上田と東京を行ったりきたりする日々が続いていますが、
東京に帰る日の昼ごはんを「蕎麦処~いちや」さんで食べました。
いちやは、50代後半のご主人がひとりで切り盛りしています。
住宅地の中にある一軒家を改装した隠れ家的なお店なのです。
2年前、義父が亡くなった時に来店して以来、足しげく通わせてもらっています。
ご主人が打つ蕎麦が美味しいのも勿論ですが、
一軒家の和室から眺められるお庭のロケーションも最高で居心地がよく、
お客さんが途絶えた時にはご主人とのお話も楽しいのです。
お蕎麦ができるまでに供されるお通し、のようなもの。
これがまたおいし。
出汁巻き玉子も優しい味です
今日はとろろそばにしました。
でも、あれ、こんなに大盛だったっけ?
今日は母と二人なので、二人ともフーフーいいながら食べました。
「ちょっと多かったですか?」
「美味しいから頑張っちゃったけど、今日の私にはちょっと多かった。」
「じゃ、次回は少な目にしますね」
「ダメよう、腹ペコで足りないってこともあるかもなんだから。
じゃ、次来た時は、その日の腹具合を事前申告しますね」
「わはは」
いつもこんな調子。
丁度お客さんが帰られたあとだったので、ご主人と陶器の話に花が咲きます。
ご主人は陶芸もされている方で、箪笥の引き出しにしまわれている秘蔵の陶器を見せてくれました。
桐箪笥に陶器をしまう、こういう使い方もあるのかと いたく感心。
大好きな器の口が欠けてしまったという話から、金継ぎの話になりました。
「金継ぎって、どこでやって貰えるのかしら」
「自分でされたらいいじゃないですか」
「えっ、自分で出来るものなんですか」
「出来ますよ、そんなに難しいものじゃ ないです」
ご主人はそう言って、金継ぎされた湯呑を見せてくださいました。
「近くにクラフト工房があって、僕もそこで習ったんです。」
「ええ、素敵」
ご主人が教えてくださったのは、Kibicraftというお店でした。
家具の販売・修理のほかに、刺しゅうや金継ぎのお教室も開催しているんだそうです。
金継ぎか。
今は本や、金継ぎキットも販売されているようで、そんなに敷居の高いものでもないと知りました。
上田がもう少し近かったら、Kibicraftさんの教室にも通えるなぁ。
そんなことを考えながら、上田を後にしました。
夕食は我が家
本日の夕ご飯は、練馬の旬 (関越自動車道の出口近 ) に寄って入手した刺身と赤エビ。
そして上田のスーパーで見つけた黒豆入りの味噌でもろきゅう。
こちらは最近のマイブーム、
ひじき&レタス&海藻サラダ麺のサラダです。
お酒は勿論、長野県の銘酒 真澄。
やっぱり、我が家でゆっくり食べるご飯いいです。