garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

AIでよみがえる美空ひばり

29日、NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」を観ました。

驚愕しました。感動しました。

 

 

 

この企画は、NHKが一年半以上もかけて試みたものだそうです。

NHKやレコード会社に残る、膨大な音源をもとに、最新のAI技術によって、美空ひばりを現代によみがえられたのですよ。

 

亡くなった人をAI技術で再現するというのは他の国にもありました。

例えば、テレサテン。

だけれど海外のAIとの相違点は、美空ひばりのAIに新曲を歌わせたことです。

 

そこにいきつくまでは長かった。

とにかく一年半もかかったそうです。

途中で美空ひばりさんのファンクラブの人たちにも見せたりして、評価はぼろくそでした。

 

それでも諦めなかったのがAI音源を担当したヤマハのボーカロイドの技術者の皆さん。

ただ集めた音源をAIに覚えさせ合成するんじゃなく、美空ひばりさんのタイミングや歌い方のくせなどをボーカロイドAIに学習させ、本人が歌ったこともない曲でも本人らしく歌えるようにチューニングを繰り返していくという作業でした。

最初の段階で「ひばりちゃんのロボットみたいで気持ち悪い」と酷評だったものが、

チームの方々が、美空ひばりがアクセントになる一音だけ出すという高音 ( ホーミーみたいな音 ) に目をつけて、それを学習させ直したこと。

⤴ その辺のことは、是非この番組を見てください。

 

衣装は当時衣装を作っていた森英恵さん。ヘアメイクも当時の結髪さん。

動きの見本は、天童よしみさん。

新曲のプロデュースをしたのは、生前最後の曲「川のながれのように」を手掛けた秋元康さん。

 

プロの皆さん、妥協はしません。

 

AIの美空ひばりが歌う「あれから」という曲の最後には、語りがありますが、

これを聞いた観客、最後は涙なみだでした。

 ( 前例には息子の加藤氏を始め関係者も泣いてました ) 


 

今、美空ひばりが生きていたら、こんな曲をこう歌うんじゃないかという試みも凄いと思います。

 

AIのこういう技術は、あまりにも高性能なので多くの危険をはらんでいます。

例えば、オバマ大統領にそっくりのAIに、本人が言わないようなメッセージを言わせてフェイク映像を作ることだって簡単。

北朝鮮の金正恩と、アメリカのトランプのAIがキスをするようなフェイク映像を作ったり、

やろうと思えばそんな危険なことにも使えるのだから。

 

そういう意味で、AIの開発や、特に亡くなった人の再現に対しては賛否両論ある。

でも、そういうことを踏まえても今回の企画は凄いことだと思います。

 

成功したとしたらその原因は?という質問に

「美空ひばりさんにもう一度会いたい、という皆の想いがAIを完成させた」とのこと。

技術は人の想いがあってことなのだという、いい言葉だと思いました。

 

 

この番組は、10月2日 ( 水 )  午前0時35分にNHK総合で再放送するそうです。

ぜひ見てください!

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