仕事場をぬけて、義父の葬儀に向かっています。(2016.10.26)
悲しい気分で山を見るのはつらい。。。
人工透析を終えた母をピックして、まず昼食。
「少し痩せたね」
「そうかしら」
透析を受けながら夫の看病 (病院通い) をしていたんだもの、さぞ疲れたことと思います。
病院の売店で買ったおにぎりとか、パンなどしか口にしなかったかも知れぬ、
温かいもの、たんと食べて欲しい。
白身魚の野菜あんかけ。
優しい味で温かくて美味しいって。
釜飯なんて、家じゃ食べられないものね。
朝から何も食べないで飛んできた私。
がっつり鶏カツを食らう
翌日。
葬儀を終えて、義父の2人の弟さんと お蕎麦屋さんに行きました。
「いちや」さん。
ご自宅で営業しているみたいです。
通されたお部屋も、おばあちゃんちみたい。
メニューはシンプルだけど、吟味されたもののようです。
私はかけそば。母と弟さんたちは釜揚げにしました。
お通し?
ごぼうを柔らかく炊いたものでした。
出汁がしみ込んでいて、優しい味です。
たまご焼き
美味しい、、、すごくすごく美味しい。
ご店主はきっと優しくて穏やかな性格の方なんじゃないかな。
とんがったところ、ひとつない味でした。
大根おろしが緑色です。
全然辛みがなくて、水っぽくないのが面白い。
何と言う大根か、あとでお聞きしてみよう。
かけそば
凄い量です。
シンプルなだけにつゆが命の一品ですが、極上のつゆ。
大変美味しい。
何だろう、疲れた悲しい気分を包み込んで温めてくれるようなお味。
釜揚げ
母たちの釜揚げもまた素晴らしい。
薬味を入れたそばつゆに少しずつとって食べるみたいですが、
そば湯につかったそばがとても優しくて、これまた心身を和ませてくれる味。
デザート いちじくのコンポート
甘すぎず美味しい出来上がりに感動。
最後にさっぱりした感があるのは、バルサミコ酢の味かしら。
それも強すぎず、非常に塩梅が良い。
縁側からお庭を見ながら食べる蕎麦、最高でした。
日向でぽーっと出来るなんて、緊張続きだった母の心も和らいだかもしれない。
悲しくても腹は減るものです。