Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

デヴィ夫人と鍋島邸

散歩をしていたら、珍しいバラを見つけました。

ゴージャスだ。

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・・・なんかデヴィ夫人みたいだ。

 

デヴィ夫人が好きです。

歯に衣着せないところ、

美を追求しているところ、

半端なくはっちゃけるところも凄いと思います。

 

昔 ( 私が子どもの頃 ) 見たデヴィ夫人は、社交界の華と言われ、もっとお高いキャラクターでした。 

 

ところが。。。。

デウィ夫人は、バラエティーに出るようにもなり、

タイツ姿もOKだし、おっぱいがポロンと出たりもする。

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今のデヴィ夫人にはNGはないのか。。。

 

そんなデヴィ夫人がアド街ック天国でこんな話を始めました。

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「私が住んでる家も鍋島家の別邸か本邸」発言

別邸だか、本邸だか、随分ざっくりとして言い方だけれど、

隣の峯隆太の顔が可笑しかった。

「その家が、一萬田日本銀行元総裁の家になって」

「ひとり置いてわたくし」

ここまで公表したら、住所を言っているようなもの。

調べたくなりますわ、地図好きなもので。。。

 

夫人のお住まいは渋谷区神山町で、お宅公開もしているのですぐ判明。

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しかし私の興味は、デヴィ夫人の現住所ではなくて、

その場所が鍋島家と関係があるのかどうかということ。

 

すみません、始まってしまいました、地図サーフィンが。。。

上の航空写真に地図を重ねると、、、ニュージーランド大使館の上の《26》あたりがお宅。

鍋島邸の本宅があった所からは、少し離れているように思います。

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高度成長前夜 60年前の地図で見てみると⤵

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松濤公園の上の大きな敷地が鍋島邸があった場所です。

その上《神山町》と書かれた左に、ひとつ大きな家がある。

夫人のお宅の敷地は、その上の《26》と書いたところ。

やっぱり鍋島邸からは少し離れている。

 

 

鍋島邸、この地図の方がわかりやすいか。昭和戦前期 90年前の地図

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こちらにはハッキリと《鍋島邸》と書き込みがあります。

 

航空写真だとこんな感じ。昭和11年頃の写真です

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もう少し鮮明なのはないかしら。昭和20年から25年の写真

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鍋島邸のあった場所の道は特徴的です。

敷地に沿って野球の三角ベースのような形に道がなっている。

 

昭和36年から39年の写真。

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大きい赤丸が鍋島邸があった場所。跡地に家が立ち並び始めています。

上の小さい赤丸が、デヴィ夫人のお宅あたり。

少なくとも本邸ではないようです。

ですから別邸あるいは分家の建物があったりした場所なのかも。

一萬田総裁の家だったというのだから、これは火保図も見比べたくなった。

じゃ、これから図書館に火保図を見に行こうかな。

 

 

ところで。

鍋島邸があった敷地の形がどうしても気になります。

普通こういう特殊な形をしている場合は、川だったり崖だったりする。

 

最初の地図を見直してみると、

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おお~、やっぱり崖か。

敷地の北側に等高線が2本あります。

崖になっていたからこんな歪な形になっていたようです。

 

関東大震災前 100年前の地図

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これは明治時代の地図。

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この辺りはやっぱり茶畑だったんだ。

渋谷、大山、富ヶ谷、と名前でもわかるように、この辺りは谷間です。

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NHKの西口玄関の所が大きな池だったりするのも面白い。

ああ、地図サーフィン、やめられない。