松山を出発して、本日は尾道まで行こうと、これは早くから決めていました。
本日の宿は尾道。
大林監督の映画でも見た尾道の風景と、志賀直哉が住んでいた坂の上の家と、
今治ラーメンと、、、楽しみがたくさんある。
途中のしまなみ海道の景色の楽しみのひとつです。
だけど、瀬戸内海を渡る前にもう一か所寄りたいところがある。
今治タオルの本店です。
松山で給油をした時に、今治タオルのことを思い出して
ガソリンスタンドのご主人に、どこに行けば買えるかを聞いてみました。
ご主人はイオンとかにも大きなショップにもあるけれど、
「もしよかったら コレ」と冊子を下さいました。
「すみませんねぇ、自分用なのでボロボロですけど、こんなんで よかったら」
「いいんですか? ありがとうございます」
「しまなみ海道に乗るのに、そんな遠回りではないですよ。
倉庫みたいなところなんですけどね、本店ですから種類も豊富です」
いいことを教わった、ありがとうございます。
最後にご主人。
「今治タオルは、のけぞるほど高いから買う時勇気がいりますけどねぇ、
でも長持ちしますから」
おっしゃる通り。
我が家もジム通いでタオルを酷使するので、長持ちタオルが欠かせません。
以前、通販で今治タオルを買って使って、長持ち加減と肌触りに魅了されました。
ジムで使う細身のスポーツタオルにはMOURI なりの条件があるんですと。
シャワーの後、腰に巻くのに丁度よい長さと丈の物は、割と少ないんだそうです。
本店なら、そういうのもあるんじゃない? 楽しみだね。
あったあった、ここだね。
お店っぽくないけれど、今治タオルと書いているから間違いない。
店内にはハンカチ、バスタオル、色々並んでいます。
そうそう。
こういうシンプルなのがなかなかないんです。
実はここに来る前に、イオンだったかそういう大規模ショップに寄ったんですが、
お花柄だったり、キャラクターがついてたり、ひとつ模様が多いの。
大型スーパーやショップでは、無地よりそういう方が売れるんでしょう。
でも我が家は無地一辺倒。
すごっ 白いバスタオルだけでもこんなに種類がある。
これ全部、厚さや肌触りが違うんです。
ホテル仕様みたいなやつ。
もちろんお値段は、びっくりする程高い。
買うのにエイヤッと勇気がいる。
ガソリンスタンドのご主人の話を思い出して笑ってしまいました。
私は「エイヤッ」の勇気がいまひとつ絞り出せなかったのでバスタオルは断念。
ハンカチを6枚ほど買いました。
MOURI はスポーツタオルを4枚ほど、買い足した。
いい買い物ができました。
さて、陽が沈まない内にしまなみ海道を渡りましょう。
しまなみ海道は、私なんかが中学の修学旅行の時にはありませんでした。
テレビで四国と本土が橋でつながったというニュースを見たのは、何十年前だろう。
凄いことです。
島を点々をつないでしまうんだから。
《島を点々とつなぐ》 だから、しまなみ海道は色んな表情があります。
山が見えてきて、トンネルがあったり。。。
吊り橋を渡ったり。。。
途中に車を寄せて ( 停車して ) 眺められるようなスポットがあったらいいのに。
じゃないと運転手は、脇目もふれずに走ることしか出来ない。
普段は、お願いしなければカメラを構えないMOURI ですが、
ここだけは積極的に撮影をしてくれました。
橋の欄干がもう少し低いと写真が生えるんでしょうが、危ないものねぇ。
人にも、わき見運転の為にも。
因島にでも途中下車してみようかと言っていたんですが、SAで素敵なスポットがありました。
多々羅大橋 ( 上り ) SA
綺麗な眺めですなぁ。
瀬戸内の島々がポカリポカリと見渡せて。
びよーーん
島の奥に海、その奥に島が重なる風景って、考えてみたらそう多くはない。
しかもこの絶景。
やはり瀬戸内海でしか見られない景色でしょう。
うーーーむ、ずっとこうして眺めていたい。
・・・・。
でも、ビールが私を待っている。
景色を愛でるのもこのくらいにして、尾道へと急ぎましょう。