百年文庫というシリーズをご存知でしょうか。
2011年にシリーズが完結したポプラ社の商品です。100冊あります。
一冊に一字、漢字が表され、その字にちなんだ短篇が三作収録されています。
100冊を読んだら300人の作家を知ることが出来るというのも面白い。
装丁も美しいのでビジュアルに惹かれて買われた方も多いはず。
収録作品は作家の代表作ではなく、殆どがマニアックな作品です。
私の好きな島木健作さんも《癩》《獄》《赤蛙》などいくらでもあるのに《煙》が選ばれている。
それも一興。
ふと手にとった一冊の、馴染の薄い作品から、その作家のファンになるというのも奇縁です。
しかし、この企画。
漢字にあてた三作を選び、作家を被らせることなく百巻そろえるのは、大変だったと思います。
百巻完結した時の関係者の達成感は凄いものだったんじゃないかしら。
編纂の醍醐味はむしろ、読む作業よりワクワクしたりして。
百年文庫が話題になったのはもう随分昔の話で、ファンも多いでしょうが、
流石に全巻揃えて持っている人は少ないかも知れません。
ビビっと来たもの何冊かを手許に置くとか、プレゼントに選ぶ人も多いと聞きます。
例えば、《蕾》《夢》《宿》の3作を入学祝いにするとか。。。
多感な時期にプレゼントされた書物がキッカケで、読書への門戸が広がることもあるでしょうからね。
知らない作家と出会えたり。。。
こんなこと思い出した
中学の思い出
大好きな叔父が結婚をした時、奥さんの嫁入り道具の中に文庫本一式がありました。
親戚からの結婚祝いだったそうです。
旺文社文庫の特製版のセットで、特製の本棚に入っていて50冊はあったでしょう。
その人 ( のちの叔母ちゃん ) は読書好きではなかったようで、書棚の本もまっさらなままでした。
中学の夏休みに伯父ちゃんの家に遊びに行く度に、私が初読みをさせてもらってました。
イメージ ⤵
結婚祝いに旺文社の特製版を本棚ごと貰えるなんて「羨ましいなあ」と、ずっと思ってました。
あんな嫁入り道具 (⋈◍>◡<◍)。✧♡ いいなぁ。と。
本日の朝ごはん
昨日の鍋で作った雑炊❤
翌日の雑炊は、私にとって一番好きな食べ物、
これが食べたくて鍋をするようなものです。
本日の夜ごはん
ひとりめし・・・あじけな・・・