Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

鎌倉 土鍋ごはんKaedena  ( 再訪 )

三浦海岸へ河津桜を見に行くつもりで家を出ました。

でも、鎌倉散歩にもう少しお付き合いください。

いつまで鎌倉で時間を使っているんだと思われるかも知れませんが、なんとなくの理由があるのです。

それは 日光の加減

今日はいい天気だから、陽が高いうちに観桜するよりも、夕暮れ前がいいように思うの。

晴天の日差しのキツイ時に「思ったよりも綺麗に写真撮れなかった」

そんな経験ないでしょうか?

 

桜のような繊細な色は、陽が柔らかく射す時間帯がいい、、、、そんな気がしているのです。

なので時間を見計らっているのじゃ。

むふふ。

そんな言い訳しましたが、食いしん坊だということもあり。

ちょっと前から土鍋にベクトルが向いておりまして、

鯛の炊き込みの次には、本当に美味しい土鍋ご飯が食べたくなったのです。

 

なので再訪

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鎌倉土鍋ごはん Kaedena

 

本当に、本当に、最高の土鍋ご飯を食べさせてもらえる名店です。

お昼のピーク時は、階段下まで人が並んでいるそうな。。。

外にも椅子が置いてありますし、、、

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時間をはずしての来店なので、スムーズに入れました。

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店内には、2人がけテーブルが4席。4人がけテーブルが4席。

私は角の落ち着く2人がけ席に座れました。 

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私の席から店内を見た景色⤵

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さて、何にしよう。

定番ランチメニューの他にも期間限定があり、迷う迷う (;´・ω・)

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限定メニューか、、、牡蠣もいいなぁ、鰤もいいなぁ。。。

ああーなんと罪作りなラインナップだ。

 

最後まで『期間限定』ひかれましたが、定番メニューをひとつづつつぶしていくことにします。

お店のお嬢さんにお聞きすると、最近人気は穴子だそうな。。。

じゃ、それをお願い

 

じやーーん

江戸前煮穴子の炙り土鍋ごはん

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まあ、なんと美味しそうなツヤツヤでしょう。

土鍋ごはんには、小鉢とあおさのお味噌汁がセットになっています。

 

全体像

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お茶碗の柄が逆さだ(笑)

 

まずは穴子をご飯に混ぜ混ぜする

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そのままの方が良かったかな、、、でも遅い。

混ぜちゃったもの。

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美味しい💛

煮穴子の味付けは甘すぎず辛すぎず、心持薄味加減がニクい。

この加減なら穴子の上品な脂も十分感じられます。

二杯目はワサビを混ぜて食べますか。

うわっ、ワサビのお陰で違う味わいになった。

わわわっ、これこそ恋い焦がれた絶品飯。

 

Kaedenaさんは土鍋ご飯はもちろんですが、三種の小鉢がこれまた超のつくおいしさなのです。

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ひとつひとつ紹介しますと、まず。 

もちもち焼き粟麩と季節野菜の炊合せ

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大根も二色の人参も蕪もブロッコリも全部美味しく柔らかーく炊けている。

奥に見える黄色いのがお麩、これがまた優しい味なのですよ。

あんに白いつぶが見えます。

麹です。

味付けは、麹の甘さがわかるくらいの、本当に繊細な塩梅。

もうもうもう。

このお店の料理人、なんという舌の持ち主なんだろう。

 

鎌倉野菜と旬の魚のカルパッチョサラダ

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上に乗っているのは、揚げカダイフ。

このお店に来るまで、カダイフを知りませんでした。 

カダイフは、とうもろこし・小麦粉・塩を水でよく練り、糸状にしたものです。 フランスでは「天使の髪」ともいわれもともとはトルコ料理のお菓子として有名ですが、現在はフランス料理に取り入れられカダイフ包み料理や装飾として使用されています。

カダイフ(kadaif)/クナフェ(knafeh)/カタイフィ(kataifi)

 

 

自家製新玉ねぎの練り豆腐

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前回も堪能した練り豆腐ですが、今回は新玉ねぎですって。

凄いよう、新玉ねぎ、どれだけ丹精かけるとこうなるものか。

 

そうそう。

前回、上に乗っている黒いものの正体を聞きそびれてました。

まず、味わってみる。

ん? 長ネギの葉の部分を焦がしたのかな、、、でも苦くない。

ほのかな酸っぱさ、これは何?

うーん 参りました、降参です。

 

お店のお嬢さんに聞いてみました。

お嬢さんは「ちょっとお待ちください、確認してきます」と厨房に消えました。

しばらくすると、若い紳士が登場。

この方が、この素晴らしい数々の料理を作り上げた神の舌を持つ料理人?!

「これ、カブの葉なんです。

 カブの葉をオリーブオイルで軽く炒めたら、

 それをオーブンに移して2~3時間グリルして作りました」

 

えええっ? 3時間もですか?

驚くほど手間をかけて作られてるんですね。

優しいのに、このインパクトは何だろうかずっと考えていたけれど、とうとうわからなかった。

カブの葉ですか、いやぁ感動した。

 

お店のピーク時は過ぎたとはいえ、わざわざおいでいただいて、

しかも、作り方まで教えてくださるなんて、本当に感激です。

手間をかけ、丹精して愛情たっぷり作られた料理とは感じていましたが、

まさかトッピングに3時間かけていたとは、、、そこまでは思いませんでした。

驚愕です。

 

Kaedenaのご主人、ありがとうございました。

ごちそうさまでした。

心に決めました。

ランチメニュー、全部順番に食べていきます、何年かけてでも ♥

 

食後の紅茶

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