Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

うどん さぬきや

ずっと気になっていたお店に、今日こそはと思って来ました。

f:id:garadanikki:20190812131959j:plain

今年5月に京王井の頭線・永福町駅にある喫茶店が閉店すると聞いて訪れた帰りに見つけたお店。

その日は「地球儀」で最後のスパゲティナポリタンを堪能したので、そのまま帰りましたが。

この⤵「手打ちうどん」という暖簾がどうも気になって ⵈⵈ 。

f:id:garadanikki:20190623190940j:plain

 

 

看板は「定食」「そば」ですが、暖簾には「手打ちうどん」とある。

f:id:garadanikki:20190812132013j:plain

入ってみます。

 

16時20分。

普通なら準備中の時間でしょうが、やっていらっしゃるみたいです。

f:id:garadanikki:20190812131926j:plain

ご店主は、60代後半というところか、寡黙な職人さんみたいな感じ。

 

壁にも定食や、そば、フライの文字が並んでいるが、

ここはやはり うどん でしょう。

f:id:garadanikki:20190812131945j:plain

うどんなら、やっぱりきつねでしょう。

 

待つこと10分くらいで配膳されました。

きつねうどん

f:id:garadanikki:20190812131932j:plain

うおっ、懐かしい味だ!

 

母方系の手打ちうどんと同じ味です。

母は、埼玉県秩父の出身。

秩父というと、蚕と和紙とセメントと夜祭が有名かな。

母が小さい時は、秩父ではお米もあまりとれなくて、うどんを食べて育ったそうです。

どの家でも、女の人は手打ちうどんが打てないと嫁にいけないといわれたらしい。

 

このお店のうどんは、そんな母や祖母の味です。

「さぬきや」という屋号ですから、香川県の製法なんでしょうが、

ビニールに入れた麺を足で踏んで作るのは秩父も同じ。

 

こしのある麺で、切り方もぶっきらぼうな感じが、手作り感があっていい。

出汁は関西の、それはおいしいおいしい薄味で、

お揚げさんも、甘すぎず、でもキッチリ出汁のきいたシミシミのやつ。

f:id:garadanikki:20190812131938j:plain

東京には沢山の、さぬきうどんの名店がありますが、

私はこういうおうどんが一番好き。

ここだけでしか食べられないような、

おばあちゃんの家で食べているようなぬくもりを感じました。

 

きつねうどんにして大正解。

美味しかったです。癖になりそうです。また来ます!

f:id:garadanikki:20190812131953j:plain

うどん さぬきや
〒:杉並区和泉1丁目12-7
TEL:03-3328-0345
定休日:不明
営業時間:不明