Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ドラマ『いりびと--異邦人』

 

WOWOWドラマ『いりびと-異邦人』をAmazonPrimeで視聴。

原作は原田マハの『異邦人 ( いりびと ) 』。

たかむら画廊の青年専務・篁一輝 ( 風間俊介 ) と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂 ( 高畑充希 ) は、出産を控えて東京を離れ、京都に長期逗留していた。妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗の画廊で、一毎の絵に心を奪われる。画廊の奥で、強い磁力を放つその絵を描いたのは、まだ無名の若き女性画家・樹 ( SUMIRE )

菜穂は、発声障害を持つ樹 ( たつき ) の作品を、自分の手で世に出したいという欲望に駆られる。

京都の移ろう四季を背景に描かれる、若き画家の才能をめぐる人々の「業」。

 

セレブ感もここまでいけば嫌味も妬みも感じない

菜穂は、嫁ぎ先の画廊が経営不振になり社長である義父 ( 菅原大吉 ) がオタオタしようが、専務である夫がバタバタしようが我関せずで京都で過ごしている。

そんな菜穂は「素晴らしい絵をみつけたの、ねえ最終でこっちに来て」と一輝を呼びつける。

一輝は菜穂を愛しながらも、その審美眼に嫉妬する。

 

菜穂の実家は、祖父が作った私設美術館を所有しているが、祖父亡き後 会社が傾きだすと美術館を閉鎖を余儀なくされる。父は副館長である娘・菜穂に内緒で所蔵品・モネの睡蓮を手放してしまう。

激怒した菜穂は京都の大立者・立野 ( 木場勝己 ) に自分名義の絵画を譲り、実家とも婚家とも縁を切る決意を固める。

 

セレブ感を高める女優陣と京都の暮らし

菜穂役の高畑充希は、静かに射貫くようなまなざしで令嬢を好演。

彼女の貫禄には、義父も実父も、大御所の画家・照山 ( 松重 豊 ) も敵わない。

一方 女性陣は優雅そのもので、妊娠中の菜穂の面倒をみる女流書家・鷹野せん ( 梶芽衣子 ) や、せんの教え子で旧家の妻・美幸 ( 荘 一帆 ) がセレブ感を高めている。

 

京都の画廊店主・美濃山役の松尾貴史も素晴らしかった。

上客の菜穂を応接室に通す際、一緒に通ろうとする美術評論家・木戸 ( マキタスポーツ ) を慇懃にあしらう仕草には静かな凄みがあった。

 

 

この作品は凡庸な男たちが、女の才能に嫉妬する話で、

一輝は妻の菜穂の千里眼に嫉妬、 照山は弟子の樹の才能に嫉妬する。

樹を世に出そうとする菜穂は、照山に「樹さんはいつデビューをさせるのですか?」ともちかけるが良い返事がない、やっとのことで「一夜限りのお披露目なら」と許しを貰った菜穂は、友達の美幸に頼んで屏風祭の目玉として樹の絵を出品する。

屏風祭りとは

老舗や旧家が通りに面した部屋に自慢の美術品を陳列して通りを通る人が眺められるようにするという京都の風習。

菜穂はその屏風祭を利用して、樹の作品のお披露目することを考えつく。

 

人間関係は複雑でそれを明かすとネタバレになるのでこの辺で終いにするが、

あっと驚く展開で、面白い結末だった。

 

 

 

 

本日の昼ごはん

定番の明太子パスタ

 

 

本日の夜ごはん

今日のメインは肉どうふ

うーん、牛肉安かったやつなのでちょっと筋が固い(´;ω;`)ウッ…