Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

地図

気になる所を徘徊 その②

下北沢で美味しいラーメンを堪能して、井の頭線・京王線を乗り継いで芦花公園駅に到着。 芦花公園は、徳冨蘆花が晩年に居を構えた蘆花恒春園にちなんで付けられた名前。 この界隈はマンションにもアパートにも「芦花」と名のつくものが多い。 世田谷区で育っ…

世田谷城跡の案内板がすごい!

世田谷城跡にある案内板がとてもわかりやすいので残しておくことにした。 吉良氏と世田谷城 世田谷城は、清和源氏・足利氏の一族である吉良氏の居城として知られています。 貞治じょうじ5年 ( 1366年 ) 吉良治家はるいえによって築城されたといわれています…

無意味にぶらぶらする日

喫茶店を出て、代田1丁目から世田谷代田駅の方に戻ってきた。 小田急線の「世田谷代田駅」~「東北沢駅」が地下化され、線路跡に新しい商業施設が誕生した。 世田谷代田に関しては「由縁別邸 代田」という温泉施設が出来たり、自然を生かしたゆったりした遊…

航空写真 白い光の秘密

前々回の「鎌倉 御谷のトンネルのこと」の記事に対して、 たまうきさんが珍しい写真をご紹介くださった。 トンネル付近の航空写真を見ていて偶然見つけられたようなのだが、 写真 ( 左の古い方 ) に白く光る部分がある。 たまうきさんから「池のようにも見え…

地図から知った「代田連絡線」

昨日は、国立国会図書館で古い地図を沢山見比べ、複写して持ち帰ったものを深夜まで眺めて過ごした。 そして今日、面白いものを見つけてしまった。 ※ 大変ローカルな話ではなはだ申し訳なく、いつものことながら興味のない方は飛ばしてください。 三枚の写真…

国立国会図書館に行ってきました

秋日和 散歩に丁度良い気候になったので、さあ出かけよう 行先は、、、あちらにニョキっと見える建造物じゃなくて、 通りを隔てたこっち側にある施設、国立国会図書館です ずっと来たいと思っていた所に、やっと来れた。 利用者玄関 奥に見える屋根が新館ら…

島木健作の居所を追って

タイトルを見ると実に物騒、ストーカーめいている。 先日来、久しく島木健作マイブームとなり、 新しく入手した全集の第15巻を拾い読みしてニタニタしている。 今回の収穫は、島木さんが住んでいた住所が正確にわかったことだ。 島木さんの家といえば、終の…

森巌寺

昨日は病院の帰り、下北沢に立ち寄った。 4月22日放送のブラタモリ「下北沢」を見て、森巌寺というお寺を見てみたくなったから。 こちらが森巌寺 門の前に外人の男の子が座っていて、なかなか どいてくれないww くつろいでいるので フレームインしたままでパ…

足のむくみで病院通い

昨日は、猫のとんとんの病気話だったが、今日は自分の病院話。 ひと月前から足のむくみに悩まされ、主治医に相談したところ、原発性アルドステロン ( 持病 ) が原因ではないかと言われた。 アルドステロンでは高血圧を発症する以外に、手足の浮腫や頻尿の症…

見切れるスタッフ

またまた齋田家のお話を。 先日のブラタモリを再度 見返したら、一般では入れない齋田さんの家の縁側でお茶を飲んでいた。 いつも思うのだが、私はこの番組の関係者が羨ましくてならない。 普段 入れないような場所に「特別の許可をいただいて」と入れて貰っ…

齋田記念館

代田の図書館に本を返しに行くついでに、すこし徘徊した。 その一 コムギノホシでパンを買う ここは、旧芹沢邸の敷地を開発したこじゃれた通りにあるパン屋さん。 通りも素敵だが、パンも美味しいのであししげく通っている。 その二 齋田記念館へ行く パンを…

ダイダラボッチの足跡の場所を訪ねて

ダイダラボッチについて調べていたら、 かつて読んだ「昔の代田」に貴重な記述があることがわかった。 代田の古老・故 今津博さんがこう書いていらっしゃる。 守山小学校北側に出頭山という立派な杉林があり、その中に「ダイダラボッチの足跡」と言われてい…

代田のダイダラボッチのこと

小田急線、世田谷代田の駅前広場に巨大な足跡が描かれている。 地名の由来となったダイダラボッチの足跡を表したものだ。 ダイダラボッチとは何なのか、ダイダラボッチの足跡といわれる場所はどこなのか、 を知りたくてこの本を読んだ。 左は小学生にわかり…

古文書 講座

幕末の話に夢中になっている昨今、「昔の文書がスラスラ読めたらいいのに」という想いが強くなった。 こんな文書が読みたい⤵ 古文書読解には前々から興味と願望があった。 古地図の地名にくずし字が多かったからである。 古地図には下のようなコラム的なもの…

ドラマ『君の花になる』の屋上探し

12月15日記載 TBSドラマ『君の花になる』の録画を観始めている。 学園ものとかイケメン主役のドラマはあまり見ないのだが、 なんとなく本田翼主演というので観だしたところツボにはまった。 私のツボ、すなわちそれはロケーション。 何故だか、ドラマで使わ…

