Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

四国旅17 松山・道後温泉で鯛めし

 

念願の道後温泉にやってきました。

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街中には坊ちゃん列車なるものが走っています。

道後温泉は夏目漱石の坊ちゃんでも全国的に知られるようになり、

私などは「松山・道後温泉といえば夏目漱石」と一番に浮かびます。

でも地元の人にとっては、漱石より正岡子規でしょう。

漱石の方が目立ってしまってるようで皮肉なものです。

 

夢に見た道後温泉の座敷

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温泉からあがったお客さんが浴衣を着て、くつろいでいる。

 

木戸銭を払い、、、、「えっ入らないの?」

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「いいんじゃないか? 風呂は」

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がーーーーん。

MOURI は風呂好きですから、絶対に入浴すると思っていた。

でも忘れてました、彼が草津温泉で生まれたことを。

彼曰く、

草津の人間は、お金を払って温泉施設を利用することに抵抗がある。

 

 

草津の湯につかり、人生の1/3 過ごした彼にとって、

温泉施設に執着はないのです。とほほ。

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「それより、砥部焼の店ないかな」

ふうん《それより》と言われちゃ仕方ない。

ホテルのロビーに飾ってあった砥部焼を見て、欲しいと思ったのは事実です。

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たぶん、商店街に砥部焼の店あると思います。

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左に酔古堂さん、右に寿美屋さんと2軒の砥部焼屋さんがありました。

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いずれも撮影不可だったので、道後温泉商店街のサイトさんからお借りしました。

 

両方のお店は、それぞれ個性があって同じようなものはない。

あっちのお店で見て、こっちで見て、また戻りしながら求めたのは、、、、

酔古堂さんでは

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砥部焼の急須

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寿水屋さんでは

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豆皿

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両方ともとても気に入っています。

 

さて、そろそろお昼ご飯にしますか。

昨晩飲んだ仕上げに食べようと思いながら止めた「鯛めし」をここで食すことに。

鯛めしは、宇和島の名物なんだそうです。

道後温泉の商店街には、丸水というお店と、かどやというお店がありました。

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かどやに入ってみます。

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店内はまだお客さんがまばら。

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鯛めしの他に、宇和島さつまめし、宇和島づくしさつまめし

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そして

宇和島づくし鯛めし膳があります。

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他にはしらす丼とか、おつをのタタキとか、色々あるけれど、

やっぱりここは《鯛めし》でしょう。

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待つこと10分ほどで配膳されました。じゃじゃん。

宇和島づくし鯛めし膳

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「づくし」には、箱に入った三品がついている。

左から、ふくめん・じゃこ天・フカの湯ざらし。

いづれも宇和島の郷土料理だそうです。

 

ふくめんというのは、細切りにしたこんにゃくを甘辛く煮て、

その上に紅白の鯛そぼろ、ねぎ、ミカンの皮を彩りよく敷き詰めた料理なんですって。

名前の由来は、下が見えないように覆い隠すことから「覆面」や「含め煮」がなまったものと言われてるんだそうです。

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そぼろって、でんぶのことでしょう?

今まででんぶって美味しいとあまり思わなかったです。

でも、こんにゃくの甘辛煮に鯛そぼろ ( でんぶ ) が、

こんなに合うとは思わなかった。

鯛そぼろはこういう組み合わせで食べるものなんですな。

 

じゃこ天は、東京でも食べたことがあります。

ザクっとした食感で、とても美味しくて感動しました。

お土産もあったけれど、これから先も旅なので諦めました。

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フカの湯ざらし

ふか ( サメ ) の切り身の湯ざらしは、宇和島地方で、昔から冠婚葬祭の場で

酒の肴として欠かせない料理だそうです。

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辛子味噌にたんぱくなふかの切り身がとっても美味しい。

涼し気な、夏むきの酒の肴ですかね。

 

さて。

鯛めしは初めて食べる料理です。

テーブルに「鯛めしの食べ方」が記されたカードがありました。

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なになに?

① 卵の入っただし汁をまぜる。

② だし汁の中に鯛の身と海藻、しその葉を入れてかるく混ぜる。

③ あったかしごはんをお茶碗に盛る。

④ ごはんの上に鯛、海藻などをのせ、だし汁を好みの量かける。

 

なるほどなるほど。

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こういうことね。

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美味しいじゃないの。

鯛って、わりかし淡泊な味だから、

どっちかっていうと他の白身魚の刺身の方が好きなんです。

でも、卵を溶いただし汁にひたして食べるというのは、

甘味も足されていい方法。

よく考えられた調理法だと思いました。

 

今回は、宇和島には寄れないけど、

ここで宇和島の郷土料理を食べられて良かった。

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かどや 道後店
〒:愛媛県松山市道後湯之町20-24
TEL:089-931-5400
定休日:無休
営業時間:ランチ11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
ディナー17:00~22:00(ラストオーダー21:30)

 

 

因みに、入らなかった丸水さんの方は、 

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鯛めしが、天然鯛 ( 2,100円 ) と養殖鯛 ( 1,600円 ) と二通りありました。

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丸水さんの天然鯛、試してみたかったかも。。。

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丸水さんの宇和島セットも、同じくふくめん・ふか・じゃこ天でした。

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ふくめんは、紅白の鯛そぼろだけでなく、みかんの皮とネギを綺麗に四等分敷き詰めたものみたい。

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みかんの皮とねぎを入れて四等分か、これもいいなぁ。

機会があれば、今度は丸水さんの鯛めしも食べてみたいです。



丸水(がんすい) 道後店
〒:愛媛県松山市道後湯之町13-10
TEL:089-968-1861
定休日:不定休
営業時間:昼11:00~15:00
夜17:00~22:00