Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

ドラマ『プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス』

 

ドラマ『プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス』をFODの配信で鑑賞。

《訳あり》とは前科者のこと。

過去に犯した罪のために住むところがない人達を受け入れシェアハウスを経営しているのは朝田潤子 ( 石田ゆり子 ) という女性だ。

彼女は、訳ありの6人を二階に住まわせ、一階で定食屋を開いている。

 

 

全5話。

回を追うごとに彼らが犯した罪やおかれた状況がつまびらかになっていく。

その一人、主人公の吉村貴生 ( 星野源 ) は、旅行代理店に勤める軽薄な男。

旅行代理店の客に怒られ、上司に「中身がからっぽ」と見下され、気になっていた女の子が不倫をしていると知り、ショックで飲んだくれたバーで柄の悪い男たちと意気投合し、その男たちのアパートで泥酔状態のまま覚せい剤を打たれたところを警察に踏み込まれ、現行犯逮捕。

留置所で何日か過ごし、アパートに戻ると会社からクビの通告が届き、その夜アパートが火事になり焼け出されるという、ついていない男である。

しかしこの男に同情の余地はない。なんとも嫌なキャラクターなのだから。

 

 

貴生が不動産屋に紹介されたのが、潤子が営むシェアハウス「プラージュ」だった。

プラージュは、古民家を改装し一階が定食屋、二階が六室の居室になっている。

各部屋にドアはなくカーテン一枚があるだけ。

 

トイレ、風呂、流し場は共同。賄いご飯付きで家賃は5万円。



自分のおかれた立場をわかっていない男

貴生は、自分が犯した罪の深さをわかっておらず、

《変な奴に巻き込まれただけで、ついてなかった》と嘆いている。

転職も簡単に出来ると思って意気揚々と就活に臨むが、

麻薬の前科がある者が旅行代理店で雇って貰えるはずもなく不貞腐れる。

 

「運が悪かった」と嘆く貴生に、同居人の痛烈な小言が飛ぶ。

そのシーンがコチラ⤵

潤子 おかえり、どうだった?

貴生 面接はうまくいったんですけど、前の会社の上司が余計なこと告げ口したみたいで。

潤子 余計なことって、事件のこと?

貴生 事件って。やめてくれます? 潤子さんまでそういう言い方。

   そもそも事件って言う程のことじゃないんで。

貴生 自分からやろうと思ったことじゃないのに。巻き込まれただけなんすよ。

   なんで俺だけこんな目に遭わなきゃいけないんだ。

潤子 それはアナタが罪を犯したからでしょ?

貴生 なんなんですか。あんたにオレの何がわかるっていうんですか。

 

野口彰(眞島秀和)みっともないなぁ。潤子さんに当たるなよ。

野口 一回だけですんだのは、たまたま捕まったからだろう。

   ヘタすりゃ、どハマりして、依存症になって、最後は廃人になる。

   あんたが手出したのはそういう代物なんだよ。

なんて嫌な顔なんだ。

 

こんな貴生が回を追うごとに周囲の人々の痛みを理解していくようになり、

自分が犯した罪とも向き合えるようになるというお話。

 

個人的には、仲里依紗が演じる小池美羽の生い立ちが壮絶すぎて辛かった。

極悪非道な人間たちとの描写もショッキングで、これは地上波では出来ないだろうなと思った。

 

 

 

一度闇に堕ちた人間が社会復帰をするのは並大抵なことではなく、世間の目は彼らに冷たい。

想像はしていたが、これほどだとはということが理解できる内容だった。

 

 

《犯罪者の社会復帰》について、また違う切り口で秀作だったドラマに『生きてふたたび』がある。

こちらはもう少し大人のドラマだったような気もするが、そのお話はまた別の機会に。

 

 

 

 

 

本日の昼ごはん

半田そうめんをつめたくツルツルと

 

 

 

本日の夜ごはん

私が買ってきた焼き鶏と、MOURI が買ってきたイワシと合体

時間をかけて味付をした料理のなんと少ないこと。

ホイの日です。

おからも、黒豆も出来合い。

 

いわしは塩振り過ぎてしょっぱかった  (;´Д`)