Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

塗香

塗香をご存知ですか?

塗るお香と書いて「ずこう」と読みます。

お寺さんに行くと御本堂や、僧衣からぷーんと漂ってくる香り、あれが塗香です。

 

最近までずっと、お線香の香りが染み込んでいるのかと思っていました。

でも僧衣に塗香をつけたり、拭き掃除の際、塗香を溶かした水を使ったりしているのだそうです。

オシャレの為ではありません。お清めと浄化の意味がある。

 

 

小さい時からお線香に親しんで大きくなったのですが、つれあいの家は神道で、

義母も主人 ( MOURI ) も匂いのするもの全般苦手な性質なんです。

MOURI は、香水・アロマは一切ダメ。

お線香も「鼻について何日もとれない」「火事が怖い」という理由であまり良い顔をしないんです。

 

でも好きなんだなあ

箪笥の引き出しに香雅堂の匂い袋をそっと忍ばせるくらいで我慢していました。

ちょっと試してみたくなった

ごく一般的なのが、京都 松栄堂の塗香かな。

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 クセがなく、上品でなかなかいい香りです。

 

今回は焚屋さんの塗香にしてみました。

加賀と能登

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能登は、穏やかで軽い香り、加賀は、華やかで甘い香りだそうです。

 

お店のホームページに説明によると、

能登…香りの深みや奥行を抑え爽やかで穏やかで軽やかに仕上げてあります。香りにクセがないため、初心者から中級者向けです。されげなく使用する状況に向いています。

 

加賀…全体的に角がなくまろやかに仕上げてあり、初級者から上級者まで幅広く対応できる香となっており、和の香りでのリラックスに最適です。能登では、表現できなかった一歩上の香りの奥行と深みを加賀では表現してあります。

女性に人気な桂皮 ( シナモン=八つ橋の香り ) を強調しております

 

実際にきいたら、能登の方が好みでした。

シナモン好きなので加賀の方がいいかなと思ったのですが、私にはちょっとくどかった。

良い悪いではなく、加賀百万石の金粉これでもかという世界観 ww

ありま、あんまり良い表現じゃないかな。

でも好みだから。

こればっかりは試してみないとわからない。

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塗香の量は、耳かき一杯、これくらいで良いのだそうです。

一本あれば、随分もちます。

 

身につけるのは能登にして、

加賀の方は、お雑巾につけて拭き掃除に使っていくことにします。

早速、廊下の床と壁の水拭きに使ってみた。

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どうじゃろう。

MOURI が帰ってきて「くっさー」と泣くだろうか。。。。