BOSSに同行し出張です。最初の逗留地は宮崎。
宮崎は高校の修学旅行で一度訪れたきりの場所です。
飛行機が揺れて、気圧で耳が痛いことをのぞけば幸先の良いスタート。
到着早々、旅慣れたひとりがホテルのフロントに飛んでいきました。
地図を貰ってます。おススメの食べ物屋さんをリサーチしている様子です。
今回の旅のメンバーは、総勢10余名。
宮崎といえば地鶏でしょうということで、第一夜は皆で会食をすることにしました。
ホテルで紹介してくれたのが、最寄りの郷土料理店「鳥の里」でした。
通されたのは2階の座敷。
そんなに大人数ではないけれど、いいのかな。
お蔭で個室でゆっくりできますわ。
こんな感じの座敷 ( お店の写真をお借りしました ) です。
さて何食べよう。
やっぱり「鳥の炭火焼」でしょう。
固いのと、柔らかいのとあるらしいので、両方お願いしてみましょうか。
それから「たたき」と「鳥刺し」。
女性は野菜サラダや豆腐も沢山ご所望ですと。
それでは乾杯 🍻
お通し
あら、最初からおいし~~っ!!
鳥皮ポン酢です。
地鶏は東京で食べるスーパーの鶏より筋肉質なんでしょうね。
皮までもコリコリしてますの、いい食感です。
鶏わさ
にんにくのスライスが付いている。
どうしよ。いえいえ、みんなで食べれば怖くない。
女性が多いと、サラダ系も沢山頼みます。
そして。お待ちかねの鶏の炭火焼が配膳されました。
こりこりと固い、歯ごたえのある方が好きです。
あんまり綺麗に撮れなかったので、お店の写真をお借りしました。
女性陣は、ご飯ものに走り始めた様子。
「鳥茶漬けと冷汁、どっちにしよう」
「両方頼もう、みんなで回し食べ」ですって(笑)
一口貰いました。
うーん美味しい。
臭味なんて全くない良い鶏出汁ですから塩加減も薄めです。
「何も足さない、何も引かない」というサントリー山崎のCMコピーを思い出しました。
これこれ、冷汁。
宮崎の冷汁は、埼玉 ( 秩父 ) 地方のそれとは全然違います。
私の母の出身地、秩父地方では「ひやしる」と言ってキュウリや茗荷、なすなどを薄く切り
冷えた味噌つゆに入れ、うどんや素麺にかけて食べます。
でも宮崎の冷汁はご飯にかけるんですね。
もっと違うのは魚の出汁がきいていること。
いりこや焼いてほぐした魚と味噌をすったものを焼き、冷たいだし汁に溶かして仕上げるんだそうです。
そこに豆腐や夏野菜を加え、あたたかいごはんにかけていただくというから、
埼玉の「ひやしる」より、おごちそうですわ。
私はどちらも好きですし、夏の食欲のない時にはもってこいのメニューです。
あまり飲まない女性が半数を占める会食ですから、あがりは早い。
飲み足りない男性陣は、次の飲み屋を探して歩いていきました。
いいねぇ、知らない土地で飲み屋を捜し歩く男の後姿は。
して私は、ホテルでひとり部屋飲み。
こういうのも気がねがなくていいものです。
相手先の会社が用意してくださったのは「宮崎観光ホテル」という有名ホテルです。
お部屋はこんな感じ。
お風呂がユニットでなく広~い。
ホテルのシーツはしっとりして気持ちいい。
窓から見える月は、フルムーンの次の日で、心もち大きい気がします。
初日ですから、深酒などせずに、いい子に寝ることにしますか。
それではおやすみなさいませ。
※ これは11月17日のお話です。
前日の16日はお月様が、68年ぶりに最も地球に接近したという日でしたが、
東京地方はあいにく雨で、そのスーパームーンも見られませんでした。