伊予灘サービスエリアから、松山空港の方角を望む。
その先に瀬戸内海の島々が見えます。
松山市街まで、あと30分くらいでしょう。
陽が落ちる前に、なんとか到着しました。
本日の宿は、松山 東急REIホテルにしました。
部屋はダブルベッド、寝るだけなのでこれで十分。
部屋は繁華街と反対方向に面していて、山が見えます。
雲や星のスタンプみたいな模様がついている建物は何かな。
学校か何かなのかしら。※ 菅井内科という病院でした。
さて、街に出よう。
本日のお店は、あそこ
たにた
瀬戸内の美味しい魚を食べさせてくれるお店です。
こちらも 太田和彦さんの本で知ったお店です。
ガラリ戸をひくと、中央にカウンター、手前にテーブル席があります。
カウンター席に案内されました。
まずは、お刺身を。
オコゼ とカワハギをお願いしたら、
女将さんから「白身で似たようなものになりますけれど」とアドバイスが。。。
大丈夫です。
両方、食べ比べたいと思ってるの。
オコゼ カワハギ
見まごうばかりの白身 2品。
左のオコゼは、このお店の人気商品。
薄造りにしたあとの骨を唐揚げに、皮を味噌汁に仕立ててくださるそうです。
さて 食べ比べ。
オコゼは奥行きのあるうま味がありました。
カワハギは、白身魚の甘味が美味しい。
甲乙つけがたい勝負です。
四国は《白身魚が美味しい》とのことで楽しみにしてました。
大満足。
たいへんおいしゅうございました。
とうもろこしの天ぷら
「おビールの時にお出ししたかったんですが、遅れてすみません」
刺身と前後してしたことを、女将に詫びられてしまいました。
とんでもない。繊細なご配慮、ありがたく思います。
オコゼの唐揚げ
さきほど、薄造りにしてもらったオコゼ
香ばしくて、カリっサクで美味しい。
穴子の白焼き
これは美味しい!!!
さっぱりとしていて、塩のふり加減も心地よい。
栗の甘露煮も素晴らしいアクセントになってます。
そしてこのお皿。素敵。 こういう緑の角皿が一枚欲しいと思っています。
野菜の天ぷら
お隣の方が食べていて美味しそうなので注文。
サクッと上品に揚がっていて、美味しい。
旅に出て、魚中心だったので、ちょっと野菜に飢えてた。
うそです、ホテルの朝食で野菜もキチンと食べていたっけ (;'∀')
ああ、色々食べられて大満足。
・・・と思ったら、忘れてました。
オコゼの皮目が入ったお味噌汁です。
嬉しいなぁ。
ホテルの朝食の味噌汁は、わかめが多いから、
こういう魚の出汁がきいた味噌汁はおおごちそう。
たにたの女将さんは、かっぽう着のよく似合う、
たっぷりとしておっとりとして安心感のある素敵な方でした。
厨房で手が足りなくなると、すっと居なくなって手伝っている姿が、
カウンターの小窓からも見えました。
忙しくても慌てず、落ち着いた立ち居振る舞いが素敵です。
カウンターにいらしても、目立ち過ぎず、気配の消しかたがプロフェッショナル。
美味しい瀬戸内の魚を、落ち着いたお店で堪能できました。ごちそうさまでした。
小雨が降ってきました。
沢山食べたつもりなのに、まださまよう?
MOURI はこのお店が気になるみたい。
では梯子酒
お通し
サバの味噌煮、美味しい!!!
こちらも魚中心のお店ですが、
お魚はお肉と違って魚の種類の数だけ味も美味しさも違うと思うの。
だからいくらでも食べてしまいます。
ギゾのお造り
ギゾは、関東ではなかなか目にしない魚です。
関西では高値で食されるそうですが、ここ瀬戸内で獲れる魚。
瀬戸内ならではとならば、どうしても食べてみたいと思ってお願いしました。
あはは。
本日、白身3品目。
オコゼ、カワハギと比べてといっても、3歩歩いたら忘れてしまうあたし。
印象でいえば、癖のない白身です。
先ほどは薄造りでしたけど、ギゾは心持ち厚めに切られているので、食感が違います
見た目も美しい白身は、眺めてもごちそう
プルンとしてとても美味しい。
ホータレの天ぷら
ほーたれって、カタクチイワシのことなんですって。
美味しくて「頬が垂れる」ということから、ほーたれ ( ほうたれ ) と、松山で言われているそうです。
これも瀬戸内で大量に食べられているとのこと。
関東ではなかなかカタクチイワシの天ぷらはないですから、とても面白く堪能。
松山茄子の塩もみ
《松山》と名がついていたので頼んでみました。
切り口を見ると、縦長です。丸みのある茄子ではなく、長茄子なのかな。
塩もみも浅漬けで美味しい。茄子自体にも甘味があって美味しい。
ああ、ごちそうさまでした。
今日は何品食べたかしら。
松山にきて、魚だけでなく、野菜を料理したものも食べられて、
体も心も喜んでいます。
よし井の入り口の左上の窓が、私たちが座って席です。
よし井さん、何気に飛び込んだお店でしたが、大正解。
若い女の子がお運びさんでしたが、キチンと料理や酒の説明もしてくださいました。
若いのに、浮ついた様子もなくやるなぁという感じ、プロです。
厨房と座敷が離れているので大将 ( 店主 ) の顔は拝めませんでしたが、
その代わり、お店の顔となる有能なホールスタッフがいるのが凄いことだと思います。
さあ、今日は2軒もお邪魔してしもた。
そろそろホテルに戻ります。
おやすみなさい。