Garadanikki

日々のことつれづれ Marcoのがらくた日記

吉屋さんの小説と旧宅

 

そういえば、私は吉屋さんの小説を読んだことがない。

鎌倉によく行くのに吉屋記念館も素通りしていた。

勝手にややこしい小説を書く人なのかと思い込み、食わず嫌いだったことを悔いている。

今回『私の見た人』を読んで、しっかりした意思の持ち主でありながら、人を見る目は優しく柔軟な印象を受けたので、代表作をひとつ読んでみようかと思っている。

さて何がいいか知らん・・・

 

 

鎌倉にお住まいだっただけあり、鎌倉文士とも交流があった。

久米正雄さんとは奥様も含めて顔見知りで、川端康成さんとはご近所で亡くなられた時に深く落ち込んだ。門に立つ石碑の字は同じ鎌倉文士だった里見弴の手によるもの、というのでぜひ見に行きたい。

www7b.biglobe.ne.jp

吉屋信子記念館
〒:鎌倉市長谷1-3-6
TEL:0467-23-3000
開館日:5・6・10・11月の毎週土曜日及び日曜日
4月29日~5月4日のGW期間中
6・10・11月の1日~3日
開館時間:10:00~15:45

 

『私の見た人』に書かれている久米さんのことで面白いことを知った。

久米正雄は、夏目漱石の長女への失恋事件が新聞に大きく報じられ ( 久米さん自身のチクりw ) 、その後その恋愛事件を『破船』という小説にした人だが、「当時の青年たちは失恋に《クメル》の隠語を用いた」と、吉屋さんは書いている。

それほど当時はセンセーショナルな話題だったのだろう。

 

 

 

本日の昼ごはん

鶏そば

 

 

本日の夜ごはん

鍋です、またまた骨付き鶏の鍋

鍋が出来るまで、三品盛りで乾杯

左はブラウンマッシュルームを炒めて粒マスタードで和えたもの。

 

鍋 まだかなまだかな

後から入れる野菜一式は、MOU側に置いてある。

鍋奉行はMOURI なので、私はお口をあけてまっているだけ。

具はいたってシンプル。

骨付き鶏、白菜、長ねぎ、えのき、ごぼう。

シイタケは、出汁をとった残りのどんこです