garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

BOOKふるほん

恩田陸『チョコレートコスモス』

恩田陸『チョコレートコスモス』を読了。 この本との出会いはひょんなことだった。「図書館行くけれど、返却とか取置きとかある?」 家人に聞いたら「じゃ、これ返却」と手渡されたのがこの本だった。《恩田陸》とあるので、アラと反応。 「演劇の話だったけ…

帝都物語の文庫について

今さらながらですけれど、 荒俣宏さんの『帝都物語』を読んでみたくなり図書館で借りてきました。 こんな表紙のやつ。 かなりのボリュームでしたが、面白く読了。 で、今日は本の内容についてではなく、出版物と図書館についての話です。 二作目を借りようと…

二冊の「眼中の人」

小島政二郎さんの「眼中の人」という本を二冊持っています。 著書の小島政二郎さんは、芥川さんと菊池さんをこよなく愛し尊敬していて、 自分は凡庸だがこの二人にずっと憧れをもって付き合ってきたといっています。 実際に2人のそばにいたエピソードは豊富…

菊池寛『頸縊り上人』を読んで思うこと

菊池寛の『頸縊り上人』を読んでみました。 菊池寛といえばその風貌と、 文藝春秋 ( 並びに芥川賞・直木賞 ) を作った人ということや、 『父帰る』『真珠夫人』くらいの知識しかありません。 菊池寛は大衆小説作家と言われていますが、初期の頃は純文学も書…

北村薫『六の宮の姫君』やっと読了!

六の宮の姫君、読了しました。 あーーーっ、長かったです。 途中で、ジョージ・エリオットのフロス河を挟んだのも原因ですが、 もうひとつは、2/3まで読んだのをもう一度、頭から読み直したからです。 で、感想。 今まで読んだ「円紫さんと私」シリーズとは…

小川洋子『ミーナの行進』

小川洋子『ミーナの行進』を読了。 小川さんの本はこれが初めてです。 最初の本をこれにしたのは、タイトルに魅かれたからでした。 ミーナの行進って何だろう、行進、何だかワクワクするイメージでした。 その行進って、、、、 これがまたユニークなものなん…

ジョージ・エリオット『フロス河の水車場』

『フロス河の水車場』を読了しました。 やっとこさでした。長い道のりでした。 筑摩書房 世界文学大系 85 3段書き345頁だもの、読んでも読んでも終わらずに、 図書館から借りた本を2回延長して3度借り直しました。 ということは、3か月は手許に置いたことに…

芥川龍之介『文反故』

北村薫 著『六の宮の姫君』を読み直しているという話をしましたが、 冒頭のこんな一文を見落としていたことに気づきました。 「芥川龍之介と来た日には大莫迦だわ」 寄り道ついでに、この『文反故』.も読んでみることにしました。 実に愉快な短篇です。 作者…

六の宮~につまづき、六の宮~を読む・・・

北村薫『六の宮の姫君』を牛歩のごとスピードで読み続けています。 正しくは《行ったり来たり》です。 実は半分、、、やっと円紫さんが登場するところまで読んだのですが、 物語の序盤に「私」と友だちの正ちゃんが旅行をしているシーンが気になって中断する…

彩流社の全集

ジョージ・エリオットの「フロス河の水車場」を手許に置きたくて探していますが、 なかなか見つかりません。 とにかく少ないのです、ジョージ・エリオットの本そのものが。 代表作「ミドルマーチ」「ロモラ」は単行本があるものの、「フロス河~」の単行本は…

今週のインプット状況

今週のインプット状況 ( 備忘録 ) ひとりごと フロス河の水車場も、ようやく1/3まで読み進むことが出来ました。 併読しているのは「鯖猫屋敷ふしぎ草子」「六の宮の姫君」「澁澤榮一傳」 このラインナップにちょっと偏りを感じ、仲間に入れたのが「完璧じ…

澁澤榮一傳 難解ですけど面白い

むかーしむかし、しぶさわえいいちという偉い人がいました。 その人のことを、これまた偉い文豪が本にしました。 澁澤榮一傳 幸田露伴 タイトルの旧字でもわかっていただけるでしょうが、難解な書物です。 1ページ進むのに、何回辞書を引かなきゃいけないか…

志賀直哉とその周辺

先日は『志賀直哉の手紙』から、 『或る旅行記 青木と志賀と、及び其周囲』という未完の原稿の話になり、 その決定稿の『廿代一面』の話に転じましたが、この全集で読みました。 流石に有名な文豪だ、全集も分厚い ('◇')ゞ 図書館から借りてきた第一巻ですが…

志賀直哉「友への手紙」から

昨日、武田麟太郎と島木健作の作風について話をしましたが、 これに関連して志賀直哉が興味深いことを書いています。 百花文庫「友への手紙」 この本は、志賀直哉の書簡集で、昭和22年に発行されたものです。 通常、作家の書簡集は亡くなったあとに出るのが…

武田麟太郎と島木健作

武田麟太郎への興味から書棚をあさっていたら、この本を見つけました。 筑摩書房 日本文学全集 44 早稲田の古書店に一冊ぽつんとあったのを購入したもの。 買ってすぐ島木さんだけ読み、そのまま書棚にしまい込んでいた。 なんだ、島木さんと武田さんがひと…

