恵比寿の病院の先生は、優しい女医さんで丁寧に診察してくださいました。
《診察結果》
● 左足の裏にほんのちょっと火傷をしているけれど、それは大したことはない。
● 心配なのは握力がかなり落ちていること。
左爪をヒーターから外そうと、右足を止まり木にかけて引っ張ったため、
左足後ろの爪に負担がかかり、握力が低下してしまった。
握力が回復してくれるといいんだが、最悪の場合は握力が戻らないこともある。
たとえ握力が戻らなくてもこれはしょうがない。
人間が悲観しても仕方ない。
鳥はたくましいものです。おかれた状態に適応して生きていく力を持っています。
命に別状はないので見守ってやってください。
《処置》
● 止まり木にクッション性のあるテープを巻いて、痛みの緩和と握力の低下を補助してやる。
● 炎症を抑える薬を水25ccに溶いて飲ませる。
⤴ 投薬中は、25ccの上の水の外の飲み水と行水はやめる。←それを飲んでしまうから。
《その他》
食べ物について
・人間の食べるものを与えてはいけません。
・熱を通したものはダメ。
・お米は生ならいいけれど、ごはんは体内に菌が発生する原因になる。
・生野菜 ( 緑黄 ) は必須。熱を通した枝豆なんかはダメ。
中毒になるもの
チョコレート、ねぎ、たまねぎ類、モロヘイヤ、つるむらさき、アボカドなど
体形は太り過ぎでも痩せすぎでもない。←「偉いぞ、いい体形だ」と褒められぴ~嬉しそうでした。
顕微鏡で見た糞に問題はなし。
消化不良、菌などなし。←ごはんなんかあげていたので、飼い主びくっとしました。
爪はのびかかっているが、今日はストレスなので少し落ち着いたら切ってあげます。
温度管理について
病気の時は、30度くらい
普段は18度くらいでいいんです。
お母さんのところ ( 寒冷地で暖房がきいていた場所 ) で育ったのなら、
いきなり18度はきついだろうけど、少しずつ暖房を低くしてやってください。
ずっと24度くらいというのは過保護です。
先生のお話で驚いたことがありました。
気候を感じさせないといけないのだそうです。
夏は暑い、冬は寒いと、ある程度季節感を感じさせないと一年中春になってしまいます。
春----恋の季節ですね、換羽季が滅茶苦茶になったり、毎日恋のダンスを踊っていませんか?と言われました。ずばり。毎日MOURI の指を見て求愛のダンスを踊ってます。
私の肩や、パソコンの上で踊るダンス、あれも季節感がなくなっている証拠なんですって。
⤴ ダメなの~? 可愛いのに~
鳥にとって、一年中気温が温暖で、食べ物がなくなる心配はなくて、巣もちゃんとある。これは一年中、春であることで、本来は不自然なことだと理解をしなければいけないそうです。
帰宅してMOURIにその話をしたら
「ぴ~改め、名前は、常磐ハワイアンセンターにしようか」と言われました。
「ぴ~、あんたの名前はこれから《常磐ハワイアンセンター》だってよー」
BAKAん (-_-;)
・・・・文鳥って、ちゃんと飼うには色々と大変なんですね。
つくづく不勉強でした。
帰宅してさっそく止まり木にクッションテープを巻きました。
メインの鳥かごの2本と、小さい鳥かごの1本、
余ったので、よく留まるパソコンのモニターのヘリにも貼ってやりました。
・・・ところがっ
全然留まらない。
留まらないどころか、恐ろしがって逃げまくります。
いつものようにニタニタしながら飛んできてモニターのヘリに着地しようと思ったら、
目に入ったんでしょうね肌色のフワフワが。急旋回して逃げていきました。
鳥かごの止まり木も全然ダメです。
巣の中をバタバタ逃げ回って、あげくの果て横の金網につかまってキャーキャー言ってる。
⤴ キャーキャーは嘘です。
止まり木を一本だけにしてみたり、半分巻いてみたり、色々やりましたがどうしてもダメでした。
⤴ ぴ~よ、お前はそんなにヘタレだったのか。
どうしてもダメなのでクッションテープは全部取りました。
保温電球のこと
怪我のキッカケになった暖房についてですが、実はパッケージと実物と違っていました。
ネットで見たら、パッケージは上部がツルツルでした。
実物は、上部に熱が抜けるように穴が空いています。
この保温電球は、100w (とかげなど用 )と、
小動物用に40wと20wがあって、
私は40wを購入しました。
点灯中でも上部は手で触われます。
しかしずっと触っていることはできず、
20秒くらいが限界かなという感じでした。
これを止まり木と同じ高さに設置してしまったのだから、
乗って下さいと言っているようなもの。
飼い主の私の決定的なミスでした。
更に後ろの爪が伸びかけていたのも問題でした。
ぴ~よ、ごめんよ。
現在は、上部をアルミホイルで塞ぎ、
一番高い場所に設置し、上に乗る隙間を無くしました。
また、止まり木も15㎝離したところにしました。
金色の物体は、クマよけの鈴。一応遮蔽物のつもり。
様子を見ているともう全然近づこうとしませんが、後日温熱電球は外付けにしようと思います。
看護婦さんも優しくて良い方でした
会計の際、餌についてと薬の与え方について、婦長さんからも丁寧な説明がありました。
処方箋の名前まで忠実に「ぴ~」と書いてくださってました。
現在我が家では皮つきの餌を与えています。
それについて色々と指導をいただきました。
好きなものを余分に入れてはいけないそうです。
また、2種類のペレットというものを少量くださいました。
ペレットは、皮つきと違い総合食なので、これを食べてくれるような、副菜は青菜だけでよいそうです。
でも、鳥は食べ慣れたものをやめないので、ペレットに慣れるのに半年はかかります。
当分は、皮つきの餌とに、2種類のペレットを与え、移行できるか少しずつ試してみることになりました。
どうしてもペレットがダメなら ( 皮つきの餌なら ) 、副食は青菜の他に、
ネクトンS (ビタミン+ヨード剤) 、白ボレー粉・カトルボーン ( カルシウム ) を与えること。
ぴ~、いきなりお皿が色々並び、当惑。
お薬の入った水は、一口飲んで「ペッ」と吐き出しました。
それ以来、一口も飲もうとせず、遠巻きにしています。
母のところにいた当時から、青菜は何をやっても食べず、
ペットショップで売っている顆粒の青菜みたいなのをやっていました。
でもそれもダメなんですって。品質表示、原材料の表示がないから何が入っているか
イマイチ信ぴょう性に欠けるんだそうです。
「何も食べないんです」という私に
「豆苗はどうでしょう、結構食いつき良いですよ」と教えて下さいました。
やってみました。
興奮しています。鬼のような顔をしてむさぼり食べています。
問題は、あたり一面緑のカスを飛ばしまくること、
そして口の周りが緑のくわんくわんになること。
何をやっても許してやる。
今は、お怪我をしてるんだものね。