金沢の東茶屋街を歩いたら、おなかがすいた。
かなり遅くなってしまったけど、近江町市場で何か食べましょう。
二階から見た近江町市場
平日なので、すごく空いてます。
かえすがえす残念なのは、新鮮なお魚が買えないこと。
旅の途中で、まだ一日あるからなあ。
MOURI が「じゃ、魚買って、今日帰る?」と言うのです。
や~だ~、魚はあきらめる。
遅いお昼を、海鮮丼といきたかったが、回転ずし屋さんにしよう。
しかし、この旅行の昼食、寿司が多いわねぇ。
昨日も番屋街でお寿司だったし。。。
ここの回転ずしも、回転しているのじゃなくて、タッチパネルでお願いするのがいい。
地場三点盛とか、いか三点盛とか、白身三点盛とか、三つでひとつのお皿が面白いわね。
もう3時30分か、あんまり食べると夜ご飯が入らないので、適当に。。。。
お店を出ると、加賀野菜が斜めに綺麗に並んでいるお店があります。
お野菜なら、一日おいても大丈夫か、、、買って帰りましょう。
あっ、このにんにくの芽みたいなの、いもつるっていうそうです。
さて。次の宿泊地は。高山に決定。
飛騨高山、いい響きじゃない(?_?)
ところが。。。金沢から高山までの高速、これが大変厳しいルート。
とにかくトンネルが多い。
1キロくらいのトンネルが20穴近くあるんだもの。
それもね、トンネルが窮屈で、車線が狭いんです。
初めてだし、薄暮だし、ゆっくり走らないと危ないな。
いや~きっつい。
今日の宿と、居酒屋は、例によってMOURI がスマホで探しています。
「リーズナブルな宿でいいよな」「うん」
ということでカントリーホテル高山にチェックイン。
部屋に入って笑った!!!
足の踏み場がないんだもの(笑)
このベッドの並べ方、大爆笑よ。
ベッドとベッドの間は、蟹さん歩きしないと入れないじゃん。ちょっと大げさ。
ふつうドアを入ってすぐの所に、ハンガーとか、スリッパとかあるスペースがあるでしょう?
それもないんです。荷物はドアを入った通路に置くしかなく、どこに行くにも跨ぐしかない。
いいねぇ。こういうコンパクトを極めたのも www
とにかく今回は、徹底的に宿代を圧縮しましたの、ほん。
荷ほどきをしたら、さて飲みに出よう!!!
樽平
実はここも太田和彦さんが日本百名店として紹介していたお店。
いい感じの民芸風の造りですが、残念ながらカウンターは満席。
小あがりに二人だけって、ちょっと寂しい。。。
さて、どんなものが食べられますかね。
ここの女将さんは秋田の出身だそうで、お料理は秋田&高山が楽しめるようです。
とりあえず、飛騨ビールで乾杯。
「迷ったら、まずこれ」と書いてあるざいご盛りをオーダー。
面白いねぇ、コレ。
芋の煮っ転がし、美味しい。
おばあちゃんちで食べるような味だ。
手前の唐揚げみたいなのが不思議なんですが、この辺りの子供が三時のおやつとかに食べるものなんですって。空煎りした大豆に、お砂糖を入れた衣でさっくり揚げたらしい。
大豆がカリコリ、ふんわり甘くて、こりゃいいや。
・・・お酒には合わないけどね。
そうそうお酒。
飲み比べの3種というのがあるそうで、冷酒3種と純米3種をお願いしました。
どりゃどや
お店には女将さんがひとり。
お客さんが口開けに6人入られたようで、てんてこまいの様子。
3種のお酒を提供するのも手間がかかりそうだし、、、
実は、陸の孤島 ( 小あがり ) のワタシたちがビールにありつけたのも、結構待った ww
ナスの味噌焼き
秋田の女将の味噌焼きは、さすが秋田だ。
うん、酒がすすむ、すすむ。
飛騨牛の串焼き
一応おやくそく、飛騨牛。
ちょっと固いかな。
天然あゆの塩焼き
今日の天然あゆは大振りだというのでお願いしてみました。
あゆは背が手前なんですってね。
カウンターのてんてこ舞いが続いているところに、もう1人のお店の人がやってきました。店内の空気がガラっと変わります。忙しい時に頼んでいるのか、女将さんより20歳ほど若いその人は、女将さんが手に回らなかった段取りをキビキビこなしていきます。
カウンターでトマトの注文が入ると、、、
「おいしいですよ、このトマト。今お客さんに出す前にひとつ摘まんじゃったけど、あはは」ってその若い人。
じゃ、うちもトマト頼もう。
ほんとだ。
なんの変哲もないトマト。いや失礼、今日びマーケットには色んなデザートトマトが並んでるでしょう? そういうのじゃないという意味。
これも。おばあちゃんちで採れたトマトみたいで美味しい。
お酒の3種も飲み尽くしたところで、天領を冷でお願いしました。
お猪口選べるんだって。
若い人が、やっとお話がてら来て下さったので、何かおススメをお願いしました。
ふるさと焼き
おーおーおー、考えもつかない料理です。
若い人に「ふるさと焼き」って何ですかって聞いたら、
「漬物を焼くんです」という答え。
すぐきとか、かなり漬かった系の白菜としめじを炒めて、卵でとじてある。
長ねぎも散らしておかかがかかってて。。。。
面白い。漬かった白菜の塩気だけです。それで一品料理になるんですもの。
地元の料理って不思議なものがあるんですなあ。
お客さんが落ち着いて、店が一段落したら、
若い人はいつのまにやらいなくなってました。
忙しい時の、隣のスナックのママさんだったのかしら。
ああ、おいしかった。ごちそうさまでした。
※ 後日、知ったのですが「若い人」はここの女将のお嬢さんで、この店は2人で切り盛りしてるんだそうです。