しばらく更新が出来なくていましたが、
実は、親しい方が亡くなりバタバタしていました。
このブログでも何回かお話していた、毎年元旦にお招きしていた恒吉さんです。
恒吉ご夫妻とは40年来の付き合いで、お芝居を見に行ったり、旅行に行ったり、
桜の頃には恒吉さん宅で恒例の観桜会に招いてもらい、ずっと仲良くさせていただいていました。
料理上手のマダムはとても朗らかな方で、ふたりの周りにはいつもお友達が集まり、
笑いの絶えない家庭でした。
7年前マダムが他界された時、恒吉さんの悲しみはそれはそれは大変なものでしたが、
マダムは亡くなる前、こう言ったそうです。
「大丈夫、大丈夫、友達いっぱい。みんな助けてくれるから」
マダムのいう通り、それからも恒吉さんの周りには友達が集まって、
みんなと映画、芝居、コンサートと精力的に過ごされるうち、なんとか笑顔を取り戻されました。
年も押し迫り、我が家でも「そろそろ元旦のお誘いを」と電話をしたのですが、
珍しく連絡取れず、ちょっと心配しはじめていたところに、甥っ子さんから訃報の知らせが。
大腸がんから肺や胃に転移をして、それでも3月くらいまではと言われていて、
2月には舞台の出演も決まっていたのに、急変されたとの由。
あまりに突然のことに、MOURI も私も茫然としています。
今日、最後のお別れに行ってきました。
車で花小金井の先の葬儀場に行ったのですが、往路で不思議なことがありました。
葬儀場の住所をナビに入れ走り出したところ、どんどん幹線道路をはずれていくのです。
なんだなんだ?
不思議に思いながらナビ任せにしていると、恒吉さんのお宅のすぐ近くを通るのです。
毎年、観桜会に行くときに通る道でした。
「恒吉さんに、ここ通って来てと言われたみたいだね」とMOURI
恒吉さんはこの桜並木が見たかったのかな。
今頃、大好きなマダムと会えて、ニコニコしているかな。
「やっぱりお前の大連餃子は旨いなあ」って、マダムの手料理に舌鼓打ってるかしら。
恒吉さん、マダム、ほんとうにありがとうございました。
本日の朝・昼・夜ごはん