WOWOW制作「双葉荘の友人」を見ました。
心に沁みる風景、世界観が好みで、何回も観直してみたい作品です。
横浜の街を見下ろせるテラスハウスのロケーションが最高だったから。
物語は、舞台監督の川村正治 ( 市原隼人 ) と雑誌編集者の妻・美江 ( 臼田あさ美 ) が双葉荘に越してくることから始まります。
双葉荘の魅力は、高台にあることです。
部屋は日当たりもよく、窓から見る景色は素晴らしい。
家賃は少しアップするけれど正治はかなり乗り気です。
美江は「家賃は ( 振り込みでなく ) 毎月持参すること」という大家・寺田幸吉 ( 中原丈雄 ) の高飛車な態度が気になり、乗り気ではありませんでした。
でも。
隣の部屋に住む主婦・八井沙李 ( 陽月華 ) と相性は良く、新生活は快適。
そんな中、正治は舞台監督の仕事を辞めてしまい、美江の計らいで自宅でライターの仕事を始めます。
ある朝、美江を送り出した正治は、家の中に不穏な気配を感じます。
誰もいないはずの家に人影が。
それは26年前に「双葉荘」の同じ部屋に住んでいた倉田誠司 ( 中村倫也 ) の《幻影》でした。
驚く正治に反応する倉田。
2人は同じ年。
画家の倉田とライターの正治は、次第に交友を結ぶようになりますが、
ある日正治は幻影の中で信じがたい光景を見てしまいます。
この作品は、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に貢献することを目的に創設された「WOWOWシナリオ大賞」で、応募総数482編の中からみごと大賞を受賞した川崎クニハルの「双葉荘」を映画化したものだそうです。
同じ部屋の、
2000年の住人・川村正治 ( 市原隼人 ) と、
1974年の住人・倉田誠司 ( 中村倫也 ) との
静かな交流がいい。
しかしこの双葉荘の大家というのが、嫌なタイプなんですよ。
男の正治は気にならなかったみたいだけど、美江の方は第一印象から嫌がってました。
それはこんな寺田の目つき。
上から下までなめ廻し、女性を値踏みするような寺田の視線と、
その夫を見つめる妻 ( 吉行和子 ) の顔が印象的。
正直言うと私、市原隼人の眉毛と、臼田あさ美のあひる口が好きじゃなかった。
しかしこの作品の2人は実にいいです。
26年も前の幻影に語りかける男のポジション取りには、市原隼人の何もしない演技がバッチリでした。
普通、こういう役には「抑えた演技」が必要なのでしょうが、彼の場合は上手じゃない ( 大根? ) ところが、かえって良かったのかも。
「気合だぜ気合!」といセリフがいかにも似合う、熱血演技で押し切ってきた俳優さんですが、今回はその真っすぐさが、いい味になっていたように思います。
ごめん、多分にディスってる?
臼田あさ美は「副編集長に抜擢され忙しくなる一方で、いっぱいいっぱいなところに、
夫は仕事を辞めてしまい家でライターをするって言い出して、毎日イライラしちゃう妻」という役どころがピッタリでした。
そんな市原・臼田演ずる現実の夫婦に、26年前の幻の夫婦が重なっていく、
なんとも神秘的な筋書きなんですが、真相がわかるともう一度見直してみたくなる鍵があります。
ニコールキッドマンのアザーズみたような鍵が。。。。
「双葉荘の友人」今ならHULUの無料体験で見ることが出来ます。
お時間とご興味があれば是非。
今日の朝ごはん
九条ネギたっぷりの鶏蕎麦
京の黒七味をたっぷりふりかけて、、、
いっただっきまーーーす!
今日の夜ごはん
Dカードのポイントでお寿司ぃ~
初めてのお店でしたが、残念、シャリがイマイチでした。
シャリが不味いって初めてですの、酢飯になってないんです。
お酢入れたの?って感じで、キリっとしていないものだからネタが良くても微妙。
唐揚げはサービスだそうです⤵
昨日の鯖味噌大根は、やはり本日の方が味がしみて美味しく食べられました。