昭和30年代の“講談社の絵本”を、よく見かけるようになりました。
懐かしみを感じる人が多く需要が広がってきたのか、かなりの高値がついてます。
「ぶんぶくちゃがま」というと、この絵を思い出すし、私の「ちびくろさんぼ」は、この子です。
これらの本を見ると、今でもその当時の風景が思い出されるから不思議です。
古書の価値は、究極の個人的価値観の相違。
なので私が《講談社の絵本が高い》と決めつけるのは違いますわね。
私だって、高い値段でも買うことあります。
でも、何故か古い絵本や人形を買う気になりません。
自分が使った絵本や人形には、傷や破れと共に自身の思い出が詰まっていますが、
市場の古い絵本や人形は別物だからです。
引越しが多い家だったので、その都度、物が整理されていき。。。
講談社の絵本は、当時刊行された殆ど持っていたのに、16歳の引越しで全て失いました。
引越しの10日前、母から「持っていく本と、処分する本を分けなさい」と言われ、
頭から湯気が出るほど考えて 考えて 考えて。。。究極の選択をしました。
ところが、新居に届いたのは《処分する》に選んだ本だった。
引越し屋さんが、持っていく箱と捨てる箱を間違えたらしい。
あんなに泣く思いでセレクトしたのに、宝物にするつもりだった本を全部失い、
泣いて脹れて口を効かずに過ごしたのを覚えています。
それ以来、物を大事に遺しておくという行為に、無為を知り、
収集とか大切にしまっておくということはしなくなりました。
最近買った明治・大正・昭和の古書は収集目的ではなく、当時の様子そのまま読みたいからです。
買う際、元所有者の思いの深そうな本は、本能的にスルーしているように思います。
≪コメント欄≫
- 丸の内
- 2013/09/05 12:09 PM
「どんよりくもった日」というお話の入った巻を探していらっしゃると伺って調べてみましたが、現段階で見つかりませんでした。ごめんなさいお役に立てなくて。詳しくは「続きを読む」に書いておきましたので、ご覧くださいませ。
- Marco
- 2013/09/05 7:56 PM
コメントありがとうございました。 これからも、貴方様のブログ、読ませていただきます( ´ ▽ ` )ノ
- 丸の内
- 2013/09/06 8:54 AM
丸の内さん、ようこそです。『どんよりくもった日』というお話が入っている巻を探していらっしゃるとのこと。うう~ん。45年くらい遡って頑張って記憶をたどってみたけれど、わからないなあ。
ごめんなさい、お役に立てなくて。
色々探してみたんですけどね。例えば私がよく利用するヤフオクで20冊くらい売っているので、目次の写真があるものを見てみたのですが、該当はありませんでした。
うりこ姫
クオレ物語
くるみわり人形
日本昔話集
ダメでした。この中にはないみたい。
それじゃあと、古本 海ねこさんのサイトにある、講談社の絵本ゴールド版の詳細をひととおり見てみたけれど、現在在庫がある中には、見当たらない。
ということは以下の34冊の中にあるのかな。
4号、7号桃太郎、9号花さかじいさん、20号、27号おかしの家、28号マッチ売りの少女、29号、33号したきりすずめ、39号おむすびころりん、41号浦島太郎、42号長ぐつをはいたねこ、48号雨姫さま、49号牛若丸、51号s童話画集3、52号、55号金のがちょう×、56号イエスさま、57号イソップ×、61号、62号ねずみの嫁入り、63号みつばちマーヤ、64号ライオンのめがね、66号、67号曽我物語、70号、72号、75号バンビ、77号いなばの白うさぎ、78号アンデルセン童話集2、81号フランダースの犬、82号星の子、84号乗物画集5、86号、103号、108号うりこ姫
りへい書房さんは、質問メールが出来るので、そこで聞いてみるのも手かも知れないし。国立国会図書館には、講談社の絵本のほとんどが収められてるはずだから、そこで調べてみるというのもいいかも知れません。
国立国会図書館サーチ
ちなみに、79号 ニルスの冒険の巻に「あきのあめ」というのがあったけど、titleがこれだったりして…
そんなことはないか。(笑)
とりあえず、色々検索手段を考えてみましたけれど、このあたりから見つかるといいですね。
見つかりますように。お祈りしています。