Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

海街diary 1 ~ 蝉時雨のやむ頃

 

海街diary 1 ~ 蝉時雨のやむ頃 を読了。

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あれっ、マンガ いやコミックも読了っていうのかな。。。

かぶとむし日記のBeatle001さんにインスパイアされ、読んでみたくなったのが『海街diary』。
鎌倉の古い家に住む、3人姉妹の生活が丁寧にユニークに描かれている本。(いやコミック)
各章、鎌倉の色々な名所が舞台となっていて、それだけでもストライクゾーンだし、 姉妹の描かれ方が素敵なの。 時に笑えて、時に泣ける感じが「最後から二番目の恋」の長倉家じゃないけど、いいんだなこれが。

昔ながらの愛読者が沢山おられるでしょうし、これからファンになる方もおられるはずだし、
勝手なことも、ネタに触れることもお話してしまうかもしれないが、
どうかひとつ。あしからず。です。

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第一巻のイメージは、扉のイラストで全て語られてます。
さっき “ 3人姉妹の話 ” と言ったけど、正確には “ 4人姉妹 ”の物語。
物語の冒頭。
3姉妹の元に、幼い時に女を作って出て行った父親の訃報が届く。
15年以上も会っていない次女の佳乃はちっとも悲しくない。
三女の千佳に至っては父親の記憶もおぼろ。
看護師の仕事で、葬儀に行かれない長女・幸の言いつけで、佳乃と千佳は葬式に出るために山形に行く。
そこには異母妹にあたるすずと、父親の再々婚相手の家族がいた。
すずの母はすでに亡く、すずは父親と義母、異母弟たちと暮らしていた。
やっとのことで葬儀に間に合った長女は、すずと義母の家族たちの様子をみて全てを察する。
幸は健気なすずの様子を見て「鎌倉で一緒に暮らそう」と誘う。
こうして鎌倉の家で、4姉妹の共同生活が始まる。

このコミックでオシャレだなあと思ったのは、
三女・千佳の髪型が、認知する間もなく10ページもしない内にチェンジアップするの。

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笑った。笑った。
ドラマの中に、生きた人間が垣間見れた瞬間がゾクゾクするほど好きなんだけど、
このコミックの凄いのは、第一章が始まる前から、三女・千佳が息をしていているの。
例えばこの髪型。
彼女がアフロヘアにしたのは、今 付き合っている(?)店長さんの影響だということは、後になって分かることだけど、作者は、店長を登場させる前に、千佳をアフロにしちゃってるんです。

 長女の幸が、徹夜明けで駈けつけた葬儀の帰路、電車の中で爆睡をして寝言を言うシーンも凄い。

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  幸 「アシクロビル静注! アライさん! 早くして!」
 佳乃「なんだ寝言か」
 千佳「夢ン中でも仕事してるよ…」
 幸 「ライン確保! アライさん! なにぼさっとしてんの!」
 佳乃「…救急救命室だね コリャ」
 千佳「アライてナースは使えんヤツらしいね…」

アライさんってナースは、もちろん登場してこないワケですが、
このシーンだけで、幸の生活が十分垣間見られるじゃない。

 海街diaryは最近、第5巻が発刊されたそうで、映画化の話もあるらしい。
ううん、実写は誰がやるのかな。
。。。ワタシのイメージ、千佳はねえ、市川実日子さん。

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ドラマ『すいか』の時の彼女が可愛くて。

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そうか。。10年前の、あのすいかの3人だったら、そのまま合うかもしれないなあ。

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佳乃役…ともさかりえ、幸役…小林聡美、千佳役…市川実日子

市川実日子

市川実日子とは編集