Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

武者小路実篤記念館に行ってきました。

 

かぶとむし日記のSmoky さんが「武者小路実篤記念館」に行かれたと聞いて、俄然行きたくなりました。

 

 

7月に訪れた時は、緊急事態宣言下で閉館だったので久しぶり。

宣言解除を待って再訪したかった場所ですが、

特に、今回の目的は《直接応募はがきを渡しに》でした。

 

なんの応募はがきかというと、これです⤵

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映画鑑賞会 の申込締切日が二日後 ( 日曜日 ) だったので。⤵

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下手したら日曜日の締め切りに間に合わない。

応募したとて抽選だから当たらないかも知れない。

直接、応募はがきを持参しても受け取ってもらえないかも知れない。

それでもいいやと、出掛けることに。。。。

 

 

要するに。

緊急事態宣言解除して、どこかにお出かけしたかった。

 

 

郵便局で往復はがきを買って、電車に乗ります。

記念館までは、仙川駅から歩いて10分ほど。

桐朋学園の敷地が切れたところを左折。

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柿がなっているお宅を通り越して、、、

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こんな素敵な家も通り越す、

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気になる喫茶店だがスルー

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すごい、なつみかんが沢山成っている

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着いた!

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旧実篤邸がある「実篤公園」無料です。

公園を抜けた奥にある「実篤記念館」のみ有料。

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「水のあるところに住みたい」という子どもの頃からの夢をかなえ、仙川の地に居を構えたのは、

実篤さんが70歳の時でした。

安子夫人と二人だけで晩年を過ごした家は、国分寺崖線の斜面に建てられました。

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だから、公園入口を入るとこんな下りになる。

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邸宅の玄関。

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毎週土日には室内が閲覧できます。

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玄関からぐるりと回ったところにバルコニーがあります。

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邸宅は斜面の上に位置し、庭や池が見下ろせる。

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実篤さんは、午前中に執筆し、午後は書画の制作や来客の応接、庭の散策などにあてていたようです。

 

邸宅脇にある上の池の東屋

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庭は約5,000㎡ ( 1,500坪 ) 

邸宅は、建築家山口芳春の設計で約195㎡ ( 59坪 )

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敷地は現在、公共の道路を通すために三つに分断されています。

《邸宅がある場所》から《下の池がある場所》までと

《下の池がある場所》から《実篤記念館》までは、トンネルをくぐらなければ行けない。

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何年か前に、敷地の沼地奥で「光藻 ( ヒカリモ) 」が発見された。

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この日は見られませんでしたが、5月頃はこの洞穴の水面が黄金になります。

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こんな風に⤵

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あんまし綺麗だとは思わないな。

「玉子焼きみたいだ」と言った人がいたらしい 爆

 

ヒカリモの洞窟から八橋を渡って竹林まで戻ります。

6月にはここは菖蒲が咲くそうです。

 
 
 
 
 
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竹林も見事

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竹林をぬけたところに下の池があります。

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手つかずに自然を残しているのがいい。

 
 
 
 
 
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この時期の公園は心地よいです。

紅葉の頃はもっといいでしょう。

夏はちょっとねぇ、池があるから蚊が凄いのです。 (;^ω^)

 

下の池の場所からもう一回、トンネルをくぐると「実篤記念館」に到着。

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実篤記念館

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受付で、応募はがきを受理してもらえるか聞いてみました。

大丈夫だというので、館内で必要事項を記入させてもらいました。

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これで本日の目的はほぼ終了。

鑑賞会の抽選、当たればいいんだけど。

でも、そんなに期待はしていません。

今日は、「武者小路実篤と映画」という企画展を見ていきましょう。

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実篤さんは、大佛次郎、里見弴、久米正雄同様、多くの作品が映画化されました。

映画化には実篤の周辺にいた映画人の存在もあったでしょうが、

彼の作品が、友情や恋愛などをテーマにした肩の凝らないものだったからだと思います。

※「結婚悲劇」「ある父」「幸福な家族」「その妹」

 「世界を賭ける恋」「いのちの朝」「愛と死」など。

 

 

世界を賭ける恋

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今度上演されるという「世界に賭ける恋」は裕次郎と浅丘ルリ子の映画で、原作は『愛と死』なんだそうです。

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『愛と死』は、栗原小巻主演の映画「愛と死」の原作でもある。

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当時の映画の原作は、

ビッグスターの動く姿を楽しみにくる客のための筋書きとして活用される意味合いが強い、

だから《原作に忠実に》でないものも多くあります。

小説のシチュエーションのいいところを使って、涙を誘うみたいな使い方?

 

「愛と死」も、親友の妹と恋仲になるという設定だけで、登場人物の職業も、夏子の亡くなり方も違う。

「世界に賭ける恋」も似たり寄ったり。

裕次郎や、ルリ子や、小巻ちゃんを見たかったんだもの、観客の目的は。

 

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凄いミニスカート、おおって感じの太もも。⤴ いいのかこれで。

小巻さんはバレエをやっていたので、結構筋肉質なんだな。

 

 

展示の方は、可もなく不可もなく。

展示会場で、関係者 ( 所蔵提供者の家族? ) と思われる女性が、大きな声で話をしていました。

「ウチが貸した資料」とか「これは貴重」とか、、、プチ自慢に笑ろた (;'∀') 

少し興味が湧きましたが、スルーしました。

 

記念館奥の閲覧室は 見事です

実篤さんの本だけでなく、友だち ( 志賀直哉・里見弴など ) からの寄贈本もあり、閲覧できます。

貴重な本はガラスケースの中にしまってありますが、文芸員の方から

便宜上、鍵をかけていますが、ご覧になりたいものがあればお出ししますので、おっしゃってください。

と言われました。

 

開架書棚には雑誌「白樺」のバックナンバーもファイリングされていて、読むことができます。

いつも読みたいと思うんですが時間が足りない。

 

 

資料コーナーで凄いことがありました

記念館では、こんな立派なリーフレットを配布しているんですが、バックナンバーもくれるんですって。

全部は申し訳けないので興味があるものをリクエストして貰ってきました。

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リーフレットを受け取る時に、

「これ、過去の展示会のパンフレット ( 当初は有償 ) なんですが、

 古いものなので、ご興味がありましたら、無料でお譲りします」と言われました。

 

四部ほどありましたが、二部いただきました。

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いいのでしょうか、恐縮です。

 

再びトンネルをくぐって、

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鯉を愛でて、

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実篤像にご挨拶をして、

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帰ります。

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ああ。面白かった。

 

 

本日の夜ごはん

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かつおと、のり巻きは途中下車した下北沢オオゼキでゲット。

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両方とも美味でございました。

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