マクルーバにはまって半年になろうとしています。
そもそも。今でも。(笑) 本物のマクルーバを知りません。
斉魚 ( えつ ) 姉さんからのメールで「マクルーバ」なるものの写真を見て、
凄く興味をひかれ、作り方をざっくり教えて貰い、作ってみたのですが、ことのほか好評で。。。
一度作ると、その香辛料の香りが癖になり、またその香を嗅ぎたくなる。
これが中毒というものか。。。
マクルーバは「ひっくり返す」という意味らしい。
炊きあがった炊飯ジャーを逆さにひっくり返して皿にあける。
2合のジャスミンライス ( タイ米 ) に、野菜たっぷりだから、この量です。
ホームパーティーの時とか、人数が多い時にしか作らないでしょう、普通は。。。
でも。
凄く食べたくなったので作りました。
材料の香辛料はあらかた揃っている。
ひとつなかったのがカルダモン ( シールド ) 。
でも粉末のカルダモンがあったから、それでいいかなと省いて煮込み開始。
違うのよ、風味が。
私が中毒になっていたのは、カルダモンの風味だと判りました。
買いに走ったカルダモン
香辛料って、
カレーなんかレシピを見て「これとこれを入れろ」と言われるままにドバッと入れませんか?
そうすると、何がどういう匂いを発しているものやら、どういう味になるものやら、ひとつひとつの区別がつかないってことになりません?
今回で4度目のマクルーバ作りでやっと、何がどのくらい多いか少ないかで、味や匂いに違いが出るかわかってきました。我が家のマクルーバには、カルダモン多めで、チリと唐辛子若干減らしがいいみたい。
さて本日のお酒
実に変なんですが、神亀を試したいとのことで熱燗にしました。
神亀の真穂人
ラベルが破れているのはご愛嬌。
居酒屋探訪家の太田さんが、好きだと言っていました。
そして燗にするとたちまち味が変わるとか。
生 ( き ) でなめてみる
うおっ、凄い癖のある味です。酸味が強くて、ほんのちょっとですが苦味もある。
これが燗づけするとどんな風に変るのか。
おやおや? 思ったほどの変化はないが、多少スッキリした感じある。
んんん。でも、あまり飲みやすいお酒じゃないな。
ところが。これがマクルーバと食べると合うんです。
神亀は、好みが分かれると聞いていました。
結構、個性的なので料理に負けないと。
でもその表現は違うと思う(笑)
「料理に負けない」ではなく、「繊細な料理だったら張り倒してしまう味」なのです。
なので香辛料たっぷりのマクルーバと神亀 真穂人は丁度いい。
強い味と味、個性的な香りと香りが四つに組み、口の中でお相撲とり始めた感じ。
はっけよい、どっこい、
凄く変な取り合わせに見えますが、互角の勝負で美味しく堪能できました。
それで。。。
私の目論見では、半分食べて翌日も食べる予定のマクルーバだったのに。
「今までで一番美味しい」とのこと。
初めて買ったこんなチーズと合わせて、モリモリ食べて
なななんと
完食してしまいました。
やっぱり我が家には、MOURI とMarcoの他に、馬と鹿がいるようです。
今日もごちそうさまでした。