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garadanikki

日々のことつれづれ 駄目駄目さんのガラクタ日記

じゃいあん の話

 

ワタシが「じゃいあん」と呼んでいる苛めっ子の話です。

少し長くなりますが。。。

 

初めてその子に会ったのは、今から3年前

           2012年07月06日撮影

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尻尾がちぎれて血を出していました。

根っからの野良気質で、少しでも近づくと逃げる体制をとる子でした。

事故にでもあったのか、でも何もしてやれずに心が痛みました。

 

次の日、

猫同士の喧嘩に遭遇。

相手はこの猫と、少し若い感じの猫でした。

喧嘩というよりも一方的に、尻尾の子が苛めているように見えました。

 

「あんたの名、じゃいあんに決定」

 

                        2012年07月09日撮影

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悪そうな目つきでしょう?

 

その後知り合いになった にゃんこ先生から、じゃいあんの生い立ちを聞きました。

 

じゃいあんは、このBlogでもよく紹介するハイシマじーの最後の子なんだそうです。

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ハイシマじー

 

ハイシマじーとアネゴ夫婦の子供には、これまたよく登場する あかちーという子がいますが、

じゃいあんは、あかちーの半年あとに生れた弟なんだそうです。

 

 

4年ほど前、この界隈に猫の愛護団体が多く活動していました。

野良猫を捕獲し去勢・避妊手術する運動が盛んにおこなわれていましたが、その中のある団体のやり方は、かなり強引でちょっと問題になっていました。

 

会の中に成績表のようなシステムがあり、会員が競って捕獲する為、子育て中の母猫までターゲットになってしまいました。

 

ハイシマじーとアネゴ夫婦、生れたばかりの4匹の猫は捕獲されました。

ハイシマじーは去勢、授乳中だったアネゴまで避妊手術をされ、3匹の可愛かった仔猫は里子が決まり、売れ残った じゃいあんと、ハイシマ夫妻だけが戻されました。

それ以来、ハイシマじーたちは人間不信になりました。

 

最愛の仔猫と強引に引き離されたハイシマ夫妻は、残ったじゃいあんを溺愛。

じゃいあんがご飯を食べる時には、両親が周りの猫を蹴散らす。

じゃいあんは偏愛の両親の元で、我儘放題に育ちました。

 

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ある時、流れ者の雄猫--グリグロがご飯を食べていると、

生意気盛りのじゃいあんが、グリグロの尻尾に噛みつきました。しかも背後から。

食事中に尻尾を狙われたグリグロは不敵な顔で振り返りました。

 

次の日、グリグロはじゃいあんに報復。

じゃいあんは尻尾を噛み切られてしまったのです。

ワタシが尻尾から血を流しているじゃいあんを見たのは、その直後ではなく、1年経った頃。

つまり、じゃいあんは1年間、かさぶたになると舐めてしまい、尻尾の傷が治らずにいたのです。

痛みでイライラもしていたんでしょうね。

じゃいあんは手当たり次第、他の猫に食いつき、ひっかき、苛め抜きました。

卑怯なことにいつも背後から。。。

 

「じゃいあん ゆるせぬ」

 

ワタシはじゃいあんがいると、追い掛け回します。

武器はなし、ただ追いかけるのみ。

茂みに入り込み「どうだ、ここには来れないだろう?」という顔をするのを見ても、

どこまでも入って追い込みます。

「えっ、ここまで来るの?」

よほど怖かったんでしょうね。ワタシはじゃいあんの天敵となりました。

ワタシの目的はじゃいあんを苛めることではなく、

ワタシがここにいる間は、他の猫たちは安心して食事が出来ることです。

 

ところがある日、

生れたばかりの仔猫を、じゃいあんが噛み殺すという事件が起こりました。

にゃんこ先生が駈けつけ、瀕死の仔猫を保護したものの、

仔猫は一週間で命を閉じました。

 

「ぶっころしてやろか」

 

あとにも先にも、この一度だけ、殺意というものが芽生えました。

自然界の問題に、人間が介入することはいけないかもしれません。

でも、目の前で面倒を見ている猫たちが傷つき、

のちなみジャイアンにやられ生傷の絶えない状態を見てきて、

ついに死にいたるものまで出た。

 

ワタシはじゃいあんを捕獲することを決意しました。

物騒なと思われるでしょうが、安楽死まで考えました。

信頼する「渋谷ねこのわ」の副会長さんに相談したところ、

去勢することで性格が穏やかになるケースもあると聞き、お世話になることにしました。

野生児じゃいあんの捕獲は難航。奇跡的に捕獲できたじゃいあんは、去勢手術と合わせて、長年治らなかった尻尾の治療もしてもらえることになりました。

 

1か月後。

あんなに乱暴だったじゃいあんが嘘のように大人しくなりました。

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尻尾も綺麗に縫合してもらい、何年来の痛みから解放された様子。

顔つきも穏やかになり。。。

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惜しむらくは「強い男が好き」という恋人のなつに愛想をつかされたこと。

 

傷心のじゃいあんに優しくしてくれるのは、にゃんこ先生だけ。

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でぶちんのだだ甘えにゃんこ、一丁上がり。

 

以前なら、この距離でワタシを見ると、逃げたのに。。。

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どうだい? 食べるかい?

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「どっしょっかな~」って、あら案外かわいいじゃないの。

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ワタシはね、イジワルをしない子には優しいんだ。

さあお食べ。

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この日、初めてじゃいあんの頭をいいこいいこすることが出来ました。

あんたも淋しかったんだね。。。

 

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一番弱虫と、一番の苛めっ子のツーショット

 

右手前がじゃいあん。左奥がぱんにゃ。

どう見ても、ぱんにゃの方が悪そうな顔してる。

弱虫なのは、ぱんにゃの方なんですけどね www