今年の夏休みは、初めてのフィジー行きです。
フィジーはずっと行きたかったんですが、往復とも週に1~2便しかなくなかなか実現しませんでした。
一週間以上休みが取れればいいんですが、そうも行かず。。。
出発 ⇒ 7月18日 (水) 帰国 ⇒ 7月23日 ( 月 ) の5泊6日です。
初日と最終日は移動に移動に取られるので中4日しか遊べません。
18日
ところが。。。。
成田を19時に飛び立つ予定だったが、飛行機に搭乗してもなかな飛び立たない。
どうしたエアーパシフィック。
なんだかんだ1時間も遅れやっと離陸をしたので、さあ寝ようかとウトウトしてたら、英語のアナウンス。
「ええっ? 何よそれ」
私の声で、寝ていたMOURI が起きました。
「どした?」
「なんかさ、飛行機の調子が悪いから成田に戻る、、、みたいなこと言ってるよ」
英語、全く喋れませんが、この時どうして機長の英語のアナウンスの意味が分かったのか、
コレ、未だに七不思議なんです。
結局、飛び立ったかと思ったら1時間半くらいでまた成田に引き返すことになりました。
ここまでで4時間ロスですのよ、4時間。
成田に着いて、飛行機の中に押し込まれたまま1時間。
なんかオイルが漏れていたとかいないとか。
「その穴ふさいでるってこと?」
「ねぇねぇ大丈夫なのかな」
乗客全員、まんじりともせず機内で待っておりますと、やっとアナウンス。
( 今度も英語 )
「修理しようと頑張ったけど、ダメだったから今日は飛べない。
明日までに直すから今日は成田で泊ってちょ」
そんなことを言われました。
ええっ~まじ~
そうでなくても短い滞在時間が、更に一日削られるなんて。。。
一日目は、成田のホテルに泊まることになりました。
19日
一夜明けて、、、
朝から何の連絡もなく、ホテルの部屋で電話を待ちますが、
「お腹減ったね」ということでとりあえず朝食を取りにレストランに行きます。
すると
「飛ぶみたいですよ」
昨日一緒だった乗客からの情報で慌てて部屋に戻り身支度を整えます。
9時に再度、飛行機に乗り込みました。
「大丈夫かな、オイル漏れした飛行機でしょ? これ。」
こんな怖いフライトは初めてです。
情報不足の上、案内は全て英語だし、クルーの対応は凄くテキトーなんだもの。
こうなったらもう祈るしかない。
飛行機は何とか 8時間かけてナンディー空港に到着しました。
もう外は、真っ暗です。
空港から乗り合いワゴンに放り込まれて暗い道をホテルに届けられます。
こうして2日目も夜まで移動に取られてしまったワケでした。
フィジー滞在は実質残り3日となりました。
20日
真っ暗な中だったので、外の景色は分からなかったけど、、、
外に出たらピンクの可愛いコテージでした。
これも昨日は真っ暗で見えなかった玄関。
そうです、私たちが泊ることになったのは「シェラトン・フィジー」です。
南国のホテルって開放的な造りですね。
グァムもサイパンもそうだったけど、一階のロビーが玄関も、海に続くこの先もガラス一枚ない。
吹き抜けになっているんです。
こういう造りを見ると、ああ南の島に来たなと嬉しい。
メインダイニングも、壁ひとつない。
簡単な柵の向うはすぐプール。
ああ、南の島に来たのね、やっと来たのね、
あらまあブーゲンビリアが綺麗。ヤシの木高~い。
浮かれております。にひひと笑っておりまする。
南の島に来ると、私達は何もしません。
バナナボートにも乗らないし、ビーチバレーなんてもってのほか。
ただただ本を読んだり、ビールを飲んだりして、寝っ転がってぼーっとする。
私たちと一緒の便で来た人たちは、早々にオプションでどこやらの島に出かけていきました。
でも私たちは、ひたすら ぼーーーっ
そうこうする内にサンセット
ヤシの木と夕日って、どうしてこう合うんだろう。
昨日は、アクシデント続きでよく寝られなかったので眠くてしかたない。
ホテルのご飯は、それはそれは美味しかったです。
でも眠くてしたかないから、早寝することに。
コテージの窓からは、陽気なタヒチアンダンスの音楽が大音量で聞えてきます。
でももう夢の中。。。
21日
本日の朝食は、コテージのベランダで食べることにしました。
海を見ながら、自然の風にふかれて食べるイングリッシュマフィンは最高。
ここのお料理、凄く美味しいです。
今日は、ナンディーの街に行ってみることにします。
タクシーに乗って30分程、一番賑わっている通りといってもこんな感じ。
ナンディーはインド料理のお店が凄く多いですね、じゃカレーでも食べますか。
市場も今日はお休みだし、スーパーに寄ってみましたが野菜はくずしか残っておらず、
そうか土曜日の午後はこんな感じなのか。
見るところもないので、ホテルに戻ってきました。
22日
これならやっぱりビーチでぼーーーっがいいみたい。
何をしてるかって?
