ウィーン在住の 斉魚姉さん ( ※ ) からのメールに、
なにやら美味しそうなご馳走を作ったとありまして。
なんでも
「友だちが友達が 階段から落っこちて、第1腰椎を骨折。
気温37℃の中でギブス はめてる友達を見舞ってアラブ風の炊き込みご飯を作った。」とのこと。
ところが、ウマいウマいと食べた後、完成した写真を撮り忘れたことに気づいたとの由。
残り物の写真といっても、十分美味しさは伝わります。
すごーく美味しそうなので、斉魚 姉さんに作り方を教えてもらいました。
マクルーバ
アラビア語で「ひっくり返す」という意味なんだそうで、鍋で炊いたご飯 ( ピラフ ) をひっくり返してお皿に盛ることから名づけられているんだそうです。
食べたこともない料理を、作るっていうのも何だけどね。
斉魚 姉さんは「レバノンのおばぁちゃんがタライに一杯作ってくれたのが美味しくて・・・」というように本物を食べてるわけだけど、ワタシは本物を知らないんだもの。
完成したって、これが正解か、わからない。
ただ「ビジュアルがいいんじゃねっ」と惚れきって試作開始です。
材料 こんな感じ
買い足したのは、spicefactoryの6袋だけ。それ以外は台所に転がってた。
作ろうと思ったのはそれが理由、全部集めるんだったら大変でしょう?
野菜はこんな感じ
スパイスは、こんな感じ
作り方 |
1. | 骨付きの鶏肉を4~5等分に切り分ける。 斉魚姉さん曰く 「ペンチか、庭ばさみで、 5~6ヶにチョン切る」 |
2. | 玉ねぎとニンニク、鶏肉を炒める。 焦げ目も大事なご馳走。 |
3. | 鍋に水を入れて、 ホールスパイス ( クローブ・生姜・カルダモン種・コリアンダー種 ) に、 玉ねぎとベイリーフに、 パウダースパイス ( シナモン・赤唐辛子・カルダモン・コリアンダー・ナツメグ・チリ ) を投入、そこに2.の鶏肉とコンソメを入れて火にかけます。 |
グツグツ煮ること、2時間。
《煮始め》 |
《2時間後》汁が半分になる。。。 |
4. | ご飯と一緒に炒める野菜を切ります。 今日は、にんじん・ナス・玉ねぎ・ジャガイモ・ニンニクをみじん切りに。 シシトウは種を取っておきます。 |
5. | 4.の野菜を バターとオリーブオイルで炒めます。 |
6. | 5.の野菜がしんなりしたら、 事前に洗っておいたジャスミンライスを投入、 混ぜ合わせます。 |
7. |
6.を炊飯器に入れ、3.の煮汁を加えます。 鶏肉は別のお皿にとり分けておき、炊飯器に、レモン汁、レモンの皮、レーズンを加えます。 ピラフで焚くとよろしいかと。。。 斉魚姉さん曰く ちょっぴり、醤油も入れちゃう」 |
8. |
炊きあがったら、大皿にひっくり返して盛り付け、揚げた松の実、カシューナッツをトッピンクします。 斉魚姉さん曰く |
9. | 盛り付けた図(笑) 斉魚姉さん曰く 「物も言わずに喰いまくる」 |
どーん
炊飯器の中身を大皿にひっくり返して、周りに鶏肉を乗せて、
ナッツとか色々トッピングしたいのだけど。。。
我が家で一番大きな皿でも乗り切らない。
でも、ちゃんとおこげが出来てます。
うっま~い!!!!
スパイスの香りが口いっぱいに広がって、
とても濃厚な複雑な味です。
カルダモン、いい味だしてます。それにシナモンも。。。
トッピングのカシューナッツに当たると香ばしく、
レーズンに当たるとまた甘い味に変化する。
我が家は、クミンがあんまり好きじゃないので入れなかったけれど、
その方が色々な味や香りがわかっていいかも知れない。
とはいえ、これで良かったのかどうかはわかりませぬが。
美味しいんだもの、いいんじゃない?
斉魚 姉さん、美味しかったです。ありがとうございます。