昨日の、ヤフオクで落札したという箱の中身はコレでございます。
「どこかで見たことがある」という方もいらっしゃるはず。
左様でございます。
お料理の大家、「めざせ野菜1日350g! ちまこ通信」のちまこさんが愛用されている、
あの盛鉢なのです。
ちまこさんは、この盛鉢を上手に使って、美味しそうなご馳走をさらに美味しそうに盛られています。
「梅セロリうどん」や「帆立うどん」といった麺の丼ぶりとしても使用していましたっけ。
なるほど、思ったよりも高さがあるから、汁物にも使えるんだ。
これで食べるチキンラーメンはさぞかしウマかろう
藍色のぶどう柄が、魚は勿論、様々な食彩に合うんです。
でも主役は食べ物でしょう? 器が目立ってはいけない。
その点この盛鉢は、大柄な柄なのにキチンと脇役にまわって、食べ物を盛り立てる。
そして、こういう六角形の器って、ありそうでなかなかない。
ずっと探してました、こういう器
憧れ嵩じて「いいですねぇ、こういった感じのを探してるの。でも、なかなか無くって・・」とツイートしちゃいましたらね、親切にもご本人から、どこで購入されたのか返信いただいて。。。
でも、30年も前のものだというので諦めてました。
ところが。。。
たまたまオークションに出品されていたのに、出会ってしまったの。
これはご縁としかいいようがありません。
ひとつ頭がいたいことがある
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ちまこさんのように素敵に使いこなせな~~~い
勢い、落札したものの、その辺を考えていなかった。
この盛鉢に似合う料理は何だろな。
まあいいか。
箱になんか入れておかずに、どんどん使いたおそう。
その内には、これっという食材と盛鉢さんの出会いがきっとあるでしょうから。
第一弾 さば味噌だ
あはは。案の定こんなことからスタートです。
苦しい言い訳しますと、このさば味噌ちょっと違う作り方なんです。
コウケンテツさんのさば味噌。
ベースの味噌には新玉葱が沢山溶け込んでます。
さばの切り目には、すった生姜が入れてあって、
甘い味噌と、すった生姜の風味が絶妙です。
それにこの色目、普通のさば味噌より彩りがクッキリ見えませんか?
ケンテツさんは、さばをグツグツ煮込まないで途中で出しておくんです。
そうすることで、冴えた彩りのさばのまま、というワケです。
これなら「ぶどうさん」にも合いましょう?
※ あっ、この盛鉢名、「ちま鉢さん」か「ぶどうさん」で悩みました。
もう一品は、素揚げの野菜たち
ごぼうは叩いて手でほぐしたものをジャッと揚げました。
塩も何もつけないでも美味しい。
ごぼうの甘味だけで、こんなに甘くて香ばしくなるなんて。おススメです。
これは長芋の素揚げ
先日「牡蠣入レ時」という牡蠣のお店で食べた人気メニューを真似てみました。
皮も向かないのでワイルドな味ですぞ (笑)
何故、野菜の素揚げを作ったかというと、こういう食べ方をしたかった。
さば味噌の味噌をちょっと乗っけてみた。
うーん、想像通り。
茄子に味噌が合うのはわかりきった話ですが、
盛鉢のさば味噌と平皿の素揚げで、ひとつで2度味わえるというヤツです。
コウケンテツさんのさば味噌、レシピはこちら。
多少、まるさんがアレンジしてます。
作りやすい分量 |
さば ( 3枚におろしたもの )・・・1匹分
生姜 ( すりおろす ) ・・・2かけ
新たまねぎ ( 薄切り ) ・・・1/2個
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<A>
味噌、砂糖、みりん・・・各大さじ1と1/2
酒・・・カップ1/2、水・・・1と1/2、生姜 ( 輪切り ) ・・・4~5枚
====================================
味噌・・・大さじ1、醤油・・・大さじ1/2
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<水溶き片栗粉>
片栗粉・・・小さじ1、水・・・小さじ2
作り方 |
1.さばの半身を3等分し、それぞれの皮側に1本切れ込みを入れ、生姜のすりおろしをはさむ。
2.鍋に新玉葱の薄切りを並べ、Aを入れて煮立ったら中火にする。
1.を加え、スプーンで煮汁を回しかけてから落しぶたをし、3~4分煮る。
3.さばをいったん取り出し、ラップをしておく。
鍋に味噌、しょうゆ、( ししとうなど入れる時はここで ) 入れ混ぜ、
とろみがつくまで強火で4~5分煮つめる。
水溶き片栗粉を加え、さばを戻し入れからめ、火をとめ、ふたをして1時間ほどおく。
【ポイント】
新たまねぎの甘さを添えたとこ。
さばをグツグツ煮込まずに、いったん出して煮汁を完成させてからさばを戻すというやり方、こうするとさばの青が濁った色にならないから綺麗。
1時間置くというのも目から鱗の方法です。