餌付けです。
フィジーの人は、とても穏やかで明るくて、のんびりした感じです。
ホテル内で会うスタッフも、走ったりしません。
ゆっくり歩いて、目が合うとニッコリ笑って「BURA~」
フィジー時間が流れます。
こういうのんびりした休暇っていいね。
ニコニコしてしまう。
どうしてだろうね。
何もしなくても楽しいのって。
ビーチで寝っころがってると、「ボート乗らない?」とかって話しかけてくる人が沢山います。
そういう売り込みはMOURI に任せて、私はウトウト。
このホテルは日本人が少ないように思います。
一緒に着いた人たちは違う島に渡ってしまったようだし、
ホテルでずっとのんびりしているのは日本人以外のアジア人やオセアニア系の人ばかり。
あっちの方にいるのは白人さんのグループみたい。
ピンクの建物って南の島に似合うわねぇ。
ハワイにもあったな、❤ピンクパレス
見てるだけで癒されます。
ホテル内には、いくつかレストランがあって、Barも結構賑わっていましたが、
どこも最高に美味しい料理を提供してくれました。
残念ながら料理の写真は一枚も撮りませんでしたけど、メインダイニングで食べた
タンドリーチキンは美味しかったなぁ。
日本に帰ったら、真似して作ってみたいです。
多分、カレー粉をヨーグルトに入れて鶏肉に塗り塗りすればいいんじゃない?
楽しみ❤
フィジーの通過は、フィジードル。
アメリカのドルの半分くらいのレートです。
だから、高級感あふれるホテル内の食事代や飲み代がビックリするほど安いんです。
お隣のニュージーランドやオーストラリアよりも安いのが嬉しい。
23日
ああ、今日で夏休みも終わり。
折角のフィジーの旅も、最終日は早飛行機に詰め込まれるだけです。
ホテルからワゴン車に押し込まれて ( 行より景色が見える分、幸せです ) ナンディー空港に向かいます。
搭乗1時間前になりましたが、搭乗手続きが始まりません。
「どうしたんだろうね、またオイル漏れ?」
悪い冗談はこのくらいにして、煙草を吸いながら時間を潰します。
出発の時間10分前。
おやおや? あの団体は飛行機のパイロットとスッチーではないか?
日本行きの便の客室乗務員は皆、フィジーの人みたいです。
搭乗手続きが始まらなかったのは、、、なに待ちかと思ったら、この人たち待ちだったんだ。
信じられませんよ。日本人は。
お客さんが一時間前に待っているのに、現地乗務員が待たせるとは、、、、
これもフィジー時間なんでしょうか。
乗務員の人たち、にっこにこしながら、悪びれる様子も、恐縮するでもなく、BURA~といいそな笑顔を振りまいて、飛行機に入っていきました。
乗客の私たちが飛行機に搭乗できたのは、それから30分後のことでした。
やれやれ www