物のことを知っていた方が良い。

そうすれば何倍も何十倍もうなづけるようなエッセーなのだと思います。

勿論、作者-藤枝静男さんの作品も読んでみたい。

そんな欲望を掻き立てられる一冊だったので、

何年か後に、再読してみようと思いました。

 

 

里見弴さんのことも色々と出てきました。

下記は、里見弴や志賀直哉が、いかに特権階級の生まれであったかを

具体的に書き記している文章です。

貴重な話なので、備忘録として書き起こしておこうと思います。

彼らの天皇親近感と下級者蔑視とは、園池氏の類族においては恐らく癒着融合していたであろう。

その見事にして醜悪な例は公爵近衛文麿である。

彼は「貧乏物語」に心酔し、河上肇を慕って京大に転じ、一時は脱華族と観えたけれど、ひとたび総理大臣関白の位につくと正体を現し華族以外のなりあがり者は閣僚と謂えども冷酷無残にとりあつかって何の反省もなかったのである。

 

 しかし志賀、里見、長与などを例にとれば、種類はちがって両者は分離している。彼等は、大日本天皇の藩屏という特権優良階級意識の自覚養成を目的として設立された学習院の校風を身につけたし、実際に天皇一家とは学友として接したし、屋敷に帰れば奴隷的に訓練された使用人を顎で使っていたにちがいない。ここまでは同じである。しかし彼等の属した家庭は「一人狼的金銭成功者」の家であって「天皇血縁者」の家でもなければ「小天皇的大名」の家でもなかった。だから彼等は、自意識の発達によって個人の尊厳にめざめると同時に容易に特権階級批判者となり得たし、また敗戦後の天皇制廃止論に対しては極めて自然に ( 個人的心情的親愛の再生は別として ) 一様に首を縦にふったのである。

p.369

 

 

里見氏は、敗戦直後に稿を起こして東京新聞に連載した長編「十年」のなかに、天皇を指して「平ったく云やァ、軍部のボスだ」と放言する男を登場させたが、天皇自体に対しては同情と憐みの眼をもって静観しているのである。

つまり彼等には、いざとなると、われわれの頭には思い浮かばぬ緩衝クッションみたいなものが生まれるのである。

 

 そして私は、その眼が、彼等に特有な学習院的記憶と結びついた敗戦天皇への憐愍にあると推するのである。

志賀直哉は、明治二十二年学習院に入学したとき、校庭の木の下に後の大正天皇を交えた五、六人の上級生が待ち構えていて捕らえられ、頭のツムジを調べられたのち「二つふるから生まれ変わりだ」と云われて放免された。

里見弴の初等科クラスには皇族が五人いたが、東久邇宮と相談して習字の残り墨を腰掛におけておき、次に座ったものの尻を真っ黒にしたのがそろって三日間の放課後留め置きを食らった。

東久邇宮兄弟と同じ家庭教師についたが庭に出て暴れてばかりいた。

長与善郎は明治三十八年の十七、八のころ箱根に避暑中、五歳くらいになった今の天皇と弟の秩父宮に会った。同行の母堂が「抱っこさせて下さい」と云うと、すぐ肯いてチョコチョコ歩いてきて膝に腰かけて大人しくしていた。弟宮を「アッチャン、アッチャン」と呼んで仲良く遊んでいたが、丈夫ではなかったせいか顔の印象が暗かった。

── どれも極めて淡い平凡な思い出に過ぎぬ。だがそういう皇族に、自分の眼で、仰山な云い方をすれば肉体をもって接してした彼等と私たちでは、気持ちの及ぶ範囲は異なるのである。私たちとちがって隔てが一枚剥がれているのである。

p.373

 

追伸*

たまうき (id:ni-runi-runi-ru) さん<<<

ブックマークコメントを使ってしまいましたので、こちらの方に。

志賀直哉は、引っ越し魔で生涯23回転居したそうです。

ウィキペディアによりますと、

我孫子のあと、京都市上京区→京都府宇治郡 →奈良市幸町→奈良市高畑町→東京市淀橋区→世田谷区新町→静岡県熱海市→渋谷区常盤松町と転々としたらしい。

中野重治と往復書簡を交わしていた昭和20年~21年は世田谷区新町にいたようです。

因みに中野も近く ( 世田谷区二丁目1-172 ) に住んでいたようで、

往復書簡には志賀が中野に速達を送った、中野届かない、中野やっと届いた住所が違っていたみたいな緊迫するやりとりもありました。

志賀直哉はカー助ですから、番地を ( 1331 ) と、間違えて投函してしまったみたいです。

 

 

 

 

 

そんなワケ どんなワケか知らんが、とじ込みはいつものように

本日の料理とカロリーです⤵

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