庭に果物が生るのが憧れでした。
弟がビワを食べて、ポンと庭にほおったら芽が出てきて、いい感じに伸びてきたんですが、
伊東のオバサンが遊びに来た時に、引っこ抜かれました。
オバサン曰く、家に果物の木は厳禁。家の者が寝つくというんですって。やだなーオバサン。
昔からこのオバサンの話には誰も逆らえず、弟もピーピー泣いて終わりました。
今でもビワといちじくが好きです。
この時期、いちじく見ると、買いたくなる。
そのまま食べていいし、料理の食材にもなるから、あると便利ですもの。
MOURIも、ワタシの母もいちじくが好きです。
母が泊りに来た時のこと、いちじくのコンポートを作ってあげました。
母は食べるのが遅く、MOURIは早いものだから、母は分が悪かったんですね。
最後の一個をMOURIがペロッと食べちゃったら、母が泣きそうな顔をして「あああっ」って。
義理の息子と母が 2人でゲラゲラ笑ってましたっけ。
そんなたわいもない光景を、いちじく見るたびに思い出します。