道玄坂の由来

11月04日記載 朝起きたら、足がパンパンで筋肉痛になっていた。 いやなんともなさけない。 昨日、渋谷を少しぶらついたぐらいで、こんなことになろうとは。 鎌倉の尾根を歩き回っていた頃は、10キロ20キロ平気だったのに。 首と肩が治ったら、トレーニングを…

『草の径』から「夜が怕い」

松本清張『草の径』を読了。 かなり難航した。 難しい話はひとつもないが、何が伝えたいのか受け止めらきれない作品が多かった。 「モーツァルトの伯楽」「ネッカー川の影」「呪術の渦巻文様」は、ドイツやアイルランドのダブリンの紀行文に小説をからめたよ…

神田橋界隈を歩く

久しぶりにお出かけ。 目的地は神田の免許更新センター。 前回までは新宿都庁の免許更新センターで良かったのだが、 昨年、給田交番の罠にひっかかり違反切符を切られてしまった為、 一般講習として神田まで出向かなければならなくなった。 それまでは、ずっ…

万世橋と昌平橋について

過去記事を整理していたら、 神田川に架かる「昌平橋」「万世橋」に奇妙な変遷があることがわかった。 上流にあったはずの「昌平橋」と、下流にあったはずの「万世橋」の名が、 時代によって反対に記されていたりするのだ。 garadanikki.hatenablog.com 右上…

「富嶽三十六景」御厨川岸より両国橋夕陽見

葛飾北斎「富嶽三十六景」御厨川岸より両国橋夕陽見 昨日この絵を、 読者登録させていただいている くろいぬ (id:suburikuroinu) さんのブログで見て、 前々から持っていた疑問がふつふつと湧いてきた。 www.suburin.jp この絵の位置関係、違うんじゃないか…

目黒競馬場跡と林試の森公園

これは23日のお話。 敬愛する相互読者のたまうきさんから、興味深いお話を教えていただいた。 「目黒は競馬発祥地(ダービー)で、多摩大大学院裏手の下目黒4~5にかけ 旧競馬場のコースの円弧が道で確認出来ます。」 すぐさま、航空写真を見て好奇心で一杯にな…

野田宇太郎『文学散歩』から神田錦町を想う

図書館から借りて来た 野田宇太郎の「文学散歩 別巻2」を読み始めたら、 昨日の『護持院ヶ原の敵討』と見事にリンクしている章にぶち当たりました。 なんとも偶然。 いえいえ、これはよくあることです。 本に呼ばれたのでしょう 図書館や書店の本棚を眺めて…

武士の敵討ちについて

森鴎外『護持院ケ原の敵討』から、菊池寛『恩讐の彼方に』と、何故か偶然、 江戸時代の敵討ちの話を読み継ぎました。 二作とも、近年の作家が書く時代物小説と一線を画している点に感心させられました。 池波正太郎 (1923~1990)、司馬遼太郎 (1923~1996)、…

芥川龍之介の生育地-小泉町をさがせ

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、まだまだ不要不急のお出かけははばかられ、 個人的には、とんとお出かけが遠のいてしまいました。 運動不足にもなっています。 って、ほほほ。 なんでもコロナのせいにしたらいけません! が、しかーし。 ぶらMarcoができ…

三田完『俳風三麗花』から横道にそれてます

今、つらつらと読み出している本がこの一冊 読書の先輩-よんばばさんが書評をお書きになっていらしたのを見て、 『草の花』の前作『俳風三麗花』を借りてきました。 hikikomoriobaba.hatenadiary.com この本は、俳句会に集う三人の女性を通して昭和初期のよ…

神山町の夕暮れ

バニラスカイ 自転車で、渋谷から自宅に帰る道すがら、お気に入りの場所に立ち寄りました。 あらーーっ、素敵なお屋敷が無くなって、更地になっている。 神山町 更地になっていたお宅の向こうは崖になっていて、谷地は「富ヶ谷」という地名に代わります。 渋…

志賀直哉とその周辺

先日は『志賀直哉の手紙』から、 『或る旅行記 青木と志賀と、及び其周囲』という未完の原稿の話になり、 その決定稿の『廿代一面』の話に転じましたが、この全集で読みました。 流石に有名な文豪だ、全集も分厚い ('◇')ゞ 図書館から借りてきた第一巻ですが…

NHKドラマ『ノースライト』

NHKドラマ『ノースライト』を観ました。 よんばばさんがブログで話されていたことに、激しく同感! 最近には珍しく大人の引き締まったドラマだと感心しました。 hikikomoriobaba.hatenadiary.com これもまた、よんばばさんがおっしゃっていらしたけれど、 子…

画鋲解禁

懸案のぼろ隠しですが、こんなんなりました 私的にはちょっと「ええーっ」なんです。 「ハワイは合わんでしょう、和室の壁の色には・・・ www 」 どうせなら《ジャングル柄》がいいと思うんだけど、MOURI 曰く「お試し」だそうです。 オタメシといっても、多…

「植村家の庭園」という本

ずっと探していた『植村家の庭園』が手に入りました。 世田谷の「桜丘すみれば庭園」の敷地の所有者だったご家族が出した本です。 自費出版の本なので、なかなか手に入らなかった。 中身は かつて植村家の所有だった頃の庭園の写真が主で、 造園当時の写真や…