好きな本のシリーズ

気に入った本 ( シリーズ ) があると揃えたくなるのも、本好きには多いでしょう。 私が収集したくなるシリーズの条件は、手触り、読みやすさです。 読みやすさは、好みの字体、好きな行間、天・地・のど・小口の余白具合、本のしなり具合などが必要。 手触り…

百年文庫

百年文庫というシリーズをご存知でしょうか。 2011年にシリーズが完結したポプラ社の商品です。100冊あります。 www.poplar.co.jp 一冊に一字、漢字が表され、その字にちなんだ短篇が三作収録されています。 100冊を読んだら300人の作家を知ることが出来ると…

読書の状況

昨日修理した本の、ページ落ち、治りました。 ちょっとばかり、ツレましたが、初めてなのでこのくらいは良しでしょう。 のどの部分もキチっと固まっています。 これで「歯車」と「ある阿呆の一生」が読める。 「歯車」は、筑摩現代文学大系の全集で読んでい…

本の修理をしました

Amazonから届いたもの ハケのセットと糊です。 古書の中には、読もうと思ったらぐずぐずになってしまうものもあります。 そんなのの修理を自分でしようと思い立ちました。 本の修理をしてくださる店はあるけれど、このくらいのことなら自分で出来るかもと。 …

トーマス・ハーディ 著『見知らぬ三人の男』の翻訳について

トーマス・ハーディ 著『見知らぬ三人の男』を読了。 ハーディ短篇集「月下の惨劇」より 前回のハーディ短篇集は、河野一郎さんの訳で読みました。 この本の翻訳は森村 豊さんという方で、河野さんより20年以上古い翻訳です。 ※ 1994年刊行 ( 初版は1935年S1…

北村 薫 著『秋の花』

北村 薫 著『秋の花』を読了。 いやぁ、傑作。 本当に面白かったです。 今日は一日暇だったので、温いお風呂に浸りながら ( 3時間 ) 読んで読んで読みまくり、 お風呂からあがってから更に読んで読んで、一日で読み終えてしまいました。 「円紫さんと私」シ…

北村 薫 著『夜の蝉』

北村 薫 著『夜の蝉』を読了。 ※ 写真はメルカリで安く手に入れた本で、4冊中、この本だけがしわしわでした。 「円紫さんと私」シリーズに第2弾。 大学生の「私」の話が3編、収録されています。 まず本のお話をする前に、気になっていたこの案件から⤵ 【円紫…

「植村家の庭園」という本

ずっと探していた『植村家の庭園』が手に入りました。 世田谷の「桜丘すみれば庭園」の敷地の所有者だったご家族が出した本です。 自費出版の本なので、なかなか手に入らなかった。 中身は かつて植村家の所有だった頃の庭園の写真が主で、 造園当時の写真や…

植村傳助さんから

桜丘すみれば自然公園に関連して、植村傳助さんのことを調べてみました。 植村傳助さんは、世田谷区桜丘にある「桜丘すみれば自然公園」の敷地の所有者だった人。 お父さんの家督を相続し「傳」を襲名、大正時代に羅紗商として成功された方です。 シュウウエ…

ハーディ著『テス』の上巻を読んで・・・

トーマス・ハーディの『テス』を、岩波文庫版 ( 井上宗次・石田英二 共訳 ) で読んでいます。 この版は、今最も手に入りやすいといえるもので、1960年発行です。 今 、上巻を読み終えたところですが、 下巻を待たずして感想文を書きたくなったのは、沸き上が…

東洋文庫ミュージアム

東洋文庫ミュージアムというのがあるのを知り、行ってみたくなりました。 招待券をゲット! 最寄駅は駒込。 駒込といえば六義園も気になりますケド。。 両方はムリなので、今日は東洋文庫ミュージアムだけにしよう。 六義園のあるブロックを通り越して、、、…

一生分

文字通り『本の山』 早稲田の古本屋「三幸書房」の若旦那 拓 (仮名) ちゃんが、ご厚意で届けてくれました。 宅配でいいって言ったんですが、それだと凄く高いからって。 m(__)m 「これ、読むの一生かかりそう」と言ったら、そんなことはないだろうとMOURI。 …

本の整理

週末に、筑摩現代文学大系が届くので、本の整理をします。 出るわ、出るわ。 もちろんコレは、ほんの一部です。 本棚の一番いい場所を占めていたのは、テアトロの巻末に付いている戯曲の切り抜きだったり、映画や芝居のパンフレットでした。 MOURIは、蔵書に…

旧朝倉家住宅の庭

寝ても覚めても、朝倉さんち(家)が忘れられなくて… やっぱり庭の方も記しておこう。 朝倉家の庭園の特徴は、崖のような急勾配をうまく使っていること。この写真だと平らに見える所までしか敷地がないように見えるでしょ? ところがどっこい! 石段を下れば、…

古書の軽さ

出先で本を読んでいて、ふと感じことがあります。 古書って軽くて持ちやすいと。 どうしてだろう・・・ 長い間に紙の水分が抜けたとか。。。ははっ、そんなことはないか。。。。 感覚的なものかどうか、計ってみました。 現在の本。333gもある。 昭和28年刊…